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文系大学院生のカバンの中身.202403
大学院博士前期課程に入学して、早くも一年が過ぎようとしている。
筆者は、週3回程度大学に通っているのだが、本noteでは、実際の通学で何をもっていっているのか、について記していく。
バックパック:MAMMUT Seon Transporter15
以前、AerのSlim Pack X-PACが理想的だという話をした。
しかしながら、2023年の下半期に、スイスのアウトドアブランド・マムートのバックパックに乗り換えてしまった。
Aerのバックパックを買ったときには、全く魅力的には思えなかったマムートのバックパックであるが、結局手に入れることになった 笑
買い替えの経緯としては、次のような背景がある。
Slim Packのジッパー部分に施された加工が、経年劣化により剥がれてきてしまった(2023年上半期ごろ)
1年間ほぼ毎日使っているとはいえ、耐久性があまりに低くて驚いた
公式HPによれば、Slim Packはすでに販売終了しているとのこと
改めてバックパックを検討すると、以前は除外したマムートが候補に上がってきた
筆者は、マムートの登山靴やアウター等をいくつか所持しており、いずれも5年以上使用できていることから、耐久性には問題がないと判断した
Slim Packと比べて容量はほぼ倍の15Lだが、サイズ感はそれほど変わらないことが判明した
耐久性の面にかんしていえば、そもそもAerがビジネス向けであり、毎日直射日光にさらされる前提ではなかった、という可能性があることを、補足しておきたい。
筆者の通う大学は、大学の最寄駅から徒歩10分くらいのところにあり、通学時には、必ず屋外を歩くことになる。
一方、Aerが主たる購買層として想定しているのは、おもに電車や自家用車など、移動中に、直射日光にさらされる機会がすくない人々——とくにビジネスパーソン——であろう。
もしかすると、Aer側も「想定外」の通学での使用が、シーリング加工の劣化を早めてしまったのかもしれない。
筆者が選択したのは、savannahという、ベージュのような色合いのものである。
タグなど、ワンポイントで入っているオレンジ色が、いいアクセントになっている。
肝心の内容量についてであるが、筆者の生活スタイルであれば申し分ない。
2023年11月に、4泊5日で九州旅行に行った際も、このバックパックひとつ+無印良品のB5サイズのトートバッグで——家族は、機内持ち込みサイズのキャリーに、さらにリュックサックをもっていたが——身軽に旅行できた。
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ひとつだけ注意点を挙げるとすれば、メイン気室のサイズ感である。
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メイン気室上部・およそ15cmほどは、上部の小物入れがあるためマチが狭い。
縦に長いものを入れようとするときには、要注意である。
もちもの1:iPad Pro11インチ(第3世代)
詳細は下記noteにて。
ここ数年でもっとも高価な買い物であったが、もっとも満足した買い物のひとつでもある。
もちもの2:iPhone SE 3
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2022年3月に、iPhone XRから乗り換えた。
スマホは日頃、ほとんど使用しないため、丸2年使用してバッテリー容量は93%。
クリアケースには、定期券を紛失したり、急に現金が必要になったりしたときに備え、現金(2,000円)を入れている。
大学に行くときには、財布はもって行かない。
筆者の生活スタイルのばあい、自宅と大学の往復がほとんどであるし、そもそもキャッシュレス派である。
お金を使うことがわかっている、あるいはその可能性があるときに限り、現金なりカードなりをもち出す。
ちなみに、筆者が使っている財布は、dripのPRESSo L(ナチュラル)である。
とくに手入れはしていないが、3年ほど使い込み、ずいぶんと渋い色合いになってきた。
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もちもの3:晴れ雨兼用折り畳み傘
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母親から譲ってもらったものである。
メーカーは不明。
夏場は、日傘があるのとないのでは、外を歩く際の快適さがまったく違ってくる。
筆者の通っている大学は、大学の最寄り駅から10分ほど歩かねばならず、その際にとくに役立っている。
男性が日傘をさす、ということについては、まだ一般的であるとは言えない。
だが、直射日光が遮られるだけで、体感温度や疲労感が随分と軽減されることは確かだ。
全ての人々に、日傘——晴れ雨兼用でももちろん十分である——をもつことを勧めたい。
思っていたよりも長文になった(6,000文字超)ため、ここでひとつ区切りを入れる。
これ以降も、それぞれのアイテムについて、所持している理由や使い方などが記されている。
つづきが気になる方はぜひ。
もちもの4:ファスナーケース/無印良品
無印良品のポリエステルダブルファスナーケースには、バックパックの中で散乱しそうな、ちいさなものを入れている。
USBメモリ
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研究生活を送る上で、もっとも重要なガジェットのひとつ。
