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転職時に知っておきたい国保(国民健康保険)のこと
氷河期世代の中年サラリーマン、takaです。
15年以上勤めた中小企業から、プライム上場の中堅メーカーへ転職しました。人生で最後の転職(だと思いたい)なので、今回の活動で得たこと、感じたことを記録として残しておきたいと思います。
日本は国民皆保険である
アメリカと違って、日本では「健康保険に加入しない」という選択肢がありません。「普段ほとんど病院なんか行かないしな〜」と思っていても、社保か国保のどちらかに必ず加入しなければなりません。
最も手続きが簡単なのは、
退職日の翌日に転職先の会社に入社すること
です。空白期間を設けることなく、社保→社保への乗り換えができます。
ところが、年末年始や夏季休暇、GWはおろか、土日の空白期間(無職期間)ができてしまうと、その間、無保険状態になることは日本国では許容されないため、国保に加入する必要が生じるというわけです。
国保とは?
自治体(市町村)が運営している健康保険制度になります。
私は、親の扶養を外れてすぐに勤務先の社保に加入し、その後も転職はしましたが、フリーランスや自営業の経験はなかったため、国保への加入経験はありませんでした。
ただ、今回の転職にあたり、給与の締日の関係で、退職日〜入社日に数日の空白期間が生じることになったため、その間は国保に加入しなければならないことになりました。
国保加入時に必要なもの
自治体によって必要な書類が異なるので、市役所のホームページなどで必ず事前に確認しておくことをお勧めします。
私の居住地では、国保の加入時に必要な書類は、身分証明書のほか、社会保険資格喪失証明書または退職証明書、となっていました。
私の前職は社会保険労務士に給与計算等を外部委託していたため、社会保険資格喪失証明書の発行には退職後1週間以上を要するとのことでした。しかしそれでは新しい勤務先の入社日を過ぎてしまい、すべてが後追いの手続きになってしまいます。
入社してすぐには有給休暇も取得できないのに、役所の手続きに追われるのはたまったものではありません。
「退職証明書ならすぐに発行できるよ」
とのことだったので、退職前にその書類を取得しておきました。おかげで、退職日の翌日に国保加入の手続きを済ますことができました。
最も気になる国保の保険料のこと
手続きはともかく、たった数日のために数万の保険料が掛かるのは嫌ですよね。
私の場合は無職期間が5日間くらいだったので、もしそれで数万円の費用がかかるようだったら、わざわざ気を遣って給与の締日を退職日にしてあげたのに、こんなことで損をするのか……と、気が気ではありませんでした。
結論から言うと、国保の保険料は1円もかかりませんでした。
これも事前に自治体の窓口にメールで問い合わせをしていたのですが、国保の保険料は日割り計算されず、月末時点で資格がある被保険者が支払い対象になる、とのことでした。
私の場合はちょうど、月の途中で退職、数日置いてから、また月の途中で入社でした。そのため、国保加入時に市役所へ行って手続きをする手間と、脱退時に必要書類に書いて郵送する手間だけ(+切手代)が掛かったことになります。
もちろん、自治体によって扱いが異なることもあるかもしれませんので、事前に必ずお住まいの自治体へ問い合わせることをお勧めします。
結局、国保は使わなかったものの…
普段、病院に行くことはめったにないので、有休消化前に健康保険証を会社に返却してしまおうか(郵送の手間をケチって)とも思ったのですが、なんと返送の直前に医者にかかることになってしまいました。
どこでどうしたのか、普段からメガネをかけているのに片目だけがしょぼしょぼして、花粉症でもないのにおかしいなぁと思って眼科に行ったら、
「眼球にトゲみたいなものが刺さっているよ」
と戦慄の診断。なんてこった。
人生、どこで何が起こるかわかりません。改めて、健康保険のありがたみを感じました。