Fujifilm X-Pro3 + NOKTON 35mm F1.2
遂にX-Pro3ゲットしました! レンタルですけどね。
なぜX-Pro3なのか
手持ちのX-Pro1+フォクトレンダーNOKTON 35mmの組み合わせはとにかく格好が良いのですが、
残念なことに、この組み合わせではX-Pro1の最大の特徴であるOVF(光学式ビューファインダー)を使うことができません。
しかし、X-Pro3であればそれが可能となります。
このレンズはX-Pro3のOVF機能を完全に引き出せるように設計されているのです。
X-Pro3のOVF右下に表示されるEVF小窓を使ってピント合わせが出来て、しかも視差補正機能が働いてピントの位置に応じてブライトフレームが適切な位置に移動するのです。
これは素晴らしい、ということでX-Pro3をレンタルしました。
外観
DRシルバーという色の個体です。
チタンにデュラテクトというシチズンの技術を使った表面加工が施された外装、これだけでも結構なコストアップ要因だと思います。
お陰で50万円くらいしてもおかしくないくらいの高級感でめちゃくちゃカッコいい!
しかもX-Proシリーズ伝統のハイブリッドビューファインダーというとんでもなく凝った機構まで付いています。
こんなマニアックなカメラがばんばん売れるはずもなく大赤字でしょうから、おそらくこの機種がX-Proシリーズ最終型
後継機はもう出てこない気がします。
(T_T)
X-Pro3の特徴の一つは隠れ背面液晶
蓋を開けると蓋の裏側に液晶画面が付いていて、再生画像の確認やメニュー操作ができます。
普段は液晶を見ないで撮影に集中してくださいと言う趣旨のようです。
レンタルはいろいろなところで出来ますので、よろしければどうぞ。
富士フイルムのミラーレス一眼カメラX-Pro3のレンタルはどこでできる?サブスクはどこでできる? (rental-doko.com)
いろいろ試してみましたところ、ほとんどのケースで問題なくOVF撮影が可能でした。
近距離撮影で前景を入れる場合や、中距離以遠であってもピント位置をわざと大きくずらすような撮影では誤差が大きくなりますが、こういう特殊なケースではEVFか背面液晶を使えばよいと思います。
OVF機としての実用性
OVFの良いところは、ブライトフレームで示されている撮影範囲の外側をファインダー内で確認できる点です。
コンパクトでレンズ交換ができ、しかもレンジファインダー機的な使い方ができる点でX-Pro3は素晴らしく、OVFは十分に実用的だと思います。
天保山(大阪港)でスナップ
海遊館のある天保山でスナップしてきました。
すべてOVFで撮影しました。
曇天で雨が降りそうな感じでしたので、その感じを出すためにアンダー気味で撮影しています。
フィルムシミュレーションはEtelnaです。
電車を降りて海遊館などに向かう観光客の皆さんの後ろ姿を絞り解放で撮りました。
手前の子供にピントが合っていますが非常にソフトな写りで、その前を歩く人たちのボケや滲み具合が良いです。
どこにピントが合っているのか一瞬分からない感じで、このレンズの味が良く出ていると思います。
ライカの8枚玉ズミクロンのオマージュと言われているレンズですが、本家本元を使ったことがないのでその辺は良くわかりません。
それと、オートフォーカスですと普通に3人組の女性にピントが合ってしまいますのでこんな感じにはなりません。
図らずもマニュアルフォーカスレンズの良さが出た一枚です。
手前の大きな丸いものはお店の前の提灯です。
ファインダー内で撮影範囲の外側が確認できるのでフレーミングしやすいです。
ピント合わせが間に合いませんでしたが、これはこれで良い感じです。
X-T5でも撮影しました
こちらはオートフォーカスです。
X-Pro3同様のEtelnaとEV-0.7という条件ですが、こちらはもう少し明るくしても良かったかもしれません。
雑感
曇天とは言え絞り開放のf1.2で使用するとシャッタースピードが爆上がりします。
最近のカメラは電子シャッターが付いているのでメカニカルシャッターの最高速(1/8000秒)を超えても安心して撮影することができて便利です。
そういえば1980年代くらいまでのカメラはNikonやCanonフラッグシップ機でも最高速が1/2000秒、普及機ですと1/1000でした。
同時に絞り開放から使えるレンズも少なかったですので、それほどシャッター上限を気にしたことはありませんでしたが、最近は気が付くと絞り開放かそれに近い絞りで撮っています。
技術の進歩により表現の幅が広がったということですね。
おしまい
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