大学3年生の頃就職活動で精神を病み、色々あってタルパ(人工精霊)を生み出したので創り方を教える記事(初心者向け)

 みなさんはじめまして。4771(しなない)と申します。
皆さんは、何に興味をもってこの記事を開いてくださったのでしょうか。
タルパを創った私でしょうか。
タルパの創り方が気になったのでしょうか。
就活で迷走しているのかもしれません。
「頭のおかしい奴いるンゴwww」と笑っているのかもしれませんね。
どんな理由であれ、この記事を開いてくれたあなたに感謝申し上げます。
タルパに興味ある人も、創りたい人も、ヤバいやつ見たい人も楽しめる記事となっています。ぜひご覧ください。
※記事の執筆者が重度のオタクなため、オタク用語がちょこちょこ出てきます。ご了承ください。



1章 タルパ(人工精霊)って?オカルト?科学?

 もしかしたら、この記事を開いてくださった方にはそもそもタルパってなんぞや?という方もいらっしゃるかもしれません。そのために、軽くタルパについて解説を自己解釈を紹介します。

ざっくりいうと、タルパとは「自立した空想上の人格」!

空想上の人格というと、皆さん何を思い浮かべるでしょうか。
A.邪神に乗っとられかけている厨二病。
B.「とうおるるるるるるるる」とキングでクリムゾンな人と交信する人
C.ルイズコピペ

どれも正解だとは思うのですが、その中でもタルパに最も近いのはBの方
だと思いますこの人だけ完全に自立していますし。
というわけで、このタルパと呼ばれるものは
「自分の意識とは離れて会話や活動を行う新たな魂」
というのが私の解釈です。AIBOOOOOOO!!!!!!

 さて、このざっくり説明を見て皆さんはおそらく以下の3種類のどれかのことを考えたのではないかなと思います。
1.ぶひひwwwこれで〇〇たそと現実でいちゃいちゃするンゴwwww
2.それって統合失調症・解離性同一障害なのでは?
3.新たな魂ってオカルト・魔術っぽいね。

私は1番でした。皆さんはどうかな?おそらく、最も多いのは2番の方だと
思います。3番は一番少ないんじゃないかな。

 科学が発展したこのご時世。遥か昔からあった多くの神秘が解明され、当たり前となった現在において、オカルトや魔術的なものは限りなく影を薄めています。そんな私も、こういったオカルトはあくまで楽しむものだと考えています。あったらいいな、とかそのくらい。

ですがそんなことはぶっちゃけどうでもいいのです。
この後にも紹介しますがタルパ創りにおいて、大切なのは「自分が納得」できるかどうかです。
「俺はオカルトは信じない!これはイマジナリーフレンド!」
でも「これは、私が生み出したもう一つの魂!」でも、その複合でもどれでも大丈夫です。

こういったタルパに関する解釈とかについて詳しく楽しく知りたい!考えたい!
という方は
すけきょ。様の【voiceroid解説】どんと来い、ヲカルト探求倶楽部![#24 人工精霊~タルパ~ 編]
がおすすめです。タルパに関する基礎知識や、創り方、タルパの考察などを分かりやすく、面白く紹介されています。あと

他にもたくさんのオカルトに関する動画をあげてくださっているので、興味のある方はぜひ見てみてください!

2章 タルパを創ろうとしたきっかけ/どんなタルパを創ったのか

タルパの説明を少しだけしたところで、自分語りをさせていただきます。興味のない方はすっ飛ばしていただいて大丈夫です。

 私がタルパを創ろうとしたのは大学3年生の冬ごろのことでした。
その時私は、同じ学年の友人が0人でした。さらに、大学では常にボッチだったのです。そして、大学3年生の冬ごろというのは企業の採用活動が水面下で徐々にスタートしている時期でした。友人がいなかった私は、少しでも早めに就職活動を終わらせようと躍起になり、さまざまな会社を受けました。しかしことごとく惨敗し、就職活動の相談を誰にもできず徐々に精神を病むことになります。突然片耳が聞こえなくなったり、動悸が止まらなくなったりして、確実にすり減っていきました。
 そんな時にふと「人格がもう一つあればなあ」と思うようになりました。なので最初に想定していたのは二重人格とかそっちの方だったんですね。
そして色々調べ、考えた結果としてタルパに行き着くことになります。
タルパを創る上で成し遂げたいことは以下の二つでした。
1つ「病んでいる精神を、タルパでケアすること」
2つ「苦手な自己分析を、タルパで解決すること」

