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業務効率化のデメリットについて
お疲れ様です。takaです。前回は業務効率化について概論的な内容を書きましたが、今回はその中から業務効率化のデメリットがテーマとなります。先ずは一般職目線のデメリットから述べていきます。
一般職におけるデメリット
①残業時間の減少
残業時間を減らす為に業務効率化するのでは?という声が上がってきそうですね😅
ただ実際に残業時間が減ることによる影響として残業代が減るというデメリットが考えられます。
これについては賛否あると思います。例えば残業時間を減らして定時に帰宅、副業の時間や目標に向かって学習、ゴロゴロする等、定時に帰宅するメリットの方が大きいかなと自分も思います。
ただ世の中には残業代を給料の一部としてカウントしている方も一定数存在するということです。残業代が減ることによる生活へのダメージはやはり考慮しておかなくてはなりません。
②モチベーションの低下
①の続きになりますが、残業代が減ることでモチベーションが低下します。
またそれ以外にもこれまでやってきた仕事のやり方を否定された気持ちになることによるモチベーションの低下も考えられます。アナログ世代の方々は、ITとは無縁の生活を送ってきました。仕事でも紙、ペン、電話、FAXを駆使して創意工夫しながら、社会を支えてきた方々は凄いと思います。
時代の流れとはいえ、業務効率化により今までの自分のやり方を否定されてモチベーションが低下しない人はいないと思います。アナログ世代の方々の意見を無視して、強引に業務効率化を進める事が必ずしも正解とは言い切れないので、ここは慎重になるべきポイントだと思います。
③コストパフォーマンスが良いとは限らない
これも意外に思う方もいますよね。ここに関してはICT化のコスト次第といったところです。
例えば業務効率化の為に100万円の予算をかけてソフトを導入したとします。業務効率化により、月末3日間で3時間分削減出来たとしても、1年間で36時間の削減のみとなります。
1時間を5千円で計算しても18万円、損益分岐に6年近くかかることになります。
これではコスパが良いとは言えません。もちろん外注せずに自社でツールを開発する事が出来ればこの限りではありません。
私が訪問看護ステーションに勤務していた時の管理者は新しい物好きで、予算度外視で最新のRPAを導入したりしてましたが、取扱いに時間が掛かったり、高額であった為、当初の期待通りの効率化とは言えず、コスパは悪かったです。
これからの医療業界にICT化は必要不可欠だと思いますが、この辺りは課題だと思います。
④自分で考えなくなる
業務の効率化=標準化と言えます。当然業務効率化を実感出来れば、それはそれで良い事なのですが、自分の仕事が奪われるような感覚を持つ事に繋がり、自分で考える事や新しいアイデアを出す頻度も減る事になるでしょう。
正にメリットの裏返しと言えますね。
ここまでは事務職目線のデメリットを記載しました。次はシステム管理におけるデメリットについて述べていきます。
システム管理におけるデメリット
⑤システム管理や運用の専門知識を持つ管理者が必要
業務効率化のためにICT化を成功したとしても、そのシステムを管理・運用しなければなりません。専門知識を持った管理者がいなければ、社員教育、外注の選択肢が出てきます。
こうしたことからかえって業務効率が悪くなってしまうことも考えられます。極力シンプルで誰でも扱えるシステムの導入を目指す必要があるでしょう。
最後に医療現場における業務効率化のデメリットを述べます。こちらは自分の考えになりますので、あくまで参考程度にお願いします🙇♂️
医療職におけるデメリット
⑥離職者が増える
これは飽くまで自論になります。こうなって欲しくないという想いを込めて述べていきます。
現在の医療現場はまだまだアナログなやり方が主流です。ICT化も必須だと思われますが、まだまだ道のりは遠いのが現状です。
それは変化を嫌う風習、新しい文化への抵抗も少なからずあります。
そうした世界にICT化を強引に促進したらどうなるでしょうか。
恐らく今までアナログなやり方しか知らない職員は、ICT化の流れについていけず、挫折してしまう可能性が高いと思われます。
その結果離職・潜在看護師が増えるといったことになりかねません。
上記の様に書きましたが、これは飽くまでも最悪のケースを想定したものです。当然ながらデメリットよりメリットの方が遥かに大きいのは間違いありません。
⑦最後に
ここまで業務効率化のデメリットを述べてきましたが、如何でしたでしょうか。
何をするにしてもメリット・デメリットは必ずついてくるということがお分かり頂けたらと思います。
ただ現時点では机上の空論ですので、実際に効率化を進めていく中でより具体的な課題が見えてくることでしょう。
業務効率のメリット・デメリットを把握した上で、マネジメントしていかなくてはなりませんね💪
今回は以上となります。次回のテーマは未定ですが、引き続き業務効率化の中から絞って執筆していく予定です。
長文でしたが、読んで頂きありがとうございました。