成熟した大人がローカルに向かう本当の理由~大都市・東京はステレオタイプ
世界中を旅し、世界と日本をつなぐ仕事をしている方がこう言いました。
「東京は都市なのに画一的でステレオタイプ」
「他国の首都に見られるユニークさや発信性が弱いのよね」と。
なるほど、さすが世界を見ている人は違う!と思う一方、
セカンドキャリア層がローカルを思考しやすい、
潜在的な理由はここにあるのではないか?と思ったのです。
セカンドキャリア層の40%近くが
地方への移住を考えているというデータもあります。
一般的には
自然の中で暮らしたい、
環境がよい などが理由として語られますが、
本当の理由は「人間としての成熟度」にあるのではないかと思うのです。
都市と比べて地方に
ユニークさや多様性を感じる「感性」を持ち始めるのは
この年代なのかもしれません。
*特有のしきたりや風土、ジェンダーギャップとか色々面倒あるんですが…
特に私のような50代はバブル経済&消費や右肩上がり時代を体験したのち
長く続いた不況を身をもって経験し、
失敗・成功、困難の克服、
多様な(?)つまづきを経て
未来への漠然たる不安と次のステップへの渇望が生まれているのではないでしょうか?
そして、気づいていながらも一歩踏み出せていないのが、
セカンドキャリア層(40代以上)でもあります。
若い世代(20代、30代)にも似たような傾向が見られますが、
生まれた時から成熟した社会の中で育っている彼・彼女らは、
今回のコロナを機にもう多様性を求めてアクションしている!!
まさに「若者はその時代に足りないものを求める」です。
面白いなぁ、やはりいろんな知見をお持ちの方とディスカッションするのは実に自分の幅を広げてくれ、凝り固まった頭と心をほぐしてくれます。
そろそろ私も今のコンフォートゾーンから抜け、
新しい人や刺激との出会いを求めて動き出さねばならないなぁ…と痛感しました。
#データは内閣府の下記から
・第2回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査
https://www5.cao.go.jp/keizai2/manzoku/pdf/result2_covid.pdf