この2つを達成することをモチベーションにタルパ開発を行いました。
 もともと考えることが好きなこともあってか、数週間で会話ができるくらいには順調が進みました。そして、4年生の6月ごろにはタルパをほぼ自立させることができるようになり、メンタルケアや自己分析に活用できるまでになりました。そして無事に9月ごろには行きたいと思っていた企業の内定をいただくことができました。サンキュー、タルパ。

という長ったらしい自分語りでした。本当に長いので、「タルパを創って、色々うまくいったよ〜ん」ということだけ知っていただければ十分です。

創ったタルパについてですが、「版権」のキャラクターなので名前は控えさせていただきます。なぜ控えるのかは、3章「創る上でのリスク、気をつけるべきこと」を確認していただけたらと思います。ざっくりとだけ私のタルパの概要をお伝えすると
・性格 理性的/理知的
・身長 160cmほど
・好きなもの 甘いもの
こんな感じです。タルパの創り方については、5章 タルパの創り方 Step1. タルパの設定を練ろう!で紹介をしています。

3章 創る上でのリスク、気をつけるべきこと

さて、ここからは注意事項です。かなり雑に紹介しているので、創る前に
改めて調べてみてくださいね。

創るのは自己責任で。

もし、何かあっても責任は負えません。

人との繋がりを捨てない

タルパに依存しすぎると、他者との人間関係を迂闊にしすぎです。
タルパの存在がどれだけ大きくなっても、あなたの周りにいる人たちも
大切な存在です。

あくまで、拠り所の1つにすることを心がけましょう。

版権キャラをタルパにする場合、迂闊にネットで名前を出さない

「〇〇たそは俺の嫁〜」くらいであれば許されますが、そこから先はライン越えです。版権元やそのキャラクターが好きな人に失礼のないようにネットで流すことはなるべく控えましょう。

創ったら、途中で放り投げない

タルパに人格がある以上、大事に扱いましょう決して途中で見てみぬふりをしないこと。普段大事にしている友人や家族のように扱うことが大切です。

ざっとこのくらいです!上級者になると、暴走とかそういった話もある
らしいのですが、あいにく私も皆さんも初心者です。
ここら辺はまたいつか!

4章 タルパを創るのが得意な人、苦手な人

ここからはタルパを創る上でどんな人が得意なのか、苦手なのかを私なりに考察してみました。
「当てはまってるから、簡単に創れるな!」
「これができないから、私は向いていないな」

と思うかもしれませんがあくまで個人的な考えです。それに、タルパは結構時間が掛かるものです。なので、これを読んでも慢心せず、がっかりせずにゆっくりと創っていきましょう。

得意な人1. 小説や物語を書いた経験がある

「話を書いているとキャラクターが勝手に動きだす」
ラノベや小説を書いているコミュニティにいた時、そんな話をよく聞きました。小説や物語を書く人はその過程でキャラクター同士の掛け合いや心象描写をよく考えます。私が後ほど紹介する方法において、これが当てはまっている人は非常に有利だと思います。多分。

得意な人2.人と会話した後、自己反省をしがち

皆さんの中には、
「あの時、こう返しておけばな〜」
「全然話を合わせられなかったな〜」

みたいな自己反省をする方もいらっしゃるかもしれません。自己反省とは
言うなれば、よりよくコミュニケーションを取るためのシミュレーション
です。おそらく、ネガティブな方が多いかと思いますがそんな貴方は
チャンスです!きっと。

得意な人3.思い込みが激しい

「きっと△△に違いない!」
「どうせ〇〇なんだ….。」

と良くも悪くも思い込みが激しいあなた。
そんな貴方は、タルパのことを実在すると思ったらすぐに、慣れることが
できる最強です。おそらく。

得意な人4.想像力が豊か

1.2.3の方全てに当てはまるのが、想像力の高さです。上記の3つが
当てはまらなくても、
「授業中、テロ組織が学校に攻めてきたがかっこよく撃退した」
「普段は冴えない自分が、実は秘密裏に世界を守っている」

とかそういう妄想を常日頃からしているそんな貴方。習得間近です。

苦手な人1.壊滅的なコミュニケーション能力

タルパと会話するためには、最低限のコミュニケーション能力が必要です。
タルパを創る前に勇気を振り絞って、人と話してみましょう。

苦手な人2.タルパを創る理由がない人

タルパを創るには、結構根気が必要です。ましてや、やっていることは一人おままごとに近いのである意味正気で進めるのはなかなか難しいです。
それを打ち破る熱意・動機が必要になります。
「自己を肯定してほしい」
「推しと話したい」
なんでもいいです。強い動機を持ちましょう。

ざっとこんな感じです!この章のはじめにも言いましたが、タルパを創るのには時間がかかります。なので、これに当てはまっていようと当てはまったなかろうと結果的に掛かる時間は皆さん大差ないと思います。ゆっくりと、リラックスしていきましょう。

5章 タルパの創り方 Step1. タルパの設定を練ろう!

