エビ中が初楽曲提供だったミュージシャン
2022年3月に、私立恵比寿中学の7thアルバムがリリースされることが発表されました。第一弾発表曲は大橋ちっぽけが提供する「Anytime, Anywhere」です。大橋ちっぽけは、エビ中が初提供となります。
大橋のように、エビ中への楽曲提供が初めてというミュージシャンは珍しくなく、エビ中への提供から、楽曲提供が増えていったり、またエビ中への提供以降、世間的に注目されるようなミュージシャンも珍しくありません。
こうした、楽曲提供のなかったミュージシャンや、若手ミュージシャンのピックアップは、エビ中の魅力の一つで、ここ2年新曲自体が少なかったり、提供作家が常連で実績のある作家が多かっただけに、久しぶりにこういう楽しさができることが嬉しいです。
今回は、エビ中への楽曲提供が初めてだったミュージシャンを取り上げてみます。
1.レキシ
ハナレグミはじめ元メンバーが現在もJ-POPで活躍するSUPER BUTTER DOGや、中村一義率いる、バンドメンバーがこれまたJ-POPで活躍している100sでキーボーディストとして活動し、現在は日本史をテーマにユニークな楽曲を歌唱する池田貴史のソロプロジェクトレキシ。厳密にいえば、エビ中以前もアレンジなどで、プロデュースも多数行っていました。
2012年から3年間エビ中と3番組共演していました。最初に共演した番組で提供したのが、「頑張ってる途中」です。アイドルらしい元気になれる楽曲ですね。作詞作曲編曲とがっつり関わって提供したのはこの曲が初めてでした。
その後、エビ中へは「U.B.U」を提供。そして、そのユニークな活動は世間的にも注目されるようになり、CMやドラマ・映画にも多数出演するようになりました。楽曲提供もNegicco「ねぇバーディア」や関ジャニ∞、石川さゆり、V6と有名ミュージシャンに提供しました。
「ゲゲゲの鬼太郎」や「クレヨンしんちゃん」のような、人気アニメの主題歌も歌うようになりました。先日THE FIRST TAKEでも披露されたエビ中にとって大切な曲「なないろ」も彼の提供作品です。
2.岡崎体育
「MUSIC VIDEO」のユニークな楽曲やMVが注目された年、岡崎は以下のツイートをしました。
この想いが通じたのか、同じレーベルだったからなのか、同年楽曲提供が実現しました。メンバーを対決させながらも、最後は絆を深める感動的展開には岡崎体育の愛が込められていますね。
以後、関ジャニ∞に2曲提供するなど、楽曲提供も多数こなしつつ、エビ中へは当時のメンバーの名前が歌詞に出てくる「Family Complex」も提供しました。エビ中のドキュメンタリーのナレーションや、エビ中の主催フェスにも出演しました。
3.Mega Shinnosuke
シンガーソングライターMega shinnosukeは、2018年にリリースした「桃源郷とタクシー」が話題となり、2019年3月、エビ中に「踊るロクデナシ」を提供しました。この曲は、人生5曲目に作った曲とのことです。リリース当時Megaは18歳で、世代としては当時のエビ中最年少の小林歌穂、中山莉子と同い年です。あえて、エビ中の楽曲を聴かずに制作したという楽曲は、クールさが印象的な楽曲となりました。
その後、Megaは楽曲をリリースして自身の活動を充実させつつ、注目の若手ソングライターとして「マツコ会議」等の番組にも出演しました。2021年2月には菅田将暉へ「星を仰ぐ」を提供するなど、注目を高めています。
4.さなり
ラップミュージシャンのさなり。中学2年生から自身で楽曲を制作するようになり、2018年にはメジャーデビューしています。エビ中へは、「結ばれた想い」を提供しました。楽曲提供時16歳で、当時のエビ中メンバーよりも年下になります。
憧れであり、デビュー曲をプロデュースしたSKY-HIとコラボしたり、ドラマ「ギヴン」出演など、音楽以外の仕事もしながら注目度を高めています。
5.雫・ポルカドットスティングレイ
ゲームクリエイターの顔ももつ、ボーカル・ギターの雫を中心に活動するバンドポルカドットスティングレイ。雫がエビ中に提供したのが6thアルバム『playlist』に収録された「SHAKE! SHAKE!」でした。冒頭から柔らかな歌声のフィーチャーメンバーの小林歌穂と相性の良い歌詞であり、コールアンドレスポンスができる箇所を作ってある点も素晴らしいです。
なお、ポルカドットスティングレイのアルバム『何者』でセルフカバーしています。楽曲提供も最近は花澤香菜らにも提供しています。
6.はっとり・マカロニえんぴつ
同じく『playlist』に収録されているのが、マカロニえんぴつのはっとりが提供している楽曲です。音楽大学の同期で結成した彼らは、様々な音楽をルーツに持っています。提供作品の「愛のレンタル」は、真山りかをフィーチャーし、マイクスタンドを使っている楽曲です。
その後、マカロニえんぴつのアルバム『hope』では「愛のレンタル」をセルフカバーしており、ソニー以外のミュージシャンで初のTHE FIRST TAKE出演(はっとりソロ の他バンドでも出演)、テレビへの多数出演、映画「クレヨンしんちゃん」のテーマ曲、日本レコード大賞への選出等、注目を集めています。また、DISH//へも楽曲提供及び、DISH//の楽曲を北村匠海と共作するなど、楽曲提供も充実しています。
7.大橋ちっぽけ
最後に、エビ中の7thアルバム『(タイトル未定)』に提供するのが大橋ちっぽけです。2019年のメジャーデビュー後、現在「常緑」が話題になり始めている最中での楽曲提供が発表されました。いかにもな大橋ちっぽけサウンドのリズム感でエビ中が軽快に歌っているのが良いですね。
初めてではないので入れていませんが、吉澤嘉代子やTOTALFATもほぼ初めてに近いタイミングで楽曲提供しており、様々なジャンルの楽曲を積極的に取り入れようとする姿勢が見えて好きです。メンバーがあらゆる楽曲を吸収し表現できるスキルがあることもすごいです。
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