【楽曲解説】じょっぴんかれた心解き放て!「Unlock」解説
はい!どうも!
「北海道弁をおもし"ROCK"するシンガーソングライター」T@ka*(タカ)です。
今回は"北海道弁音楽"として作った「Unlock」について解説していきます。
"北海道弁音楽"はこの記事で解説しておりますのでそちらを先にお読み下さい。
◆じょっぴんかれた心解き放て!「Unlock」解説
・北海道弁音楽「Unlock」
この楽曲。
実はけっこう風刺的な歌詞が入っておりますのでそれを表現する為に激しめのロック調の曲となっております。
例えるなら"ONE OK ROCK"さんや"SPYAIR"さんみたいな感じです。
こういう系のバンドが好きな方には是非聴いていただきたい曲です。
・歌詞
それでは歌詞を見ていきましょう。
※今回からわかりやすい様に北海道弁の部分を太字にしてみました。
「Unlock」
自分はこうだと決めつけて
箱の中に閉じ込めて居た
御託並べて鍵をかけて
思考停止の自分バリケード
前ならえの安心感
追い求めた不幸現実
当たり前の色眼鏡
しゃっこい 感覚嫌いで
積み重ねた積木を崩す
罪に思う自分を砕け
コンプレックスに躓いた
自分らしさは紙一重
なまら
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
じょっぴんかれた 心解き放て!
心のフィルター目詰まり気味
押ささった リセットボタン
都合の良いバックアップは
記憶操作の常習犯
濡れ衣は乾かないままで
勘違いのコンフェクション
自己トレースは癖になり
ないものねだりの世の中で
なまら
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
じょっぴんかれた 心解き放て!
なんも と誤魔化した
ピエロ人生に
区切りつけるなら
いつなの?今でしょ??
なまら ダサい
現状プライド
マスク取って
叫べ、声嗄らせ!
なまら
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
じょっぴんかれた 心。。。
なまら
バカになれる自分を持って
マジになれる自分称えて
回り道も後の財産
じょっぴんかれた 心解き放て!
消えたい衝動打ち払って
明日を掴めよ
十人十色のクレヨン持って
明日を描けよ
信じた道を
このような歌詞になっております。
なかなか意味深なワードも入ってるかと思います。
次は標準後ver,の歌詞を見てみましょう。
・歌詞(標準語ver,)
※太字は北海道弁に訳されていた部分です。
自分はこうだと決めつけて
箱の中に閉じ込めて居た
御託並べて鍵をかけて
思考停止の自分バリケード
前ならえの安心感
追い求めた不幸現実
当たり前の色眼鏡
冷たい感覚嫌いで
積み重ねた積木を崩す
罪に思う自分を砕け
コンプレックスに躓いた
自分らしさは紙一重
すげー
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
鍵をかけた心解き放て!
心のフィルター目詰まり気味
(意思に反して)押されてしまったリセットボタン
都合の良いバックアップは
記憶操作の常習犯
濡れ衣は乾かないままで
勘違いのコンフェクション
自己トレースは癖になり
ないものねだりの世の中で
すげー
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
鍵をかけた心解き放て!
大丈夫と誤魔化した
ピエロ人生に
区切りつけるなら
いつなの?今でしょ??
すげーダサい
現状プライド
マスク取って
叫べ、声嗄らせ!
すげー
バカになれる勇気を持って
マジになれる劣等拭え
我武者羅に堂々巡り
鍵をかけた心。。。
すげー
バカになれる自分を持って
マジになれる自分称えて
回り道も後の財産
鍵をかけた心解き放て!
