失いたくないもの

こんにちわ。Takaです。
いよいよお盆も終わり、9月が近付いてきた。
そう、９月は、会社に退職を届け出ると決めていた月。

とはいえ、８年もお世話になった会社。
嫌で辞める訳でもないので、会社にはとても感謝している。
居心地が良すぎるからこそなのか、
ただのヘタレなのか、
勝算がある訳でもない独立の道へ進むが、
やはり、不安は襲ってくる。不安しか襲ってこない。

仕事の不安、お金の不安、子供３人を抱える父親としての不安、
住宅ローンの不安・・・数え切れないほどの不安がくる。
ただ、今ある不安は、これまで俺が一生懸命働いて、生きて、
周囲の人に支えられ、手に入れてきたものだ。

でも何故なんだろう・・
何故、今まで一生懸命生きてきて手に入れてきたものが、
不安に変わるのだろうか。本来は、力に変わるはずなのに。
一生懸命仕事してきて、結果を出してきた。
売上も各会社でトップを取ってきた。役員まで上がった事もある。
奥さんに喜んで欲しくて、家も買った。
子供３人、賑やかに毎日楽しく過ごし、このおチビたちの
喜ぶ顔が大好きで、たくさんの旅行にも連れて行った。

なのに、これまで一生懸命生きてきた証として、
目標をクリアしてきて、手に入れてきたものが、
独立となると不安要素に変わってくる。

そうか、これが、自分にとって、「失いたくないもの」なんだ。

若い時に独立した方が良いとよく言われる。
それは、失いたくないものが少ないからだと思う。
だから、前だけ向いて進める。後ろがないから。

家族を持ち、年齢を重ねると、失いたくないものが、増えてくる。
だから、皆ブレーキを踏む力が強くなってくる。
ある意味、それは、間違いではないとも思う。
むしろ、それが一人前と言われ、
妻、子供、マイホーム、ある程度の役職（安定した仕事）を
手にした者が、一定の道を外れていない成功の形である。
でも、その先にある未来は、

「手に入れてきたものを守る行動」　をとる事になる。

俺は、そこを変えていきたい。守るだけの人生を過ごしたくない。
永遠に攻めの人生を送りたい。その方がシンプルに楽しいと思う。
１０人いれば、９人が一定の成功の形を選択する。
１人だけ、違う道を選択する。リスクを取る。
だから、９人が見れない世界が見えるのだと思う。

やらない後悔より、やって後悔。

自分の人生を考えた時に、４０歳という年齢のターニングポイントで、

「手に入れてきたものを守る行動」よりも
「より多くの失いたくないものを増やしたい」と思った。

より魅力ある経験、より多くのお金（今全然ないけど(笑)）、
よりたくさんの仲間、より笑顔に満ちた感謝・・・
失いたくないものを増やし、失わない力をつける。

８月、４１歳の自分の誕生月に、心に誓った。
俺なら出来る。絶対に。