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書籍はONE ON ONE COMMUNICATIONのできる最強ツール

最近、ある有名な出版社の社長から貴重な言葉を教わった。

『書籍は、時空間を超えて無数の人と、ONE ON ONE COMMUNICATIONのできる最強ツールである』

つまり、すぐれた書籍は、自己表現ではなく、コミュニケーションツールであるということ。たとえば、古典である徒然草や枕草子などを読むと、何百年の時を超えて、私たちの胸に迫ってくる。

筆者は、ともすれば独りよがりの自己表現に陥って、読者の存在を置き去りにしたり、売ろうとするあまり、小手先だけのものまねマーケティングに終始しがちだ。でも、これでは絶対にベストセラー本にはならない。

私が敬愛する筆者の一人である田坂広志さんは、いつも読者の特定の一人に語りかけるように文章を綴られている。また、いつも読者に問いを投げかけて、読者自らが思考を深められるように導いている。

また、田坂さん自身が、真摯に自分の信念・生き方を貫いており、それが読者にも伝わっている。田坂さんをご存じでない方は以下の動画をご覧ください。

また、海外の筆者では、投資家で「世界でもっとも影響力のある100人の1人」に選ばれたレイ・ダリオや『LIMITLESS 超加速学習』の著者で世界的なブレインコーチであるジム・クウィックが最近の読書をきっかけに好きになった。


そして、私が好きな筆者には、どれもある共通点があることに最近気づいた。

それは、筆者自身になかなか真似のできない強烈な逆境の体験があり、それを乗り越えることで、自分の信念や考え方を確立し、しっかりと自分の生き方を貫いていること。

そして、読者に対する愛があり、それが伝わってくることである。

私もそのような表現者を目指していきたいと思う。

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