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「1万時間の法則」をご存じですか?実は法則は嘘だという見解もありますが・・・
どんなに初心者であっても、1万時間の鍛錬を積めば、その道のプロフェッショナルになれる!
これが「1万時間の法則」です。
例えば、まったくの未経験者が今日からアフィリエイトに取り組んだとしましょう。
もし1万時間、試行錯誤を繰り返しながら努力を続ければ、少なくともWEB関係には精通し、WEBマーケティングのプロとして成果を上げる事は可能になるのです。
私は、会社員時代に安定した収入と管理職への道を手にしながらも、「本当にこのままでいいのか?」という思いを抱えていました。
そんな折、母の病が私の人生観を変えました。
1万時間の法則をビジネスで応用した私の事例
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2011年の事です、母がすい臓がんと診断され、余命1年を宣告されました。
「私も、たくさんやりたい事があった」
母のこの言葉を聞いたとき、自分の人生を真剣に見つめ直しました。
そして、「一度きりの人生、やりたいことに挑戦しよう」と決意し、会社を退職。退職金500万円を元手にアフィリエイトビジネスに挑戦することにしました。
アフィリエイトを通して実践した一万時間の法則
起業後、最初に取り組んだのはアフィリエイトでしたが、初月の収益はわずか5円。
しかし、この5円が私にとっては「ネットから収益が生まれた!」という大きな衝撃でした。
その後、NLP(神経言語プログラミング)を学び、SEOマーケティングの知識を深めながら、試行錯誤を繰り返しました。
そして、1年半で月商30万円、1年7か月で月商100万円、最終的には最高月商500万円を達成。2015年には法人化する事も出来ました。
この過程で学んだことは、「結果が出るまで挑戦し続けることの大切さ」です。
しかし、Googleのアルゴリズムアップデートにより、SEOだけでは安定した収益を維持するのが難しくなりました。
そこで、SNSマーケティングや広告運用を学び、WEBコンサルティング事業を立ち上げました。
さらに、美容室、飲食店、パーソナルジムなどの集客支援を行う中で、「自分自身で店舗運営をしてみたい」と思うようになりました。
フランチャイズビジネスに一万時間の法則を費やす決意
2022年、新たな事業としてフランチャイズのパン事業を始める決意をしました。
アフィリエイトの経験から培ったWEBマーケティングの知識を活かし、SNSとLINE公式アカウントを活用した集客戦略を実施した結果、2年で2店舗目をオープンし、年商7500万円を達成しました。
「1万時間の法則」はどんな分野にも通じる
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ここまでの話を聞いて、「特別な才能があったからできたんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、私は最初から特別なスキルを持っていたわけではありません。
ただ、「挑戦する勇気」と「諦めずに努力し続ける力」だけは持っていました。
「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ」(高橋歩)
この言葉を私は座右の銘にしていますが、失敗を恐れず挑戦し続けた結果、今の私があります。
あなたは「1万時間」をどう使いますか?
起業を目指している方に伝えたいのは、「始めるのに完璧なタイミングはない」ということです。
不安があっても、まずは一歩を踏み出すこと。その積み重ねが、やがて成功へとつながります。
「失敗することを恐れるより、挑戦しないことを恐れよう」。
私は、アフィリエイトから始まり、WEBマーケティング、実店舗ビジネスへと挑戦し続けてきました。
この経験を通じて得た知識やノウハウを、少しでも多くの人とシェアできたらと思い、今ではnoteやオウンドメディアを構築したりしていますので、少しでも参考になれば幸いです。
1万時間の法則は嘘なの?間違っている?
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私は「一万時間の法則」を信じ、結果を出す事が出来たと思っていますが、一方で「一万時間の法則」に疑問を持つ方もいます。
フロリダ州立大学のアンダース・エリクソン教授は、計画的訓練に関する研究を行いました。
この研究をベースに、マルコム・グラッドウェル氏が「1万時間の法則」を提唱しましたが、エリクソン教授自身は、この解釈に異を唱えています。
「1万時間を費やせば、必ず熟練できる」という単純な考え方は、教授の研究成果を歪めたものだと指摘されています。
成功の鍵は練習の質にある
エリクソン教授の研究では、成功のための魔法の数字は存在しませんでした。
実際、トップレベルの専門家でも、1万時間より少ない時間で熟練する人もいれば、2万時間以上を費やす人もいるのです。
さらに、単なる時間の積み重ねではなく、質の高い練習が重要であることも明らかになりました。
研究によれば、チェスや音楽の分野において、練習がパフォーマンスに与える影響は約3分の1に過ぎず、他の要因も大きく関わっているのです。
「1万時間の法則」をどう捉えるべきか
このように考えると、1万時間を費やすことだけが成功の鍵ではないことが分かります。
では、どうすれば効率的にスキルを身につけられるのでしょうか?
答えは、意識的な学習と実践です。
具体的な目標を設定し、的確なフィードバックを受けながら改善を繰り返すことが、スキル習得の最短ルートとなります。
NLPから学んだ「モデリング」という考え方
ヒントとなる考え方として、NLP(神経言語プログラミング)というアメリカのコミュニケーション心理学の中で教えられた「モデリング」というものがあります。
「モデリング」とは、特定の人物の言動を観察して真似るという考え方があります。
私の場合はアフィリエイトを学んでいた時には、ひたすら成果を出していた人に質問し、本質を理解する事に努めました。
また、フランチャイズ事業のパン屋は成功しているオーナー様とお話させて頂く機会を沢山得るようにしました。
とにかく、成功している人の考え方は?どんな行動を取っているのか?話し方はどうなのか?を真似る事を意識しました。
「1万時間の法則」をご存じですか? まとめ
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これからの時代、成功のためには「ただ時間をかける」のではなく、「どう時間を使うか」を考えることが重要になります。
成功を目指すなら、ただ1万時間を費やすのではなく、目標を持ち、適切な指導やフィードバックを受けながら実践を積み重ねることが重要なのではないかな?と思いました。
いずれにしても、時間をかけた事は決して無駄になりません。
自分自身が望む成果がそのまま直結する事にならないかもしれませんが、例えば忍耐力をつける事であったり、新しい知識や智慧を手に入れる事にもなるでしょう。
無駄だと思うよりも、その貴重な体験を自分自身がどう捉えるのか?の方が大事だと思いますので、是非とも「一万時間の法則」について、あなたなりの解釈を持ち、取り組んでみてはいかがでしょうか?
私の人生を好転させた七福神の教え その3(弁財天の智慧)
一万時間の法則に関係していますので、ご紹介させて下さい。
「得意を見つけて、得意を磨くには」について、まとめていますので、是非こちらもご覧ください。