活人マシーン誕生秘話⑧治せる技術を求めて
こんにちは😃
令和の活人マシーンTAKAです。
私は現在、名古屋で自律神経専門の鍼灸院を営んでおり、日々多くの悩める患者さんに希望の光を灯す仕事をしています。
このブログのシリーズでは自分が現在に至るまでの誕生秘話を整理しています。
さて、前回からの続きです
念願のフランス留学を経て、フランス語を習得した。
この大きな成果とは別に大きなお土産というか課題を持ち帰った。
それは、技術に関すること
今まで自分は浪越指圧の基本の考えである垂直圧を極めることが治療技術の全てだと思っていた。
なので毎日毎日、ひたすら基本士圧の型や垂直圧を求める練習ばかりしていた。
垂直圧が上手くなれば、どんな人でも治ると本気で思っていた。
しかし、フランスでの経験によりその考えは変わった。
フランスで何人かのフランス人やヨーロッパの人々に指圧を受けてもらえる機会があった。
多くの人に喜んでもらえたことは事実だが、それはリラクゼーションとして受け入れられていた。
しかし、症状を改善するという観点では何も役に立てなかった経験をした。
自分の技術はリラクゼーションとなっており、治療としての技術が無いことに気づいた。
症状がある人にどうしたら良いか全くわからなかった。
そもそも、狭い視野でいたことに気づいた。
日本には様々な手技療法があるため、視野を広げて様々な勉強をしたいと思った。
帰国してすぐに奇跡的に治療技術と出会うことができた。
活法という、日本古来の武術の裏技として生まれた治療技術
実際に体験したいと思い、その活法を行なっている品川のカポスという治療院を訪ねた。
『これが私の求めていた技術だ』
直感でわかった。
そして、すぐに習いたいと思った。
しかし、技術セミナーは常に満員で、次のチャンスは半年くらい先になった。
とはいえ、半年はあっという間に経ち遂に活法を習うことができた。
実際のセミナーでの技術は体験したとおりの素晴らしい技術であり、即日実践できるものだった。
今まで習っていた指圧に加えて活法を加えて施術するようになった。
指圧をする前から活法だけで、患者さんの困っている症状が改善できていく実感があった。
悲しくも、あれだけ夢中になっていた指圧への情熱は消えていき、活法での治療を求めるようになった。
そして、今までは気持ちよさやただ単に垂直圧を追求することより、症状を改善できるという喜びを得るようになった。
『辛い症状で苦しんでいる人のために自分は何かができる』
今まで忘れていた大切なものを再発見した気がした。
失ったプライドや自分の存在意義を見つける道はここにあると気づいた。