もう人生2周目ちゃう?
素人の発見は学びで溢れている。
2019年の7月末に投資を始めて一年と少しが経った。
投資を始めた頃と投資対象は変わっていないが、2020年は未曾有の事態に見舞われて自己資産にも大きな変化があった。
資産別にこの半年を振り返る。
国内株
日本国内では3月末から自体が深刻となった。
これまで世界(米国)と比べて成長が鈍化していた日本株は銘柄によってはリーマンショック時の評価額まで下落した。
保有している持株は大幅に下落し、バイオテク株、小売株、わずかな自動車株も同様に下落した。
なお持株は一時的にではあるが平均取得額の現在120%まで推移している。新規事業をどう評価するか、投資家によって判断は大きく違い下落と上昇を繰り返している。この銘柄の判断を下すにはまだ早い。
米国株
2019年8月に取得した米国株(IT株)は2020年1月まで上り調子であったが、3月には取得時の評価額まで下落した。
これを機にハイテク株,航空株,テクインフラ株,インド自動車株を取得した。テクインフラ株は頭打ちと判断して夏に売却。その他は保有し利益を大きく伸ばしている。この下落相場を買い時と判断としたファンドも多く、(もっとも中央銀行の金融緩和が引き金ではあるが)3月の下落は瞬く間に、あたかもなかったかのようにIT株を中心に評価を取り戻している。
航空株まで需要の戻らない株は低迷を続けているが、インフラ株は国に救済されるものである、タイ航空は国営化が決まった。私が取得した航空株も厳しい状況であることには変わらないが取得時の150%で推移している。
なお電気自動車株は売却時から7倍まで上昇した。短期間で10倍まで評価額を伸ばす銘柄を「テンバガー」と呼ぶそうである。
当初より気にかけていた有名な銘柄はこの状況でも上昇している。
「時代を作る企業・人間だ」と感じた銘柄には投資すべきである。
投資信託
つみたてNISAとiDeCoのふたつの制度で投資信託に投資している。
2020年1月には全世界株式が半年間で10%の利益を出したために売却を試みたが単位を誤ったために希望した額を売却できなかった。
いまは5%から10%の利益で日々推移している。
3月には大幅な評価額ダウンとなったが、やはり積み立て投資はこの期間が鍵で、平均取得価格の大幅な下げが今の利益につながっている。
外国為替(FX)
変動の大きいといわれる株価だが外国為替がこの期間の一番の学びであった。外国為替がこれほどまでに国の写し鏡として重要な指標であるとは、言葉で聞いていたものの自分の中に落とし込めておらず無知の恐ろしさを痛感した。ドルコリラの不安定さは一過性のものだと、周期的な変動であり大幅に下落し続けるような事態はないと思い込んでいたが全くもってそんなことはなかった。数年前のリラショックでも証明されていた通り、経済的に不安定な国の通貨は立ち直れない可能性がある。いや立ち直れない。
FXで身を滅ぼす人達の心理的な移ろいがよく分かった。結果7万円の損でFXは終了した。「証拠金は8万円以上はつぎ込まない。」これが賢明な判断であった。
リスクの高い資産は人が想像できないレベルのリスクを抱えている。
仮想通貨
ビットコインだけが生き残り他の通貨は2019年6月の取得時の水準を取り戻せずにいる。一連の動きで仮想通貨への高まりは儚く散っていったように思える。面白い仕組みではあるが仮想通貨にベットしようとは今は思わない。
簡単ではあるが以上が投資一年目の振り返りである。
資産が小さいうちに好景気の波も突如の下落相場も体験できて嬉しく思う。
インデックス型のETFが全盛となりつつあるこの時代で個人が何かしらの信条に沿って投資対象を決める、この行為は趣味の域を超えるのか。
自身の投資を通して考えていく。
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