「ピザピザピザピザ・・・」の災難。

週末ということもあり、実家に甥っ子が遊びに来ていた。

そんな彼は10回クイズに夢中なのか、はたまた子供たちの間で流行っているのか、うちの父と母に「ピザって10回言って」とか「ダンスって10回言って」というやつを何度もやっていた。

離れたテーブルでご飯を食べながら、その様子を見守りつつ、「ああ、そのうちこっちにも来るだろうな、めんどくせーぜ」と思っていたら、案の定、私のところにも甥っ子がトコトコとやってきて、こう言った。

「みりんって10回言って！」

きたきた。
しかし、私のもとに来たのは間違いであった。
父と母は、10回クイズにわざと引っかかって「ありゃー」だの「あちゃー」だのと甥っ子のご機嫌とりをしていたが、私は生憎、そんな甘やかしは一切しないする気はない。

父と母の甘さがキャンディーならば、私は男梅だ！
4歳だか5歳だが・・・もはやお前が何歳なのかは知らんが、世間の・・・いや、大人の厳しさというものをこういうところで、ビシっと教えてやるべきなのだ。
こうした厳しい経験を経て、少年から大人への階段を一歩一歩上がっていくのである。

そもそも、お前は”みりん”が何なのか知っているかよ。


・・・まあ、いい、上等だ！やってるぜ！


「みりんみりんみりんみりんみりんみりんみりんみりんみりんみりん！」


「じゃあ、ゾウの長い動物は！？」

なんやそれ・・・。
新種やん・・・。