Canon EF 24‐70mm F2.8で池の水鳥たち
本当はもっと焦点距離の長いレンズを使うべきところですが、レンズの実力と限界を見たかったので、あえて標準ズームで池のカモを撮ってみました。
今回は動画撮影のみです。
クロップ撮影
カメラの設定をAPS-Cクロップにして被写体を拡大するという技も使いました。
コンデジによくあるデジタルズームみたいな機能です。
フルフレームで言うと一番長いところが110㎜レンズくらいの画角になりますので、普通に撮るよりも拡大して撮ることができます。
ただしセンサーの真ん中だけを使うことになりますのでその分画質は落ちます。
フルフレームとAPS-C
ちなみに、フルフレームと言うのはフィルム時代に一番よく使われていた35㎜フィルムのサイズとほぼ同じサイズのセンサーのことで、36×24㎜の大きさです。
この元となった35㎜フィルムは、ドイツのライツ(ライカ)が普及させ事実上のスタンダードとなったサイズのフィルムです。
そのため35㎜フィルムのことをライカ版と呼ぶことがあります。
実はこれより大きなサイズのフィルムはライカがけん引して35㎜フィルムを普及させる前からたくさんあったのですが、なぜかフルフレームとかフルサイズと呼ばれます。
これに対し APS-Cサイズは23×15㎜くらいで、メーカーによって微妙に違います。
これも、フィルム時代に存在した規格の呼び名から来ています。
【カメラトリビア】フルサイズとAPS-C 《名前の由来》編 パート1|エイペックスレンタルズ-スタッフブログ (apex106.info)
実写
さて、APS-Cクロップで池の水鳥を撮ったらどうなったかをお見せしたいと思います。
絞りはf5.6、望遠端での撮影で、音はカメラの内臓マイクで拾っております。
フルフレームに換算すると、110㎜レンズくらいの画角になります。
クロップしていますが21インチ程度のPCの画面で見る限り特に画面の粗さを感じません。
しかし、クロップなしでもっと望遠側のレンズで撮ったら違いが分かるのか、その辺りは分かりません。
モーター音の問題
オートフォーカスでの撮影でしたので、ジジッというモーター音が僅かに聞こえます。
最新のRFレンズでは改善されているのかもしれません。
静かなところでの撮影で音が必要な場合はマニュアルフォーカスに切り替えた方が良いかもしれません。
なんか写りが奇麗
概ね良い感じで、特に2番目の逆光でのシーンでは適度なゴーストが入り、コントラストの低下もさほど感じられず良い雰囲気の映像になりました。
流石はLレンズ+最新のセンサーです。
残念なのは被写体が小さく写っているところです。
やはり野鳥撮影にはもう少し長いレンズが必要ですね。
4つ目のカモはフェンス越しですので、状況によってフェンスにピントが合うことがあります。
うまく行けばカモにトラッキングされて奇麗に撮影できます。
氣のせいかもしれませんが、Fujifirm機(APS-Cセンサー)より奇麗に撮れる気がします。
センサーが良いのか、レンズの力なのか、その両方なのか分かりませんし、氣のせいかもしれませんが、それはこの前の結婚式での撮影でも感じました。
なんかくっきり感があるというか...
これからいろいろ撮り比べてみたいと思います。
おしまい