消えたい衝動打ち払って
明日を掴めよ
十人十色のクレヨン持って
明日を描けよ
信じた道を
こんな感じの歌詞になります。
・歌詞解説
では、歌詞の解説に入っていきます。
この楽曲も「リスタート」と同じで最初に標準語で歌詞を書いてから北海道弁に訳せる部分を訳しました。
サビ最後の「じょっぴんかれた心解き放て!」がハマった時は「キターーー!!!」って感じで一人で小躍りしてました(笑)
歌詞の内容としては実は表のテーマと裏のテーマがあります。
表テーマは「心の箱の中に鍵をかけて閉じこもってしまった自分だけど、勇気を持って解き放とうぜ」という内容の歌詞になっております。
「世間体」や「自分はこういう人間だ」と凝り固まってしまった人が葛藤の末「自分らしさ」を見つける・取り戻す感じです。
ただ、表テーマはこのような感じで最後には前向きな内容の歌詞になっているのですが裏テーマは少々荒々しいです。
元々この楽曲を作るきっかけになったのは裏テーマからでした。
ここからは公に出したことがありません。(はい。ここからは重苦しくなってくるので覚悟しててください)
当時Twitter(現:X)で鍵をかけた裏アカウント(メインアカウントでつぶやけない愚痴や批判を書く為のサブアカウント)が流行っておりました。
当然ステージに上がる演者もこの裏アカウントを持っている方が大勢いらっしゃいました。(ちなみに僕はそういった不平不満は歌詞のネタにしてしまうので裏アカウントは持ってないです。せっかく歌詞のネタになるのに垂れ流すのはもったいなくないですか?)
裏アカウントの中で「共演者やイベント主催者への批判」や「界隈の不満」等々...が日々つぶやかれておりもちろん僕が標的になっていた事もあります。
その時に思ったのが、
「ロックの原点は初期衝動。なぜ自分達で表現者と言っておきながらそれをステージで表現しないのか?」
「鍵をかけた裏アカウントで騒ぐのなら鍵を開けて表(ステージ上)で思いっきり表現してみろよ!」
と...
実はこれがこの楽曲を作るきっかけでした。
この裏テーマを知ったうえで改めて歌詞をみるとまた違ったみかたができるかと思います。
ですのでこの楽曲の歌詞は、
「表テーマの自分の殻を破って輝こうとしている人」
「心に鍵をかけて自分の殻にこもりながらその人(表テーマの人)を羨ましがって批判をしている裏テーマの人」
どちらからの視点でもみれる様に作りました。
・使われている北海道弁
少々重く長い話しになってしまいましたがここからはこの楽曲に使用されている北海道弁について解説していきたいと思います。
「しゃっこい」
"しゃっこい"とは"冷たい"という意味です。
凄く冷たい水を触ってしまった時の冷たさなイメージです。
「なまら」
"なまら"は有名な北海道弁なのではなかと思います。
"とても"や"すごく"といった意味です。
「じょっぴんかれた(じょっぴんかる)」
"じょっぴんかる"とは"鍵をかける"や"戸締りをする"とう意味です。
この楽曲では"鍵をかけれた"という事で"じょっぴんかれた"と表現してます。
「押ささった(押ささる)」
"~さる"や"~さった"とは"意思に反して"や"わざとではなく" "意図せずに" "そのつもりはなく" "勝手に" "状況ゆえに自動的にそうなる" といった事を伝える意味があります。
ちなみにこの北海道弁は道民の方が無意識によく使ってます。
「なんも」
"なんも"も北海道弁の中ではよく知られている言葉ではないでしょうか。
"いいですよ、大丈夫ですよ"や"何も問題ないよ" "大丈夫" "いいよ" といった意味の言葉です。
この楽曲の中では"大丈夫"という意味で使ってます。
以上が北海道弁音楽「Unlock」の解説でした。
曲調は"カッコイイロック"といった感じの曲ですが、歌詞のテーマは表テーマと裏テーマで見方が変わる楽曲になっております。
この楽曲も元々はSONICNOTESでパフォーマンスしていた曲なのでシバタマサシが歌唱したSONICNOTES ver,がYouTubeに上がっておりますのでリンクを載せておきます。
是非、改めて聴いてみてください。
次回も引き続き北海道弁音楽の解説記事を上げたいと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
したっけ!ばいば~い!
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