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気候変動のウソとホント 2 不都合な真実

今回も「CO2による地球温暖化説」を人類に浸透させたい方々にとって不都合な真実をお見せします。

その前に前回のおさらいです。


前回のおさらい

前回はCO2などの温室効果ガスの増加と気温上昇の因果関係は確認できていない、ということをお伝えしました。

これに違和感を感じる方は前回の私の記事を読んでみてください。きっと納得していただけると思います。

気候変動のウソとホント 1 CO2が悪者?|Takahiro@明け方の民の調べ (note.com)

CO2が原因で地球が温暖化しているという証拠を提示できる人は現時点ではいないはずです。

もし証拠があるなら関連記事が検索のトップに躍り出てくることでしょうが、いくら探してもそんなのは出てきません。

出てくるのは、

「CO2が地球温暖化に影響を与えていることは疑いようのない事実であるが...」

みたいな文学的表現であったり、明らかに問題のあるシミュレーションや捏造データだけです。

大多数の人間は騙せても私は騙せませんぜ!

シミュレーションの問題点につきましては前回触れました。データ捏造に関しましては後述したいと思います。

前回の記事でご紹介しましたノーベル物理学賞受賞者のジョン・クラウダー博士は、

「真実は自然現象を観察することによってのみ見出すことが出来る」

とおっしゃっています。

ということで、真実を見ていきましょう。

真実はこれ

グリーンランドの氷床データから得られた気温

このグラフは、下記サイトに掲載されている論文からの引用です。

全体像:6500万年の気温変動 « JoNova (joannenova.com.au)

横軸が年代で左ほど古く、縦軸がグリーンランドの気温を示しています。

各年代の気温はグリーンランドの氷床に閉じ込められた空気を調べることで割り出されたもので、グリーンランド(おそらく北半球全体)では100年から1000年程度の周期で温暖化と寒冷化が何度か起こっていることが分かります。

最近では約900年前に比較的大きく温暖化した時期があったことが分かりますが、産業革命より遥か前の中世の時代ですので、これが人類の活動によるものではないことは確かです。

CO2を温暖化の犯人にしたい人たちは、この変化をどう説明するのでしょうか。

気候変動の原因は誰にも分らないというのが現状なのです。

実は寒冷化している

それに、上のグラフを見るとグリーンランドは10000年と言う長い期間で寒冷化に向かっていることが分かります。

南極でも同じようなデータが取られており、やはり同様の傾向にあります。

詳しく知りたい方は元資料をご覧ください。

ちょっと前までは寒冷化説が主流

根本順吉という気象学者は、1974年に地球寒冷化に警鐘を鳴らす本を出版し、当時話題になったそうです。

地球温暖化とカネ(渡辺正 藤井厳喜)より転載

このころは、地球は将来寒冷化に向かうという学説が主流だったようです。

ところが何を思ったのか、1988年あたりを境に、根本さんは「地球は温暖化する」と主張し始めました。

学者が自分の説を180度変えるなど通常あり得ないことで、何か大きな力が働いたのではないかと思います。

グラフの右端のピコンは何

一つだけ氣になることに触れておきます。

先ほどのグリーンランドのグラフの一番右(緑の丸のところ)で気温が0.5℃ほど上昇しています。

これが氣になる方が多いのではないでしょうか。

これは寒冷期からの一時的な回復を示すものと考えられ、人間が積極的に温室効果ガスを出し始める前から始まっています。

ですので、これをもって地球温暖化説や、ましてやCO2悪者説を唱えることはできません

ここ重要です

一般の方(私もですが)は、次のような記事を見ると

「SDGs頑張らないと」

と思ってしまわれるようです。

気候:衛星の観測データから明らかになったグリーンランド氷床が縮小する過程 | Nature | Nature Portfolio (natureasia.com)

温暖化で氷河から溶け出した水が、大量の二酸化炭素を吸収している:調査結果から明らかに | WIRED.jp

まあ、そう思わせるために書いてる記事だと思いますけどね。

しかしグリーンランドや北極の氷が融けるのは人間の活動とは無関係の自然現象です。

今我々はグラフの右端のピコンの部分にいるということを表しているにすぎません。

グラフの右端のピコン

人間の影響力を遥かに上回る力を持った地球規模の自然現象ですので、これの影響で北極の氷が融けたり一部の都市が水没することが起こっているとしたら、それは防ぎようがないのです。

私たちがSDGsを推進しようがしまいが関係ありません!

ぼーっとしているとこれらの記事を間違って解釈してしまいますので要注意です。

ここまでのまとめ

前回の分も含めてここまでをまとめますと、

  • CO2などの温室効果ガスが地球の気温上昇に影響を与えているという証拠はどこにもない

  • 過去1万年のデータから地球は寒冷化の方向に向かっていることがわかる

  • 現在は寒冷期からの一時的な回復期にあるが、これを以って地球温暖化説やCO2悪者説を唱えることはできない

  • 温暖化による海水面上昇や自然災害は人間の活動に関係なく起こる

最後に残る疑念

最後に残る疑念として、人類が積極的に温室効果ガスを出し始めた100年ほど前から現在までに何か変化はないのか、と言うことがあげられます。

さっきの氷が融ける話、ひょっとしたら人間の活動が多少なりとも影響しているのでは、という疑念は払拭しきれません。

仮にCO2が温暖化を促進しているとしても、人間が出すCO2など地球規模でのCO2の増減に比べればたかが知れていますので影響はないはずですが、ここにデータ捏造やら何でもありの世界が入り込んできています。

この点に関しましては次回述べたいと思います。

真実探求の道

とにもかくにもこの問題は、大衆を自分たちの都合の良い方向に誘導したがる人達の力が大きくて厄介です。

サムネのグレタさんは彼らにとって素晴らしい広告塔で、影響力は大きいと思います。

検索エンジンに真っ先に引っかかって来るのはさっきお示ししたような氷が融ける話や脱炭素イノチみたいな話ばかりです。

検索リストの下の方を丹念に探せば今回お示ししたような資料が見つかるのがせめてもの救いでして、そういうところから真実を探求していけるのです。

おしまい

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