歴史教科書買いました
私は他の多くの日本人同様日本の公立学校で自国の歴史を学んできました。
小学校では社会科、中学校、高校では日本史と実に１２年間も歴史教育を受けてきたことになります。
私の頭の中の日本の歴史
それによって私の頭に定着しているイメージは次のようなものです。
日本は元々遅れた国で長い石器時代を経て朝鮮半島から伝わった稲作によって農業が栄え、鎌倉時代は元に攻められるも運よく嵐が来て助かり、江戸時代は町人文化が栄えたものの鎖国により工業技術の導入が遅れ欧米に後れを取り力負けしそうになったので幕末の志士たちが幕府を倒し明治維新を成し遂げた。その後の富国強兵政策により日露戦争に勝利し先進国の仲間入りをしたものの侵略戦争を繰り返したことでオランダやイギリスの逆鱗に触れ最終的にはアメリカに原爆を落とされ敗戦へと追い込まれた。戦後はアメリカに核の傘で守られつつ二度と戦争をしない平和国家として歩み始め経済的に発展した。
中学高校で当時使っていた日本史の教科書を捨ててしまいましたので何が書いてあったか確認できませんが、重要なのは頭に残っているイメージです。
それが上記のようなものなのです。
良いイメージがほぼ無い
この中に自国を誇らしく思えるようなイメージがいくつ入っているでしょうか。
明治維新では少し氣持ちが上向きますが、侵略戦争と敗戦でガクッと落ち、平和国家と経済発展で結果オーライといったところで今一つパッとしない展開です。
しかも経済発展については他の先進国からエコノミックアニマルと揶揄される始末で教科書外でも叩かれました。
多くの他の国の人たちはたいてい自国の歴史に誇りを持っていてそれを誇らしげに語るのだそうで、特にお隣の国はそうですよね。
残念ながら私は日本の歴史（として定着している頭の中のイメージ）を外国の方に紹介する氣にはなれません。
みなさんがどういうイメージを持っておられるか分かりませんが、私と似たり寄ったりではないでしょうか。
こんな国は他にない
学校教育が普及している国でこんなに「自国肯定感」の低い国民を有する国は世界広しと言えども日本以外にはないのではないかと思います。
その理由は、歴史教育の目的が普通は「自国肯定感」を高め国民としての誇りや愛国心を育てることなのに、日本では歴史教育で普通ではない他国と逆の「自国肯定感」を下げることをやっているからです。
いったい何のための歴史教育か
もちろん長い歴史の中で改めるべきところや数多くの失敗があったことでしょう。
しかしその長い歴史の中で自信をもって他国の人に紹介できることもたくさんあったはずで、それらが教科書でほとんど紹介されないかさらっと一文程度で済まされ、悪いところだけ強調された教科書になっていたように思います。
更に教科書を離れ自分なりに調べていくと本当に日本は侵略戦争を行ったのか、とか原爆を落とし一般市民を大量虐殺したアメリカが全然悪くなくて落とされた日本が悪く自業自得だったのか、など、疑問点がたくさん出てきます。
つまり日本の歴史教育は本来の目的を逸脱し逆の方向を向いているということです。
いわゆる「自虐史観」というやつですね。
子供の頃に自虐史観を植え付けられた国民は心優しい人であれば贖罪意識から「侵略戦争の被害国」に理不尽なことをされても我慢するようになるでしょうし、せっかく育てた優秀な人間は日本を見限って海外へ出て行くようになるでしょう。
なぜこんなことになっているのか、今回はそこには触れませんが、今の日本人に必要なのは少なくとも史実に基づいた中立公平な内容が書かれていてそれで学ぶことによって自国の歴史に誇りが持てるような教科書です。
やっぱりこうあるべきですよね
そのような歴史教科書の一つが国史教科書（竹田恒泰）で日本人にとって待望の書であると思います。
この教科書は国家検定に合格しており、この内容（もちろん良い意味）で合格というのは快挙だと思います。
「日本史」ではなく「国史」としているところも良いですね。
日本で一般的な「日本史」という表現には「世界（戦勝国）が見た日本の位置づけ」的なニュアンスが含まれているように思いますが、「国史」なら間違いなく「我が国の歴史」です。
忙しくてパラパラとしか見てませんが私が中学生高校生だったころの教科書と比べものにならないくらい面白く、自然に思考力が身に付くように構成されているようです。
当時こんな教科書で学んでいれば世の中の見方が全然変わっていただろうなと思います。
また機会を改めて内容をご紹介したいと思いますが、氣になる方は買って読んでみてください。
国史教科書 第７版 検定合格 市販版 中学校社会用 | 竹田恒泰 |本 | 通販 | Amazon
おしまい
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