普段、自身の修士論文の下書きはOneDriveで管理しているが、2日に1回くらいのペースで、USBメモリにバックアップをとっている。
さらに、修士論文にかかわるフォルダについては、OneDrive上のみならず、母艦であるiMac——2019年製のインテルモデルのため、随分と動作がもっさりしてきたが、文書作成程度ならまだまだ現役だ——にも保存している。
「このデバイス上で常に保持する」を選択し、ローカルにも落としている。
ちなみにこのUSBメモリは、高校2年生の誕生日に、クラスメイトの男子からもらったものである。
筆者は当時、文系の習熟クラス(42人)に在籍していたが、男子が筆者を含めて8人しかいなかった。
限られた人数ゆえ、夏休みには皆でUSJに出かけたり、秋の修学旅行では一つの大部屋で宿泊したりなど、コンパクトで、またひじょうに仲の良いメンバーとなった。
筆者は、人付き合いが得意(好き)な方ではないが、今思い返すと、男子8人の付き合いというのも悪くなかったな、と感じられる。
高校のクラスメイトとは、今では全く連絡を取り合わない——そもそも、クラスLINE等、高校生のときに参加していたグループのすべてから退会している——が、今の筆者を構成している、重要な要素であることに変わりはない。
USB-C to USB-Aアダプタ
おもに、iPad ProにUSBメモリを挿入する際に使用。
ガジェット好きにはお馴染みのAnker製。
転送速度、サイズ感、質感など、どれをとっても満足している。
USB-C to HDMIアダプタ
こちらも、iPad Pro用。
コンパクトな形状と、価格の安さに惹かれて購入した。
USB-Aアダプタと比較して、使用頻度が低いが、いざというときのために入れている。
エレコム スタイラスペンの替え芯
論文メモ、wordでの修士論文執筆が、iPadの用途のおおきな部分を占める筆者にとって、Apple Pencilほど高機能なペンは必要ない。
それゆえ筆者は、エレコムの「Active Touch Pen」を使用している。
Apple Pencilのように磁力でiPad Proの側面に固定できるうえ、USB-Cで充電可能である。
以前、床に落としてペン先が欠けてしまったことがあるため、予備の替え芯は常にもち歩いている。
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ポケットティッシュ・ウェットティッシュ
それほど場所を取らないため、ファスナーケースの中に常に入れている。
なくても日頃の生活には支障はないが、何度か彼らに助けられている。
あぶらとり紙
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GATSBYのあぶらとり紙。
安い上にコンパクトで、2、3ヶ月に一度くらいまとめ買いしている。
絆創膏(ケアリーヴ)
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かさばるものでもないので、常に所持している。
自分が使うよりも、一緒に出かけた友人や家族など、他者にあげることの方がおおいかもしれない。
目薬(春限定)
花粉症対策の目薬。
かかりつけの耳鼻科で、飲み薬とともに処方してもらう。
予約等の手間はあるが、毎年同じ薬を出してもらっていることもあり、診察・薬の処方にそれほど時間はかからない。
医療費は3割負担でよいため、支払い金額も3,000円ほどで済む。
薬局に陳列されている、膨大な薬の中から選ぶよりコスパに優れているのではないかと考え、毎年わざわざ耳鼻科で薬をもらっている。
よーじやのハンドクリーム(秋〜春限定)
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期間限定で発売されていた、ギンモクセイの香りのものを使っている。
限定商品ということもあるが、ポーチに入れるのに適したサイズ感のため、おもに外出先で——一方自宅では、基本的にメンソレータムのハンドクリームを——使用する。
筆者は乾燥に弱い方で、アルバイト先の飲食店ではお湯を使うこともおおい。
そのため、ハンドクリームは寒い時期の必需品である。
リップクリーム(秋〜春限定)
現在は、近江兄弟社の「メンターム」を使用している。
ロート製薬の「メンソレータム」とは、歴史的に深い関係があるようだ。
もちもの5:ボールペン2本
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普段もち歩く筆記用具は、ボールペン2本だけ。
一本目は、「ユニボール シグノ 極細 0.38mm」。
高校受験の願書作成のときに購入して以来、8年近くこのメーカーのボールペンを使用している。
紙が破れない程度に芯が細く、書きやすいのが気に入っている。
もう一本は、同じく三菱の印鑑付きボールペン「B-name」。
学部の卒業時、加入していた大学生協から購入した。
現在は販売終了しており、補充インクのみが販売されているようだ。
筆者が通う大学では、いまだに印鑑が必要な場面がある。
具体的には、アルバイト(学生TA)の出勤簿である。
また、教授が科研費を取得している研究の手伝い(調査補助員や、シンポジウム運営補助など)をした際にも、勤務確認のために押印が必要である。
このペンが一本あれば、いつでも署名・捺印が可能だ。
その場ですぐに対応できるため、「また次の機会に」といって、そのまま忘れてしまうことも避けられる。
もちもの6:カードケース
身分証・定期券・大学院の名刺を入れている。
バックパックのトップポケットや、衣類のポケットなどに入れていてもかさばることのないよう、必要最小限のものが入る商品を選択した。
筆者の記憶によれば、文具店で購入した記憶がある。