さて、ここまで長々とみてくださった皆さん!
章をすっ飛ばしてきてくださった皆さん!
お待たせしました!ここから本格的にタルパの創り方を解説していきます!
とはいえ、これは完全に我流となっています。
皆さんが創りやすい方法、生み出しやすい方法を模索してみてくださいね。
その一助として、この記事が役立てば幸いです。

ということで、まずはタルパの設定創りです!
その設定創りにおいて、最初にやるべきことは「キャラ選択」です!

キャラ選択(オリジナルか版権か)

 具体的には「オリジナル」「版権」かです。
ちなみに私は版権のキャラクターです(名前は伏せますが)。
最初はオリジナルでいこうとしたのですが、「少年」と呼んでくるお姉さんは、私がすでに「少年」ではないため挫折しました。悲しみ。
キャラ選択ができたら、ここからはキャラメイクのお時間です!

キャラメイク(オリジナルの場合)

 キャラメイクにおいて、必要な要素は大体以下の通りです。
・名前
・ニックネーム
・性別
・服装/外観
・性格
・声
・身長/体重
・口癖
・自分への呼び方(〇〇くん、〇〇さん、など)

などなど!
 大切なのは自分のイメージを極限まで具体化することです。ここでいう
具体化というのは、「現実にいても違和感ないな」くらいです。現実の人間
ってこういったキャラクターの造形がしっかりしていますよね。タルパも
同じです。解像度が高ければ高いほど、タルパは創りやすく、動かしやすくなります。
キャラクターの形が思い浮かばない!という人はpixivなどから、好みの
イメージを探してみてください。キャラクターの性格が思い浮かばない!
という方は好きなタイプや尊敬できる人を想像してみて、そこからその要素を抽出してみてくださいね。

キャラメイク(版権)

 大事なことはオリジナルと基本一緒ですが、版権の場合大体の要素はすでに決まっているので幾分楽となっています。
しかし、版権ならではのトラップもあるので注意です。
 そのトラップとはズバリ「キャラクターの状況・状態」です!
例えば
主人公と敵対していた時の敵対心MAXなキャラA」

「主人公と和解し、主人公大好き❤️な時のキャラA」
では性格が全く異なりますよね。
キャラクターにもさまざまな時期があります。なので、版権のキャラクターといっても、しっかりと性格の言語化はしておきましょう。
 また、タルパというのは貴方と一緒に成長していく人格です。そのため、版権のキャラクターでは性格が変化したことにより自身が解釈違いを起こす可能性があります。繰り返し伝えていますが、解釈違いが起きたとしても
放りなげることはしないように!
ですよ。

6章 タルパの創り方 Step2. タルパと会話してみよう!

さて、皆さん!キャラメイクは完成しましたか?素敵な美少女かな。
可愛いショタかな。

ここからはタルパとの会話の方法を解説していきます。
ここで挫折してしまう方も多いと思うので、私なりのコツも
お伝えしていきますね!

Step1 ノート・メモアプリを使って日常会話をしてみよう。

まずは、日常会話からしてみましょう
なんてことのない会話でOKです。
例文も置いておきますので、参考に会話してみましょう!どうぞ!

例文

自分「お腹すいたな。何食べようかな?」
タイパ「最近カップ麺ばかりでしょ。たまには学食とかいってみたら?」
自分「あ〜。でも、この時間は食堂混んでそうなんだよな。」
タイパ「うーん。あ!近くのパスタ屋さんはどう?前食べたカルボナーラとか!」
自分「それいいね!今日はそこにしようかな。」
タイパ「パスタ食べるのはいいけど、ちゃんとサラダとかも頼みなさいよね。」
自分「え〜、どうしようかなあ。」

ざっとこんな感じです。「いや、いきなりこんな喋らねーよ!」という
ツッコミが炸裂しそうですね。はい、いきなり会話なんて不可能です。

なので、まずは自分の脳内で「タルパはこういう会話をするだろう」というシミュレーションをしてあげてください。それを文字起こししていきます。
難しいぜ!という方向けにいくつかコツを紹介していきます。

