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40代の独身男性に冷たい日本

どうもTakaです。

先日、40代の独身男性に対して批判的なツイートをしている人が炎上していた。内容は以下の通りだ。

Xより

私自身もここに登場する40代の独身男性なので、世間の厳しい意見に見入ってしまった。このツイートから感じたことをnoteにしたい。


そもそも時代関係なく嫌われているおっさん

なぜ、日本では”おっさん”がこんなに嫌われているのだろうか?中川家のコントに凝縮されていると思う。

特徴を言うと、こんな感じ。
・うっすら髪が薄い
・小太り
・脂ギッシュ
・痰(たん)が絡んでいる
・お酒が友達

まぁ、一言で言うと清潔感が無いってところだろうか。時代問わず、おっさんという呼び名にはネガティブな要素が最初から含んでおり、卑下した言い方になっている。

加えて一緒に飲みに行けば、説教、昔話、自慢話しかしない。高田純次は良いことを言っていた。

自分が20代の時も、上司は昔話と自慢話ばかりだった。何回聞いたか分からない。「バブル時代は良かった。毎晩カラオケに行ってたもんな」「俺は最速で出世したんや」など。

自分も"おっさん"を揶揄していた。「メールもパワーポイントも使えないおっさんが高い給料をもらっている」と。そう、おっさんには仕事も出来ないイメージも含んでいる。

令和になっても変わらない。良くSNS上で、若者から40代〜50代のおっさんに対して攻撃的なコメントを目にする。

年収2000万円をもらっている窓際族をWindows2000と言うらしい。そんなWindows2000の窓際族がフルリモートに変わり、Windows2000 HomeEditionと揶揄されているようだ。

清潔感が無く、仕事をしない人をおっさんと世間では言うらしい。

最近はおっさんにさらに独身の要素が追加

ここに新たなジャンル独身男性が生まれている。

40代男性の未婚率は、26.6%。10人に3人近くが独身だ。私もそのうちの1人になる。職場にもこのジャンルが増えているのではないだろうか。この数字は増加傾向にあるため、この存在感は今後も増すだろう。

冒頭のツイートにもあるように世間一般的なイメージは、ネガティブなものが多い。どうせ結婚出来なかったんだから理由があるだろうと。

性格に問題がありそう

コミュニケーション出来なさそう

40代独身男性というワードだけで、負のイメージを持ってしまうのは、あまりに視野が狭いというか固定概念を持ちすぎではないだろうか。

メディアも悪い部分がある。40代独身男性は不幸なイメージを植え付けているような印象操作さえもある。

次の記事は、40代の独身男性は世界一不幸だと示している。

この記事は、40代の中高年を
・既婚者
・恋人がいる
・かつて結婚して今独身
・未婚
の4つの属性に分けており、それぞれが年収100万〜年収1000万円以上で幸福度がどう変わるか?を示している。

結論は、たとえ年収1000万円以上あったとしても、未婚だったら一番幸福度が低かったことを示している。

このデータの裏には、年収1000万以上なので、仕事三昧、責任もありプレッシャーがある、そういった状況にも関わらず独り身が故に幸福度が下がっていることを言っている。

逆に年収700万〜1000万円の枠が未婚としては一番幸福度が高かった。会社での責任感も無く、趣味にも時間とお金を十分使うことができるので幸福度が上がっているのだろう。

独身男性の生き方をアップデートする

40代の独身男性を属性で分けると4つに分類できると思う。

高い資産+早期引退
いわゆるFIRE。私はFIREに何にも興味が無く、羨ましくも思わない。やりたい人は勝手にやれば良い。

低い資産+早期引退
まぁこういう人はいないだろう。

低い資産+働き続ける
ここは典型的なロスジェネレーション世代の煽りを受けてしまい、派遣労働に長時間労働、ブラックは当たり前で、キャリアアップするための勉強時間の確保も出来なかった。収入も低く、NISAのような非課税の仕組みも整備されていなかったことで、投資するとかうまく資産形成もしていなかった。

2000年代前半の株価は長い期間低空飛行で、2003年には8000円を割れるほどに。先行き不透明な日本に、2000年代は、20代の自殺者も増加していた。

今更ながら、ロスジェネ世代に対して、ようやく就職支援をし始めた国と、そういった人たちを受け入れない世間。このミスマッチがどうにも気に食わない。

同じロスジェネ世代で、自分は勝ち組かの如くマウントを取る人たち。若い世代で、ロスジェネ世代を見下している世代。たまたまインターネットにスマホ、SNSで情報過多な世代だっただけで、世代マウントを取る若い人たち。

この人たちが嫌い。ただ嫌い。

高い資産+働き続ける
ここには2つのサブ属性があると思っている。1つはハードモード、残りはバラ色モード。

ハードモードは、課長・部長、執行役員へと役職についているポジションだ。正直このポジションは、会社への長時間拘束が余儀なくされる。会社専用の携帯電話を持たされて、常にメールを見れる状態にならないと行けない。無駄な飲み会も多く、遊ぶ時間を作り出すことが難しい。はっきり言って、非常に高い責任も任されるため、ストレスも高い。これを独身で乗り切るのはなかなかにしてハードだ。ただ、年収も1200万、1300万、1500万と上っていけれるのは確かだ。

バラ色モードは、役職は外れているが年収1000万円を確保出来ているポジション。或いは、年収は低いが、若い頃からの資産形成をやってきたことにより、40代で1億円近い資産がある人だろう。

このパターンが一番バラ色である。責任感も無く、会社からの拘束もない。時間を自由に使える。

一般的な年収1000万円パターン
月収:60万円
✖️12回=720万円
ボーナス:150万円
✖️2回=300万円

このゾーンになると強い。

手取り40万円
家賃・光熱費:10万円
食費:10万円
趣味:20万円

週末は好きな美味しいものを食べて、10代や20代の女の子を抱けるし、毎週旅行にも行ける。リフレッシュして、毎日定時で仕事を終えて、趣味や資格の勉強をする。充実した毎日を過ごすことができる。

独身の最大の武器は、お金と時間を全て自分に使えること。ここまでは昔も今も変わらない。令和の独身男性は、清潔感を加えないといけない。体を鍛えて、スキンケアをしっかりしている。

結局世間は、難関の資格を保有しており、体も鍛えられてて、ファッションもカッコ良い、そんな人に出会ったら、悪い印象を持たないわけで、冒頭のツイートをした人も受け入れただろう。

え?独身だけど賢いし、清潔感がある!

結局、世間のイメージをハックしさえすれば良いってこと。

どうだろう?難しいもんなんかな。

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