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ヒッチハイクが教えてくれたこと
どうもTakaです。
━━ヒッチハイクをしたことがありますか?
実はある。26年前の1999年2月に。当時は大学生で丁度春休みの最中。当時、電波少年という番組でヒッチハイクが人気だったこともあり、影響を受けた高校の友人が提案してくれた。
目標は、本州最北端の大間崎。マグロで有名な大間。
福島県いわき市から青森県大間崎
東京で一人暮らしをしていて、ビビってしまって東京からではなく、福島県まで鈍行列車で行き、そこからヒッチハイクを開始した。
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案外できる
男2人ということもあり、止まらない車が多かったが、30分くらい手を挙げていれば誰かは止まってくれた。
「本当にやっている人いるんだ」
「ごめん、逆方向なんだよね」
「短いけど、いいよ。乗りな」
しかも、だんだんとコツも掴んできて、高速道路のパーキングで停車中の車に声を掛けて乗り継いで行く。同じ方向だし、だいたいパーキングで停車するくらいなので、これからまだ距離があるはず。
そういった知恵を駆使して、合計で2日間で大間崎に到着することができた。
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大間の風はとても厳しくて寒かった〜。
人の優しさ
ヒッチハイクに乗せてくれる人は全員優しかった。乗せてくれること自体が、優しさなのだが、ご飯をご馳走してくれる人もいた。
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東北の美味を感じながら、北上。青森のご家族は、海の幸をご馳走してくれるだけではなく、何と1万円を渡してくれた。
1万円渡す?
お金を使わずにヒッチハイクできるか?を実は裏のテーマとして、優しい人たちのおかげで実現することが出来た。
その1万円を持って青森のスーパー銭湯で仮眠を取ることが出来た。高速道路のパーキングの机で寝てたりしていたので、体力も落ちていた中でのスーパー銭湯は最高のオアシスとなった。
お腹も体力も満たした後は、順調に秋田→山形と下っていって、埼玉まで到着してこの旅を終えた。
社会人を20年以上経験して、なんだかんだ仕事で困っていれば誰かが助けてくれる。自分が困っていたら、誰かが助けてくれる。
この世の中は、殺人や強盗など凶悪な犯罪がある一方で、お互い支え合いながら生きている人たちもいる。
頭を下げる意味
ヒッチハイクはお願いするために頭を下げる。当然のことだ。
現在、商品企画というポジションで仕事をしているが、これまた頭を下げる仕事、と言っても良いくらい頭を下げないといけない。
技術部門、カスタマーサポート部門、品質保証部門、デザイン部門、経理部門、生産部門、工場技術部門、経営陣といった各部門に頭を下げて協力をいただきプロジェクトを推進させていく必要があるからだ。
目的達成のために頭を下げて協力してもらい結果を出す。ヒッチハイクのプロセスは、ぶっちゃけ仕事で成功するために必要な行為なんだよなぁと改めて思った。
昔の写真を引っ張り出して、懐かしさを感じた。恥ずかしさから抵抗感があったヒッチハイクも、やれば出来るんだよね。社会人として、頭を下げて人にお願いすることも目的達成には必ず必要な行為だし、大学生の時にヒッチハイクをやって良かったと思っている。
社会人になったら世間体もあるため、やりにくい。大学生のあの時、友人が提案してくれなかったらヒッチハイクをしたことがない人生だったのだろう。
いつか、大学生がヒッチハイクしていたら、喜んで乗せて上げて、ご飯をご馳走し、1万円を渡して助けてあげたいと思う。