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同世代から見た地面師たちの青柳

どうもTakaです。

先日中東に出張に行ってきたのだが、フライト時間が10時間以上あるので、「地面師たち」を事前にダウンロードして一気見した。あっという間のフライトだった。

とにかく面白い。2017年に起きた積水ハウス地面師詐欺事件がベースになっている物語で、当時の事件の相関図と照らし合わせながら見入ってしまった。まだ見ていない方は、サブスクする価値はあると思うので是非。

今回のnoteはネタバレもあるので、ご注意を。

やはり、今回の注目は、石洋ハウスの青柳隆史。年齢は分からなかったが、開発事業部長という役職で、ドラマの中で、「次の次の社長」という会話があるので、恐らく40代後半だろう。

©️Netflix

私自身と同世代のため色々共感する部分もあった。今回は同世代から見た青柳についてnoteにしたい。


青柳という男

この世代は、ロストジェネレーション世代と言われており、バブル崩壊後の10年間に就職活動をしないといけなかった世代。1倍未満の倍率で就職先を勝ち取らないといけなかった。

私もその世代ど真ん中。0.5倍とか無かったからね。あの当時は、とにかく受からなかった。書類審査が通らない、面接で落ちる。当たり前だった。

しかし、幸いにも理系で大学から推薦を取れたので、筆記試験と面接を経て、大手企業に入ることが出来た。ほんと運だった。

青柳という男。恐らく文系出身で、早慶クラスのハイレベルの大学から石洋ハウスに入ったのではないだろうか。そうじゃないと推薦が無くて、大手企業の入社は、あの時代は難しい。

大手デベロッパーの性質上、様々な企業と対話していく必要があるため、コミニュケーション能力も高い。一方で、部下をガンガンに詰めるハラスメントの気質もあるため、ゴリゴリの体育会系だった可能性もある。

俺は青柳が好き

俺は青柳が好きだ。でも別にリスペクトはしないし憧れもない。でも、男臭い青柳が好きだ。

彼は、ドラマの中で、同期の商業事業部部長の須永と、次の取締役候補で争っていた。そもそも大手企業では、そこの出世争いまで残る事自体が極めて難しい。

ハイレベルな国公立大学・早慶上智から何百人も集まってきて、そこから勝ち抜かないといけないのだから、並大抵ではない。

ぶっちゃけ課長のポジションまでは、それなりに可能だが、そこから先がかなり難しい。担当している商品カテゴリーが会社にとって重要かどうかによる部分があるため、運も大きく左右する。

青柳は、開発事業部長になるまでに同期よりも何倍も仕事をしたに違いない。社内政治も把握してのし上がったんだよ。上司との飲み会も断らずに、休日はゴルフにも付き合ったであろう。

時にはお金を使って案件を取ったり、部下に仕事をさせまくって手柄を取ったり、社長秘書や取引先の女性と寝て情報を引き出して、自分を有利に持っていったのだろう。青柳にはコンプライアンスなんてクソ喰らえだ。

この言葉が全てを物語っている。

©️Netflix

仕事に取り憑かれた青柳、負けず嫌いな青柳、そして女が大好きな青柳が俺は好きだ。

©️Netflix

「ほら、見えるかあの土地。今日、俺が、112億で落とした土地だよ、ほら、どうだ、どうなんだよ!勝ったぞ!俺は、勝ったんだよ!」

支配欲の強さが物語っている。出世争いに負けそうになっていたどん底から這い上がって勝った時にするセックス。脳汁出まくりだ。

出世することとは?

男は何のために仕事をするのか?社会貢献?困っている人を助けたい?そんな綺麗事はくそくらえ。

モテたいから。女を抱きたいから。

ただそれだけなんだよ。いつの時代も仕事が出来る男はモテる。昭和でも平成でも令和でも関係ない、シゴデキでは、例え見た目がイマイチでも若い美女を抱けるんだ。

仕事が出来る男は、この快感がたまらない。何歳になっても仕事さえ出来れば、20代の女を簡単に抱ける。自分がひと回り以上も離れた女を抱いている時、ドーパミンは最高潮に達する。

地面師たちに出てくる秘書はスタイルも良く巨乳で、いやらしいお尻をしている。たとえ服を着ていたとしても、あの身体を近くで見て興奮しない男はいない。テストステロンが出まくりで、抱きたい感情が出てくるはずだ。

20代の経験不足の女に、食べた事がない高級店に連れて行き、仕事のイロハを教えて、オーガズムも教える。簡単に沼るわけだ。

まとめ

石洋ハウスの青柳のモデルは、積水ハウス側の責任者だったマンション事業本部長・常務執行役員のM氏という人物らしく、その人物も自殺したのではないかと言われている。青柳の末路も悲しい結果になった。

悲しい結末は置いておいて、いいじゃないか青柳。男は女にモテたいから仕事を頑張る。出世争いに負けた者は、会社では窓際で、風俗でしか若い女を抱けない。

しかし、それは昔の話だ。今は、本業も副業もあり、活躍のやり方は多様化しているため、本業で出世する事だけが全てじゃない。40代で出世コースから外れた人にも副業などで活躍できるプラットフォームがあるのが令和だ。

自分はその新しい形を狙っている。大手企業で課長→部長→役員になっていくことよりも、圧倒的にコスパもタイパも良い。大手企業の役職は長時間労働を強制的に強いられる。とは言え、さらに上に行くための席は決まっており、外れたらずっと中間管理職のままになる。

本業はほどほどで副業で仕事が出来るイケオジになれるか?自分も20代の女を風俗以外で立ちバックができるか?

証明するために頑張るとするか。

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