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勤務弁護士の労働実態

1週間の勤務時間等

上の画像は、あるアソシエイト弁護士(いわゆる勤務弁護士のことです。)の1週間の時間の使い方を表にしたものです。
司法修習生向けへの就職説明会などでこのような表を利用して実際にどんな働き方をしているのかを説明すると思いの外好評だったので、noteにも書いておこうかなと思いました。

この表は、弊所のアソシエイト弁護士(72期、去年の時点で弁護士2年目)のとある1週間を切り取ったものです。本人曰く、かなり忙しい1週間を選んで作成したとのこと。
弊所は、土日祝日も営業しているため、シフト制を採用しています。表は、日曜日に出勤しており、土曜日月曜日が休みとなっております。
また、金曜日の「プライベート」は、私用で1時間程度事務所外に出ていたようですが、弊所ではこのような私用で事務所外にでることに苦言を呈することはありません。

一番注目してほしい点としては、帰宅の時間です。弊所では、営業時間が10時〜19時となっているため、弁護士もその時間が基本的な拘束時間となります。ただし、大方19時前後に帰宅しており、遅い日も国選の接見に行っているのがその理由となっています。もちろん、書面の締め切りが迫っていたり、緊急的に対応しないといけない案件が出てきたりすると、22時〜23時くらいまで仕事をすることもありますが、基本的には、事務局はもちろん弁護士も19時くらいには帰宅しています。

弊所がすごくホワイトな企業であることを強くアピールするわけではありませんが、朝早くから終電近くまで仕事しているというわけでは全くありません。

弊所のような働き方ができる法律事務所ばかりではないと思いますが、弁護士として社会的責任を負っているとはいえ、一私人であることにかわりないので、人間らしい生活をするのが一番だと思います。
これから、弁護士を目指そうと思っている方や司法修習生の参考になれば幸いです。


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