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PENTAX SP 塗装の研究進みました
往年のフィルムカメラ ASAHI PENYAX SP のレストアにはまっております。
まだまだ修行が足りず、カメラ本体の機械をいじるところまではできておりませんが、レンズの分解清掃はある程度できるようになりました。
今はカメラ本体外装の凹みや傷を修正して再塗装を行うようなことを行っており、梨地ブラック、半艶ブラック、ブラック&ブラス(塗装後にわざと塗装の一部を削って真鍮の地金を出す処理)、チタンルックとラインナップが充実してきました。
今回は半艶ブラック、ブラック&ブラス、それにチタンルックをご紹介したいと思います。
半艶ブラック塗装
トップカバーのみですが、こんな感じです。
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塗装後に焼き入れ処理を行っており耐引っ掻き性、耐溶剤性が高い、と思います。
墨入れの部分(白い文字)の所も焼き入れ処理を行っておりますので使っているうちに文字が消えてくる心配はありません。
市販の昔のカメラ同様、使っているうちに半艶が消えて艶々になって来ると思いますが、それもまた良しです。
ブラック&ブラス
なのですが、今回は自然に艶々になり角っこが剥げて来る楽しみをすっ飛ばしてしまいました。
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折角奇麗だったカバーが角っこを中心に地金むき出しになり、おでこが艶々になりました。(笑)
画像では分かりにくいのですが素の状態と比較すると「汚さ」が全然違うんです。
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ジャンク品として購入した際に付いていた表面の小傷や凹み、塗装の傷みはすべて消えています。一見ボロっちく見えますが全然ボロくなくて、これでいいのです。良く分からない表現ですみません。
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こういうのが好きな方にはきっとわかってもらえると思いますが、ちょっとやり過ぎたかもしれません。
ちなみに「ブラック&ブラス」という処理名は私が勝手に付けたもので、一般にはウェザリング処理とかエイジング処理と呼ばれています。
チタンルック
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ベースはシルバーボディで、凹みや傷を修正後に塗装と焼き入れを行っており、文字をオリジナルの黒から白に変更しました。なかなかお洒落でしょ?
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こうやって2台並べてみると同じ型のカメラなのに雰囲気が全然違います。
残念なことにチタンルックの方はフィルムカウンターのリセットが効かず、カウンターが上がりっぱなしになります。
ほぼほぼ仕上がった段階で氣づきました。(´;ω;`)
これを修理するには本体をばらさないといけませんので、それをするかこのままカウンター不良品として出品するか悩み中です。
おしまい
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