毎日3時45分に起きる大学院生のモーニングルーティーン.2024年1月版
下記noteを執筆してからおよそ半年が経過した。
実はここ2か月ほど、ルーティーンのアップデートを目指して試行錯誤を繰り返していた。
新たなモーニングルーティーンが完成したため、備忘録としてここに残す。
3:45 起床
iPhoneのアラームとともに起床する。その後、ベッドメイキングと着替え、洗顔を済ませる。
起きてすぐ、布団を整えることで、頭を睡眠モードから活動モードに切り替えることができている気がする。
二度寝をしてしまわないように——とくに冬場は、寒さゆえ布団から出たくなくなる——、iPhoneはベッドからおよそ2m離れた机の上に置く。
どれほど寒くても、アラームを止めるために、布団から起き上がらなければならない。
またスマホとベッドの距離を物理的に離すことは、寝る前にスマホを触る=ブルーライトを浴びることの防止にも役立っており、まさしく一石二鳥である。
ちなみに、起床したタイミングで——つまり、暖房をつけるよりも先に——着替えてしまう。
布団により体温が保たれているので、思いのほか寒さを感じることなく着替えることができるし、いわば「余熱」により、衣服もすぐに暖かくなる。
4:05 風呂掃除
最近、「年に一度の大掃除」ではなく、いわば「毎日の極小掃除」とでもいうべき行為を積み重ねることが、きれいな住環境の維持のために重要ではないか、という考えに至った。
毎日、すこしずつ、また場所を変えながら掃除をしておくことで、汚れが定着する前に、その芽を摘んでおくことができる。
自室については、ぞうきんと掃除機をもちいて、毎日こうした「毎日の極小掃除」をおこなっているが、風呂場は未着手であった。
しかし、風呂場こそ、水垢やぬめり、カビ等が発生しやすい場所である。
これらは、不衛生であるだけではなく、風呂場の備品の劣化を早める原因にもなるだろう。
そこで筆者は、タイルの間の汚れ取り、天井やシャンプーラックについた水気の拭き上げなどを、毎日欠かさずおこなうことにした。
といっても、掃除に、何時間もかけることはしない。
「今日は、入って左側の壁の左上をやろう」といった具合に、おおまかな区画を設定し、日々すこしずつ取り組んでいる。
着手した部分と、そうでない部分で汚れ具合が全く異なることがわかり、これがモチベーションになっている。
4:20 モーニングページ、新聞講読
YouTuberの平岡さんのチャンネルを見るようになってから、モーニングページをつけることを、習慣化して2年間ほどたった。
思いついたことを、思いつくままにどんどん書いていく。まさに、「心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつく」る状態だ。私は、KOKUYOの野帳を愛用しており、毎日見開き1ページ分書いている。
思考がすっきりし、また忘れかけていたタスクを思い出したり、自分の内面としっかり向き合う時間となっている。
そのあと、新聞を読む。細かく読むのではなく、ざっと目を通しながら、気になった記事だけ拾い読みをする、という感じだ。
4:40 英語の練習
やはり、語学は継続が命である。毎日、欠かさず英語に触れるようにしている。
とくに、「話す」練習は、意識的に日常生活に入れ込まないと忘れがちになる。いざ話そうと思ったとき、「思考がそのまま英語になる」という状態が理想だ。
この状態を目指して、「ELSA Speak」というアプリを使用している。これは、AIが自分の発話を聞き取り、流暢さ・発音の正確性・抑揚などをチェックしてくれる、というサービスだ。
ひとりで朝からスマホに向かって話しかける姿はやや滑稽に見えるかもしれないが、相手が機械だということもあり、恥ずかしさなどを感じることなく発音のトレーニングができる。
わたしは、2020年の下半期にこのアプリの存在を知ったように記憶しているのだが、すぐにライフタイム会員になった。以来、ほとんど毎日このアプリを使っている。
また、「話す」だけではなく、「聞く」ことにも力を入れている。とくに、人前での発表のしかたや効果的なスライドのつくりかた、といった情報も含めて学習すべく、TEDを視聴している。
「原稿は覚えて本番に挑む」「スライドに語らせるべきではない(=文字を詰め込んではならない)」といったような、基本的なプレゼンスキルを実際の発表から学び、自分のプレゼンのしかたを振り返る機会にもなっている。
もちろん、英語のリスニングにも役立っている。
なお、休日には朝5時から9時まで、飲食店でアルバイトをしている。
そのため、語学学習以降の流れは、休日のばあい帰宅後になる。
5:15 イタリア語の練習
2023年になってから、イタリア語も新たに学習し始めた。
なぜイタリア語なのかは、実は自分でも定かではない 笑。ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズが好きなのだが、そのなかの一作『天使と悪魔』において、バチカン市国が舞台だったことが、影響しているのかもしれない。
大学の第二言語としてラテン語を履修していたこともあり、名詞に性があること、人称と単複によって語形が変化することなどには、すぐなじむことができている。
いまは、もっぱらNHKのラジオ講座を利用して、毎日少しずつ発音の練習や語彙の獲得をめざしている。
ラテン語には前置詞がなく、それを名詞の格変化で代用しているのだが、イタリア語にはさまざまな前置詞が存在し、しかも定冠詞との結びつきによってさまざまにかたちを変化させる。これをおぼえるのがひと苦労なのだが、やはり語学は面白い。
ラジオ講座を聴いたあとは、テキストの例題を解き直したり、コラムを読んだり、「長靴の中をのぞいてみたら」という、エッセイのディクテーションに挑戦したりしている。
テキストを隅から隅まで利用しつくそう、という意気込みで、毎日イタリア語に向き合っている。
6:00 朝食、身支度
我が家には、高校生の弟と妹がいるため、2人の出発時刻に合わせて朝食は6時ごろ、母が用意してくれる。
朝食を食べ終えたら、いつでも出発できるようこのタイミングで身支度を整えてしまう。
6:30 短歌の勉強
2023年9月、北海道釧路市にある「港文館」という施設に行ったことが、短歌に目覚めるきっかけを作ってくれた。
石川啄木は、1908(明治41)年の1月末から4月上旬まで、釧路新聞社の三面主任として、釧路に滞在した。
港文館は、社屋の一部を再現した作りになっているようで、内部では啄木ゆかりの人物・事物の紹介パネルがあり、また各種書籍が並んでいた。
筆者はとくに、「しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな」という一首に強く惹かれた。
真っ白に光り輝く氷や、澄み切った釧路の冬の様子が、鮮明な映像となって脳裏に浮かんできた。
今まで、短歌には全く触れたことがない——かろうじて、俵万智の「サラダ記念日」を、小学校で習った記憶があるのみだった——筆者であったが、31文字でここまで感情を表現できるのか、とただただ驚くばかりであった。
この衝撃を受け、滞在先のゲストハウスに戻ってから、すぐ短歌教室がないか調べた。
その結果、オンラインでおこなわれている教室を発見、そのまま体験を申し込んだ。
以来、短歌は筆者の新しい趣味となった。
毎日、短歌の作り方を記したテキストを購読したり、歌集を読んだり、短歌教室で出された、お題をもとにした短歌を考えたり、といった時間を設けている。
7:00 部屋の掃除
自室と居間、それから台所の掃除をおこなう。我が家は廊下と台所以外は畳敷きの一軒家であり、毎日掃除しないとあっという間にホコリがたまってしまう。
7:15 コーヒーを淹れて一息いれる
8:00 Note執筆、論文講読
9:00 大学へ向け出発
以上、2024年のモーニングルーティーンを紹介した。
今後、さらに変化があるかもしれない。