エビ中がカバーした曲

2021年8月14日 10:59

　アイドルグループ私立恵比寿中学。これまで、様々な楽曲をカバーしています。グループでのＣＤ等で音源化されたカバーに絞って紹介してみます。（グループの全員、または複数人によるカバーに絞る。）

1.なにがなんでも（2010年）

　インディーズ時代に最初にリリースされたCD「朝のチャイムがなりました!」に収録された楽曲。元々は、桜っ子クラブさくら組が歌唱していました（1992年リリース）。メンバーには、中谷美紀や菅野美穂らも所属していました。

　歌詞が、現役中学生が多かった当時のエビ中にはふさわしくなかったり、時代がリリース時に合わなかったりしたため、変更された部分もあります。

　「バンドル（バンド＋アイドル）」として活動していたZONE。2001年にリリースされた楽曲でした。エビ中のカバーは、こちらも「朝のチャイムがなりました!」に収録されています。

　松田聖子のトリビュートアルバム『MemorieS～Bitter Sweet Pineapple～』に、エビ中メンバーの内、宮崎、真山、星名、柏木が参加した楽曲。1981年リリースの名曲に、ボサノヴァ調にアレンジ初々しいエビ中の歌唱です。

　カバーとして認識されていない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はカバーです。

　スターダストのグループPower Ageの楽曲として、Power Ageのメンバーが作詞を一部担当していた。この作詞には参加していなかったものの、後にももクロのメンバーになった有安杏果も所属していましたが、2009年に解散しました。有安もももクロ所属時代のソロライブでカバーしていました。

　1stアルバム『中人』でカバーしたのは、Yellow Magic Orchestraの「体操」です。1982年にリリースされた楽曲を、口ロロの三浦康嗣のアレンジで歌唱しています。

　れるりりが2012年にニコニコ動画に投稿し、話題となり同名小説、実写映画、漫画も制作された。実写映画には柏木ひなたがダブル主演の一人として出演し、その主題歌としてカバーしました。

　2012年、東京事変を解散した後、テレビドラマ「ATARU」の主題歌として書き下ろした楽曲。椎名林檎トリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』で、エビ中がカバーしました。同曲のカバー動画が話題になったこともあり、現在でもエビ中のライブで、高頻度で披露されています。

　ダンスやコールのないライブちゅうおんの2018年オープニングナンバーとしてカバーされた曲です。FC限定販売のCDとしてのリリースしかされていないため、入手が容易ではないので、参考程度に。1999年に杏子、山崎まさよし、スガシカオが参加した福耳の楽曲としてリリースされました。

　こちらも、2018年のちゅうおんでのカバーでした。元々フジファブリックが2007年にリリースしました。フジファブリックは2016年にエビ中に楽曲提供した他、2019年には、エビ中主催ライブMUSiCフェスに出演し、「若者のすべて」も披露しました。

　こちらは2020年のちゅうおんでのカバーですが、こちらのCDは一般販売されているので、ぜひ入手してほしいです。（ソロカバーの選曲もいいんです！）

　THE BOOMが1995年にリリースされた楽曲は、2020年にコロナ禍で半年ライブできなかったエビ中が、半年ぶりの有観客として一曲目として披露した楽曲でしたが、選曲が完璧でした。

　最初のルールを破って、音源化されていない曲を一曲。横浜銀蝿のカバーとして、関内デビルの主題歌として毎日流れています。私立恵比寿中学斗横浜銀蝿40th名義で、本人とコラボしつつ、歌詞はさつきがてんこもりが関内デビル用に書いたものになっています。

　エビ中のカバーを追ってみると、エビ中のパフォーマンス面の成長、音楽性の変遷、演技やバラエティでの仕事等、様々なエビ中の歴史の中で、カバーをしているんだなぁと再認識しました。

　エビ中は、楽曲提供の幅広さも魅力ですが、カバーに関しても幅広さが出ていて面白いですね。