北大東島への旅(5日目)
北大東島を離れる日…
昨夜も風が強く、隙間から入ってくる風で扉がカタカタなる音が響く。その影響もあって再び寝不足気味だ。
今朝は目覚ましと同時に起きた。静かな目覚まし音は2・3秒でオフにされ、二度寝もすることなく北大東島を離脱する日が始まった。
日が昇る頃には強風もかなり収まって静かな朝、朝日が昇ると同時にあたり一面ピンク色に染まる。この島に来て初めての現象だった。
洗顔をして今日の天気の確認などを行った後、筋トレを始める。今日は月曜日!筋トレの日だ。
宿の部屋でできる腕立てと腹筋を普段より多めに行って終了、終了と同時に朝食を受け取りに行った。外はいい天気!これまでの滞在期間で一番いい朝だった。
悔しいから朝食後カメラをもって西港に行って数枚を撮影して帰ってきた。
この旅の期間、ほぼ毎日西港に行ってたことになる。小笠原父島で言うところのウェザーステーションだろうか…父島に行った時も毎日ウェザーステーションに行って海を眺めてた。今回の旅では西港に行っては海を見たり夕陽を見たりしていた。これも宿から海が近いからだ。別の宿だったらきっと行けてないだろう。
宿は10時にチェックアウトで、鍵をチェックアウトボックスに入れて終了をいうシステム、チェックアウトした後は特に行く場所もなかったので北大東村誌を本館のソファー?で読んだりして情報収集をしていた。いい勉強になった。
空港への送迎は11時50分に宿を出発するとのこと、出発前に昼食を兼ねてお世話になった商店に昼食になりそうな食べ物を買いに行く。めはり寿司様のものが3個入りで売っていたので購入、あとお菓子を一つ。これでこの島でのお買い物は終了、レジのお兄さんにお礼を伝えて、また来ます!と言ってお別れした。
空港までの送迎車内で運転手の女将さんとお話をした。仕事以外で4泊するような人はあまりいないこと、大体の人が1泊で帰ってしまうことを知った。せっかくここまで辿り着いて1泊で帰るなんて勿体無いし、1泊ごときで何を感じ取れるのか?色々疑問に思ったけどそれぞれに人生の計画があるだろうからな。誰もが飽きるまで滞在するなんてことはできないだろう。仕方のないことだ。
車はあっという間に空港まで到着した。徒歩だと90分かかる道なのに…
お世話になった女将さんにお礼を言って空港内に入った。後ろは見なかった…また来るから後ろを見る必要もない。
すぐに搭乗手続きをして待機、数枚の写真を撮りつつ飛行機に搭乗した。
飛行機はそこそこ空いていた。この翌日くらいから予約がいっぱいなことは把握している。
飛行機は何事もなかったかのように飛びあっという間に那覇に着陸してしまった。
那覇空港の人の多いこと!
ここから先は本日の宿に向かって無意識にゆいレールに乗って美栄橋で降りて国際通りに向かって歩く…国際通り手前の路地に入って今日の宿にチェックインした。
船が出ていれば今日は船内泊だったのに…などと思いながらこれまでの旅のことを思い出す。
国際通り沿いを撮ろうかとも思ったが人が多すぎて、THE観光地!になっている。景色など撮ってもなぁと思い撮るのをやめた。
大きなペンギンがいる黄色い量販店で夕食と明日の朝の食料を調達して宿に戻ってログやこの文を書く。
南の地なれど真冬、暗くなるのが早いがここは那覇、あたり一面煌々と街の明かりが灯っている。
2024.12.232012宿"あじまあ"にて。
校正・写真編集:2025.01.050815