ドルの崩壊が近い?
ただの紙切れに100ドルとか1万円とか書いてあるだけでお金になる不思議について考えてみたいと思います。
昔はその紙切れを銀行に持っていけばゴールドと交換できたのですが、今はできません。
金本位制の崩壊
その制度は日本では1958年に、アメリカでは1971年に廃止されました。
1971年以降、世界はドルを基軸通貨とする変動相場制へと移行し現在に至っています。
アメリカが金本位制を捨てたのはベトナム戦争が主な原因で1400億ドルもの財政赤字を抱え、ドルと交換する金が足りなくなったためだと思われます。
何かのきっかけで米ドルを持っている国や企業が一斉にドルを金と交換しようとしたら、アメリカの金が足りなくなるという事態に陥いってしまいます。
そうなる前にニクソン大統領(当時)が手を打ってドルと金との交換を停止したのです。
なぜドルは強いままなのか
そんなことをしてもこれまで大丈夫だったのは、アメリカが産油国であるサウジアラビアをうまく取り込んで2国間の経済的な結びつきを強固なものにしたからです。
金本位制崩壊後のドルは、今日まで石油価格とリンクする形で価値が担保(ペトロダラー体制)され、基軸通貨としての地位を保ってきたのです。
ところが、ここにきて大きな動きが出てきました。
金本位制の復活?
ロシアを中心とするBRICS諸国がゴールドに裏付けされた新通貨を作ろうとしています。
つまり金本位制の復活です。
日本を含む西側諸国のメディアはウクライナ戦争によってロシアが窮地に立たされているということを盛んに報道しています。
ところが現実はどうもそうではなく、むしろその逆で窮地に立たされているのは欧米諸国のようです。
つまり彼らの報道は日本の戦争末期の「大本営発表」ということです。
まさかと思われる方が多いと思いますが、近いうちに真実が明らかになります。
少し前に私のブログで何度か取り上げたことがありますので、ご興味のある方はご覧ください。
本当にそんなことができるのか
確かにロシアと中国が手を結び、そこに産油国が加われば欧米を切り離す形で閉じた経済圏を築くことができるでしょう。
すでにこの構想には60か国が参加の意向を表明しているようです。
しかし、金本位制となると話は別で、潤沢な金の保有が前提となり、それが金本位制の弱点でもあります。
そのゴールドはどこにあるのでしょうか?
どうもこれにはからくりがあるようで、別の機会に取り上げたいと思います。
もし金本位制に移行できたとしたら、ドルはどうなるでしょうか。
おそらくアメリカの保有している金の量は大したことないでしょうし、石油もBRICSに持っていかれたらドルは崩壊ということになります。
そうなればバイデンに尻尾を振っている岸田内閣は吹き飛び、日本も大混乱となるでしょうけど、それはそれで面白いですね。
本稿に関連して書きたいことがたくさんあるのですが、日を改めてにしたいと思います。
おしまい
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