アフリカ旅行での感染症対策(黄熱病、マラリアなど)
学生以来となる一カ月間のインド、アフリカ旅行まであと一週間となりました。感染症のワクチン接種やオンラインでのビザ取得など、結構面倒くさいことが多くて、めげてしまいそうになりましたが、ほぼなんとか消化できてきました。
アフリカはウガンダから入り、ルワンダ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナなどを経て、南アフリカのケープタウンに向かう予定です。南アフリカなどでは感染症をあまり気にする必要はないと思いますが、最初に入るウガンダはコンゴと並び、感染症のデパートのようなところで、対策が必須となります。
重要度順にいくと、まず何といっても黄熱病ワクチン接種です。これがなければ入国さえできません。一月前に関西の指定医療機関に問い合わせてみたのですが、接種日がかなり限られることから、出発までに間に合うところがありませんでした。とは言え、それがないとビザの申請さえできないので、関東の検疫所にも聞いてみると、接種日が頻繁にあり、すぐに横浜の検疫所で無事予約することができました。横浜検疫所は市内中心部の関内にあり、観光がてらに出掛けるにも良いところだと思います。ちなみに往復ともに片道2500円の夜行バス強行軍で行ってきました。
次に、ビザ申請の要件ではないのですが、罹患する確率も危険性も相当高そうなのがマラリアです。日本で認可されている主な予防薬は二種類あるようで、一つは割と昔からある「メファキン」です。これは薬価は安いのですが、悪夢、幻覚などの副反応がひどく、身体を切断される夢を見るという事例が複数報告されています。一方、新しい「マラロン」は副反応があまりなく、こちら一択にしたいところなのですが、薬価が高く、日毎の服用が必要なので長期旅行の場合は金銭的に多少しんどいというところです。
私は身体を切断される夢など絶対に見たくはないので「マラロン」を
選びました。一般の診療所やトラベルクリニックでは、一錠当たり7~800円程度かかるのですが、公立病院などでの処方では薬価どおりの500円となります。私は京都市立病院感染症科で処方してもらいました。
また、私はヒマラヤトレッキングも好きなので、ついでに高山病治療薬である「ダイアモックス」も10錠、一錠20円で処方してもらいました。さすが小市民の味方、公立病院です。ありがたいです。
マラリアについては、マラロンに対する薬耐性を持つ株が東南アジアやアフリカでも発見されており、服薬だけでは完全には防げません。今回は長くなりましたので、次回では私のマラリア対策などについて、もう少し詳しく書きたいと思います。