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怒りを鎮める薬

怒りは体によくありません。

ある研究で、

「怒りの強い人は、心筋梗塞や脳梗塞など血管が詰まる病気のリスクが、強くない人の2.9倍も高かった」

Yahoo!ニュース

という結果が出ていて、高血圧、糖尿病、脂質異常の原因ともなっているそうです。


詳細はこちら:
医師の言うことをよく守る患者と、守らないわがままな患者。どちらが長生きするか(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

怒りは良くない

自分の健康に良くないと言うだけではありません。

怒りをあらわにすることで争いに発展し怒りの輪を広げ、周囲の人たちに不快な思いをさせる原因になります。

またそれによって状況が好転することはまずありません。

こんな厄介な感情をたちどころに鎮める薬があれば、素晴らしいと思いませんか。

みんながその薬を携行、頓服すればこの世から無用な争いごとが消え笑顔が増えて物事がスムースに進むようになるでしょう。

怒りを鎮める薬はある

実はこの薬あります。

この薬を僧侶からもらったという女性は、いつも怒りっぽく家族に迷惑をかけてしまうことが悩みだったそうです。

そのことを家に尋ねてきた僧侶に相談すると、僧侶は女性に怒りを鎮める薬を手渡し、

「怒りが湧いてきたら、この薬を舌の上に4滴垂らし口を閉じなさい。10分間口を開けてはいけません。口を開けると効果がなくなります」

そういって立ち去りました。

1週間後、再び家を訪ねてきた僧侶に女性は感謝の気持ちを伝えこう言いました。

「この薬は本当に良く効きました。私はもう怒らなくなったし、家族も平和になりました。」

僧侶は笑いながら、

「あれはただの水ですよ。薬が効いたのではなく、あなたが静かにしていることで怒りをコントロールしているのです」

この話はブッダが弟子たちに話した例え話です。

怒っている人は相手を罵り、怒りの輪を周囲に広げます。

怒りの唯一の対処法は沈黙である、とブッダは説きました。

沈黙時にすること

しかし、沈黙しているだけでは自身の怒りが収まらず、かえって健康に良くない氣がします。

実際、先ほどのリンク先の記事にもそういうことが書かれています。

実は、この方法にはコツが要ります。

ただ沈黙しているだけではなく、その間、自身の心を静かに見つめることが重要なのです。

怒っている自分を俯瞰、つまり少し上の方から眺めてみるのです。

そして、ゆっくりと息を吐きながら怒りの感情を手放します。

この作業の目安が10分、これを継続し無意識にできるようになるのに必要な期間が1週間ということでしょう。

これができるようになれば、自身の健康はもちろん、周囲との良好な関係を築くことができるようになります。

妙薬は自身の心の中にあるということですね。

おしまい

3000ビュー達成

今回もきっちりした数字の表示になりました。

もっともっと見てもらえるように頑張っていきますので読者の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

参考情報:
怒りを静める薬の話|ブッダが語った教え - YouTube

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