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Fujifilm X-Pro1 をマニュアルフォーカスレンズで使う

防湿庫で眠っていたX-Pro1を久しぶりに取り出して撮影してみました。

中古で購入した時はX-Pro2が発売されるちょっと前だったと思います。


光学ファインダーを使ってみた

フィルム時代から光学ファインダーを覗きながら撮影するのが好きで、あの感覚を味わいたいと思って購入しましたが、思わぬ落とし穴が...

中古で状態が良くないのか元々こういうものか分かりませんが、晴天の屋外だとブライトフレームが殆ど見えずがっかりでした。

また、X-Pro1の光学ファインダーにはピントをリアルタイムで確認する機能がなく、細かいピント調整には不利でした。

こういった理由から、せっかくの光学ファインダーの出番がなく電子ファインダーと液晶画面ばかり使っていました。

しかしこれではもったいないということで、今回は光学ファインダー+マニュアルフォーカスレンズでどこまで撮影できるか挑戦してみました。

幸か不幸か曇天が続きブライトフレームがかろうじて見える感じでしたので、何とか撮影することができました。

しかし視差補正機能が働きませんのでブライトフレームが見えたところで大ざっぱなフレーミングしかできません。

ピント合わせは、背面のダイアルを押し込んで電子ファインダー拡大表示に切り替えて行いますが、

これも拡大率が大きすぎてどこを見ているのかすぐに判断できず使いづらいです。

結局、光学ファインダーで撮影したのは最初の数枚のみで、後は電子ファインダーでの撮影になってしまいました。

これが光学ファインダーを見ながら撮影したショットです。

Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Provia

真ん中の手前の人形にピントを合わせブライトフレームを見ながら撮影しています。

絞り開放でこのくらいの距離で撮ると球面収差の影響だと思いますが独特のふんわり感が漂う絵になります。

これも光学ファインダー撮影で、ピント合わせは適当です。

Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Provia

現実的には電子ファインダー

ここから後の画像は電子ファインダーでの撮影です。

真ん中あたりの水滴にピントを合わせましたところ、絞り開放にも関わらず景色が映り込むくらいシャープに撮れました。

Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia

しかも近距離撮影で例の独特のふんわり感が出ます。

中華レンズ侮りがたし!

Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia
Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia
Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia
Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia
Fijifilm X-Pro1 TTArtizan 50mm F1.2  絞り開放 ISO200 Velvia

マニュアルフォーカスレンズが良く似合う

NOKTON 35mm F1.2

フォクトレンダーのNOKTON 35mm F1.2が良く似合います。

ボディの方はグリップを外し上からAKI ASAHIの本革を貼っていますので、より昔風になっています。

このレトロ感たまりません。

これでレンジファインダー遊びができれば最高なのですが...

ちなみにX-Pro3であれば電子接点を介してブライトフレームがピントリングと連動します。

TTArtizan 50mm F1.2

今回の撮影に使ったレンズです。こちらもカッコいいです。

まとめ

35㎜以下の焦点距離のオートフォーカスレンズでピント合わせをカメラに任せて撮っていく、あるいは絞り込んでパンフォーカスで使うような使い方でないと光学ファインダー撮影は難しいです。

しかし電子ファインダーまたは背面の液晶画面を使うだけならマニュアルフォーカスレンズでも問題なく使えますし、オートフォーカスならより使いやすいと思います。

後から出た新しいフィルムシミュレーションが使えないとか、動作がゆっくり目とか、いろいろありますけどどこまで気にするかの問題です。

趣味の範囲内であればまだまだ使えるカメラだと思います。

おしまい

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