【雑記】エレキギター演奏を再開したくなってきた
ちょうど1年ほど前、所持していたFenderのギターや周辺機材を手放した。
その背景には、大学院での研究生活が始まり、ギターに対する優先順位が相対的に低下したことがある。
修士2年目となった現在、文化人類学の観点からアイヌ文化と観光の関係性について考察する、という内容の修士論文の執筆を続けている。
研究活動等との兼ね合いから、M3まで在籍し26卒の予定ではあるが、研究の目処がかなり立ってきたことを実感している。
1年以上をかけて、文献調査や先行研究の整理、現地調査を並行して実施し、指導教授と何度もディスカッションして修論の下書きを修正してきた。
そうした積み重ねの中で、途方もない道のりの先にあると思っていた、人類学の修士号を取得するという目標が射程内に入るようになってきた。
まだまだ議論の詰めが甘い部分もあるし、参与観察で見聞きしたことから何が言えるのか、結論については未執筆の状態だ。
それでも、自分の議論に不足している観点や内容は何か、極めて明確な見通しを得られるようになったことは確かである。
そうした状況にあって、ここ数ヶ月の間に再びエレキギターを弾きたいと考えるようになってきた。
研究活動は困難だがそれが面白さでもあるし、他の院生とのディスカッションなどは大変刺激的で楽しい。
しかしながら、ひたすらに研究に打ち込んできたことに対して何らか成果をあげられそうだという見通しを立てられた今、筆者は、研究以外の場所にも熱量を振り分けられるのではないかと感じるようになった。
それが、かつて(とはいえ1年ほど前までは)やっていたエレキギターというわけである。
研究の合間に楽器屋を覗いたり、デジマートなどで商品を見たりしながらギターへの熱量を高め、また同時に資金を貯めている段階である。
NISAを含めた資産の総額が、年内に100万円を超えそう(現在85万円ほど)なため、これを達成したのちギターを再開しようという算段である。
さて、どんなギター・周辺機材を購入しようか。
Djentやメタル、ハードロックなどいわゆる「重い」ジャンルは変わらず大好きだし、こういった方向に特化したギターを購入予定である。
ただし、同時に持ち運びの手軽さも重視したい。
就職すれば全国へ転勤する可能性があるため――そして筆者は、これに全く抵抗がない――、身軽に引っ越しができるというのは重要だ。
家賃を節約し、ミニマムライフコストを下げるという意味でも、所有物の総数やモノが占める面積を減らすことは有効だろう。
エフェクター類も、持ち運びの手間などからマルチエフェクター1台、かつ自宅でのライン録りがメインになるためフットスイッチは必要最小限でよい。
以上を踏まえて
である。
色合い、YouTubeなどでのデモ演奏などを見る限り、筆者の好みに合いそうな印象をもっている。
また、7弦かつヘッドレス(=コンパクト)、軽量(2kg台)というのも魅力のひとつである。
ボディ本体が生み出す「音の重さ」はないかもしれないが、それがどうにも耐えられなくなったときに考えればよいことだろう。
近いうちに、楽器屋で試奏させてもらう――果たして、指は動くのかという不安はあるが――予定だ。
ちなみに、ギターを手放す前に使っていたのはLINE6のHelix LTである。
中古で10万円くらいしたが、UIや音の質感が自分に合っていてとても満足度が高かった。
今回は、重い・かさばる・ステージ上での演奏は想定していないといった理由から、選択肢から除外している。
LINE 6のHelixシリーズとBOSSのGT-1000シリーズは、個人的にJALとANAのような関係性だと認識している。
どちらも性能の高いフラッグシップモデルとして、アマチュアのみならずプロからも高い信頼を置かれているといえよう。
*当然KEMPERという選択肢もあるが、あくまでマルチという観点で考えるとこの2台に落ち着くのではないだろうか。
ここまで、とりとめもなく筆を走らせてきた。
まさかこんなにも急にギター熱が再燃するとは思っていなかったが、頃合いを見計らってまた練習を始めたい。