見出し画像

アップライトピアノを買う

ピアニストとして生計を立てて15年、いつかはピアノが欲しいとずっと思っていたがなかなかスペースも予算もなく、なかば諦めていた。

今回は縁があっていいピアノを購入したので
中古アップライトピアノの選ぶポイントをシェア。 

といっても僕は正直、状態のいいピアノが好きなわけではない。

クラシックならいざしらず、僕がやっているジャズ、ヒップホップ、ゴスペルのようなものはそこまでシビアに影響を受けないこともあるかもしれないが、やはり一番は自分が弾いていて楽しい、ということだろう。

アナログの楽器にはやはり弾いてインスパイアを受ける。デジタルにはない”楽しさ”があると思う僕は古い世代なのだろうか。

まぁそれはおいておいて、なるべく長く好きなピアノと付き合えるように、

この楽器好き!と思えたら、買う前にチェックするポイントをまとめてみる。友達からピアノを譲り受けるときなんかにも役立ちそうだ。

今回はアップライトを購入したのでアップライトのポイント。

ポイント全体を通して言えるのだが

ピアノの寿命=弾かれた時間

を元に進めていく。

つまりチェックポイントは全てピアノがどれくらい弾かれたかを確認すると言ってもよいかもしれない。

これをなんとなく頭にいれてポイントをみていく。

<1 ピアノの後ろを見る>

アップライトピアノの後ろには音を響かせる「響板」という板がある。(グランドピアノは弦の下。)

実はこの板が響いて音が出ているらしい。ピアノの後ろから音が出てるなんてシュールだ。

ここにひび割れや駒の沈下、痛みがないかを確認する。響板が傷んでいるとノイズや不鳴りがおこる。響板の修復はかなり難しいので痛んでいる場合は購入は考えたほうがいいかもしれない。

ビリビリと変な音がなってたりしないか、全ての鍵盤を弾いて確認する。
強めにゆっくり全音弾くとわかりやすい。

<2 鍵盤を見る>

ここから先は

1,290字
自社サブスク”Mubo”始まりました。https://mubo.taka808.com/blog/ 内容は一緒で追加コンテンツ多数!よりお得で最適化されたMuboにぜひ移動してみてください。

ニューヨークでプロピアニストとして活動する泉川貴広のステージの裏側、日々の試行錯誤や新しいアイディア、海外のトレンド、音楽ビジネスの動きな…

いただいたサポートはAccess Art練習合宿の運営費にします。学生、プロミュージシャンを目指す人達向けに月額を限界まで安くしているので、質の高い情報配信の維持をサポートしてくれる方は是非ご協力お願いします!