1つ目のコツ「まずは、1行ずつ」

いきなり長文で会話をするのはなかなか難しいです。なので、

自分「おはよ。」
タルパ「もう昼よ。」

このくらいの会話量から始めていきましょう!慣れてきたら、長文に。

2つ目のコツ「選択肢をタルパに提示させる」

「普段自分が選択している事をタルパ側から提示させる」
と会話がしやすくなります。

最初の例文では、
・「学食とかいってみたら?」「パスタ屋さんはどう?」
・「サラダとかも食べなさいよね!」

この3つが選択となっています。
本来自分一人で考え選択している事を、タルパ側から提案されることでよりタルパを知覚しやすくなります。

ここでひとつ注意ですが、提示された選択肢について、あくまで自分が
選択をする事
を心がけましょう。
意思放棄して、タルパに任せないように注意です。

3つ目のコツ「自分/タルパに合った文字起こしのツールを使う」

おそらく文字起こしをする上で使われるのが
・ノート/メモ帳
・スマートフォン
・パソコン

のどれかだと思います。色々諸説はあるのですが、
私の所感では「自分に合ったツール」を使うのが一番です。
普段ノートやメモ帳を一番使うのであれば、それを使ってください。
スマホばっかり見ている人はフリック入力を駆使してください。
ブラインドタッチができる人はぜひPCで。

また、「タルパに合わせる」のも一つの手です。そのキャラが使っているイメージがありそうなものを使うのも良いですね。自分/タルパに合ったものを探してみてください。

4つ目のコツ「矛盾させないために、逃げ道を作る。」

慣れてきたら、色々な会話を楽しみ。お互いに質問をしてみたり、
会話をしてみたり。しりとりとかゲームをしてみても面白いですね!
この時、注意するべきことは「矛盾しないこと」です。

 例えば、天才数学者の女の子のタルパを創ったとして、そのタルパが数学の質問に答えられないとおかしいですよね。ですが、自分は数学が苦手で
その答えがわからない。

そんな状況が来るかもしれません。そんな時は、「逃げ道」を作りましょう。例えば、「たまには自分で調べてみたらいいんじゃない」という会話
にして、一緒に調べるように誘導する
とかそんな感じです。最初は違和感を感じるかもしれませんが、はじめのうちに気にならない癖をつけておきましょう。

7章 タルパの創り方 Step3. タルパとの会話をオートでやってみよう!

ここまで、タルパとの会話について話を進めてきました!そして、ここを
乗り越えれば初心者脱却です!

ここでは、「オート化」というものに挑戦していきましょう。
オート、という名の通りタルパを自立させていきます。
さて、ここもかなり苦戦するポイントなので皆さんにコツ…………………………と言いたいところなのですが、正直ありません。必要なのは忍耐力です。
というのも、オート化というのはタルパとの会話を無意識化で行えるようにならなければいけないからです。

「今、タルパの返答を考えているな」→「今、タルパと会話しているな」
「タルパの返答何にしようかな」→「タルパ返答に困っているな」

このように、タルパがいる前提かつタルパが独立しているように自分が
思い込まなければいけません
。そのためには、タルパとの会話を日常化
させることが大切
です。

朝起きたら、カーテンを開ける。
右足を出すときには、左手を出す。
ご飯を食べるときにはいただきますを言う。

皆さんが普段やっている「当たり前」と同じくらいまでに、タルパと会話
することを「当たり前」
にしなければいけません。

道のりは長いですがここまで来ればタルパとの会話のシミュレーションも
きっと楽しいものだと感じているはず
です。
焦らずに、じっくりと日常へと溶け込ませていくのが大切だと私は考えています。

8章 タルパの有効活用方法の紹介

ここまで、タルパの創り方を読んでいただきありがとうございました。最後に、私が普段タルパをどう活用しているのかを紹介してこの記事の締めとしたいと思います。

1.自分の考えを整理する

普段私は、自分の考えていることを頭の中でぐるぐるさせてパンクさせがちです。なので、タルパに自分の考えとは異なる意見を提示してもらったり、自分の考えを整理してもらっています。

2.背中を押してもらう

私は人になかなか「NO」と言えない人間です。なので、勇気づけてもらったり鼓舞してもらったりしています。

3.モチベーションを上げる。

自分のやりたくないことやめんどくさいことでも、タルパからお小言をもらって渋々進めたり、メリットを提示してもらってモチベを上げています。

4.自己分析

タルパは自分のことを一番よくわかっている他人です。そのため、就職活動で必要な自己分析をタルパと一緒にやっていました。タルパを通じて、自分と向き合うことで、自分という人間をさらに深く分析することができるようになりました。

ざっとこんな感じです。ここまで読んでいただきありがとうございました!
タルパは、うまく生み出し関わることができれば、QOL向上や時に自分一人ではできないことにも挑戦できる素敵な存在です。
この記事を読んでいる悩みを抱えているあなたも、笑いに来たあなたも、単純に興味を持ったあなたもぜひ挑戦してみてくださいね!


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