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表面に刻印されている文字は、DeepLによれば、ドイツ語で「昨日も今日も」という意味らしい。
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以下、カードケースに入れている、4つのアイテムを順に紹介する。
定期券(Mamaca)
名古屋市内の大学院に通っているため、定期券はmanacaを使用している。
個人的には、モバイルmanacaが登場する日が——おそらく、可能性はゼロだと思うが——来て欲しい。
学生証
必要のない身分証No,1だと筆者が考えるのが、大学院の学生証である。
公的な身分証としては一切効力を発揮しないし、使うタイミングといえば、①大学図書館の入室・書籍の貸し出し、②大学の定期試験受験時、③美術館などで割引を受けるとき、くらいである。
必要ないプラスチックカードをもち歩くのは、意外とストレスである。
日本でも、Appleウォレットに学生証を追加できると良いのになぁ、と感じている。
免許証
普通自動車運転免許(AT限定)。
次の更新まで無事故・無違反であれば、優良ドライバーの仲間入りである。
これからも、安全第一で運転していく。
大学院の名刺3枚ほど
大学院生になってから、思っていたよりも頻繁に名刺交換の機会に遭遇している。
普段、デジタル派の筆者ではあるが、すぐに取り出して交換できる、という瞬発力については、紙の名刺に勝るものはないのではないかと考えている。
デジタル名刺も考えたが、スマホをかざしてもらう手間などを考えると、やはり紙が良いという結論に至った。
ただ、名刺に記してあるメールアドレスは、大学から付与された、博士前期課程在学中のみ有効なものである。
博士後期課程への進学を決意した際には、アドレスが変更になることを、やり取りしている全ての方に伝えねばならない。
そう思うと、ワンタップでメールアドレスを更新できるというのは、デジタル名刺ならではのメリットである。
なお、学会や研究会などは、単に発表したり、発表を聞いたりするだけの場所ではない。
人脈を構築していくことも、重要な——もしかすると、こちらの方が主目的かもしれない——事柄である。
筆者が使っている名刺は、学内のプリントセンターを利用して、片面カラー100枚で1,500円くらいで作ってもらったもの。
名刺をいただいた際には、お礼等のメールを入れるついでにメーリングリストに登録する。
なお、紙媒体の名刺は破棄している。
もちもの7:無印良品のドリンクボトル(500ml)
筆者は、1日2L以上の水分を摂取するようにしている。
したがって、大学への通学のみならず、出かける日には常にもっているもののひとつである。
洗浄の手間や匂いうつり等を考慮して、ボトルには水しか入れないことにしている。
味のついた飲み物は、自宅でマグカップ等を使って飲むか、カフェ等の外出先で飲むか、に限定している。
なお、大学にはウォーターサーバーがあり、家で入れてきた水がなくなったら、その都度ウォーターサーバーから補充する。
買い物や美術館の訪問、旅行など、大学以外の目的地への外出時には、ドリンクボトルの水だけでは足りず、コンビニなどでペットボトルを買い足すこともしばしばである。
日本は、世界でも数すくない、水道水がそのまま飲める国のひとつでもあるため、給水機(場)が、街中にももっと増えてほしい。
ちなみに、大学がある名古屋市では、一部ではあるが常設型給水機が設置されている。
https://www.water.city.nagoya.jp/category/nagoyawater/145388.html
また、無印良品の「水プロジェクト」も、より規模を拡大させていってほしい。
もちもの8:マイバッグ
![](https://assets.st-note.com/img/1709847873074-bNcNQAHkXF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709847886530-PEX1d5ULKi.png?width=1200)
レジ袋が有料になって、はや数年。
エコバッグ・マイバッグの使用が、かなり一般的になってきたのではないだろうか。
筆者は、ディズニーアンバサダーホテルのアメニティである、オリジナルのエコバッグをもち歩いている。
https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/topics/info/ecobag.html
サイズは、幅約43cm×高さ約35cm×マチ約11cmとやや大型だが、手のひらサイズほどまで、コンパクト・かつ平らに収納できる。
収納袋がバッグの内側に縫い付けられているため、袋をなくす心配もない。
番外編:学術書
オンラインで論文にアクセスできるようになってきたとはいえ、未だ紙媒体の学術書の重要性は高い。
それゆえ、バックパックの中に分厚い書籍が入っていることもある。
マムートのバックパックは、普段のもちものに加え、書籍を入れてもまだ余裕があり、その点でひじょうに重宝している。
ちなみに、文化人類学を専攻している筆者は、みすず書房・有斐閣・岩波書店・北海道大学出版会などが発行している本を読むことがおおい。
終わりに
以上、筆者の大学通学時のもちものリストである。
こまごまとしたモノをたくさん所持していることが、改めて浮き彫りになってきた。
今後も、より良いアイテムを探して、所持品をアップデートしていく予定である。
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