最新の時間理論2-現在を再構築することが、過去と未来を変えるのでは
「タイムトラベルして、過去を変えることで現在が変わる」
この認識は、物理学的な概念です。
時間軸は過去➤現在➤未来で流れるもの。
建物は1Fを作らなければ2Fは存在しない。
これらは、順序絶対主義に基づきます。
※時間を区切ったり、重力を考えたりという他の制約もありますが
相対性理論に基づく「光速を超える物質が過去に干渉できる」という概念もそうです。光が過去から未来に向けて流れていると思うから成立する。
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「現在を再構築することで、過去が変えられる」
認知学的な概念でいくと、こっち。
現在における認識が変わることで、過去の認識が変わっていくわけで、それが過去事実を変えるトリガーとなるという発想。
実際にトラベルなんてしなくても、現在から過去へアプローチする。
※心理学でいう「認知的不協和」に近い。
アート表現の中で最近、”複数の並行世界・パラレルワールド”なんて、よく言われるわけですが、可能性の世界が複数ある中で、各々の認識上の世界が1つなら、整合性が取れてくるわけで。
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認識上の世界ってなんやねん?
ということで、話を簡略化します。
学校で歴史や地理を習います。
国境はここだとか、こういう歴史があったとか。
そこで人は一定の集合意識、つまり共通認識を得るわけです。
認知上の地理や歴史は1つになります。
ところが海外の学校に行くと、
国境が違う/歴史が違う、ということがあります。
例:台湾は中国?キリスト教の起源は?
そこで、認知上の地理や歴史が1つでないと気づきます。
留学してカルチャーショック受けるっしょ?原理はあれと同じ。
つまりは、集合意識の中では認識上の世界は1つですが、それが唯一絶対ではない。
※「ネルソン効果」(都市伝説的ですが)ってやつか?
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変わる前の過去・変わった後の過去の2つの、存在または変化を認知しない限り、実証ができない。
実証には、
脳科学および物理学の発展が必要なんだろうなー。