松井秀喜さんの著書「不動心」
どうもTakaです。
2025年のMLBが終了しました。大谷翔平と山本由伸率いるドジャースがヤンキースに4勝1敗で勝利して、ワールドチャンピオンを手に入れました。
10月は、日々繰り広げられる激戦のポストシーズンを楽しみにしながら過ごしておりました。メジャーの選手たちや観客の人たちの興奮が、この1ヶ月のためにやっていたんだなと思わせてくれます。
ドジャース対ヤンキースの第5戦。松井秀喜さんが、ヤンキースタジアムで始球式をしました。盛大な拍手と歓声は、いかにヤンキースファンから愛されていたかが分かるシーンでした。
それもそのはず、2009年のワールドシリーズ。今でいう神ってた彼の打撃がヤンキースをワールドチャンピオンに導いたと言っても過言ではありませんからね。
6試合で打率6割1分5厘、ホームラン3本、8打点。驚異的な数字と、フィラデルフィア・フィリーズの最強投手であるペドロマルチネスから打ったホームランは、今も色褪せない。
不動心
今でもヤンキースファンから愛される松井秀喜さんを、私は心から尊敬しています。松井さんは、本も書いており、いくつかある中でも私は「不動心」が一番好きです。
この本は、松井さんが数々の苦難をどのように乗り越えてきたのか、その時々の「心の構え」を言葉に表しています。とても良い本で、2007年頃の本ですが、今でも時々読んでいます。
印象に残った箇所を紹介して、ヒントになってもらえたらと思います。
コントロールできること、できないこと
一般的なビジネスと違って、野球は3割打てば強打者なので、7割は失敗していることになります。そのため、どう失敗と向き合うかが野球は重要で、向き合い方がうまくなければ、長く活躍できないとおっしゃっています。
40代の後半になっても、自分の足りない点を日々感じています。私は、どちらかと言うと、過去をクヨクヨ悩み、過去の行動に嫌気がさして、自分のルーティンを崩す傾向があります。
松井さんは、恐らく私と同じように悔しい思いを持ったり、自分に嫌気が刺したりしたと思いますが、行動や口に出さずに自分をコントロールし、自分で自分の可能性を捨てないようにしているそうです。
格言から学ぶ
石川県の星稜高校時代のベンチや室内練習場に、以下の格言が掲げれていたそうです。
この言葉は、今はとても有名ですが、当時本を読んだ時は、初めて見た格言だったので、とても印象に残りました。
本当に当たっているよなぁと思います。
英語を一生懸命勉強しようと心が変わって、毎日勉強するようになりました。出社する前の1〜2時間を英語の勉強をする習慣が身につき、英語力がついて英語に自信を持つようになりました。今では海外事業を担当して、もしかしたら海外に駐在する可能性も出てきました。
コントロールできない過去の失敗を、しっかりと反省して、自らを変えて運命を変える。自分自身の実体験からも、今後もより良い運命のため、努力したいと思いました。
「心の構え」
ワールドシリーズという最高の舞台に、最高の投手が揃う中での、MVPは、きっと数々の「悩み」「失敗」を試行錯誤して努力して乗り越えたからこその必然的な結果だったのではないでしょうか。
興味があれば、是非読んでみてください。