
木造3階でバルコニーをなくす方法(土地から新築)
木造3階になると多くの場合でバルコニーが必要になります。各室バルコニーが必要になるとかなり敷地面積も変わり、土地探しも難しくなってきます。バルコニーが有る無しで比較すると10㎡以上敷地面積が変わってきます・・・・
RC造と木造の「敷地面積」の一考察(1面道路)
— わん🐶一級建築士・CMr📐 (@SyqkvoIWnrTVNeK) May 19, 2021
☟200㎡を超えると木造の場合、避難バルコニーが必要になりRC造と同面積を確保すると敷地面積も広くなる
ということでバルコニー非設置の木造200㎡未満が増えてます!
ただやっぱりRC造のほうが敷地内通路も小さくできたり面積効率がいいですよね🉐 pic.twitter.com/x52B1HJ5tS
そこで今回は、木造3階でバルコニーをなくす方法を解説します。バルコニーをなくすためには次の3通りです。
①200㎡未満の木造3階とする
②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする
③耐火建築物とする
「バルコニーなくしたい!どんな時にバルコニー必要?🤔」
— わん🐶一級建築士・CMr📐 (@SyqkvoIWnrTVNeK) April 15, 2021
これまで色々tweetしてきましたが結論から逆算してみました!
注意しなければいけないことはありますが大枠では👇のようになります
どこにも書かれていない決定版です(自分でいうのもなんですが😅) pic.twitter.com/cc0dXM3tQU
①200㎡未満の木造3階とする
200㎡未満の木造3階とすればバルコニーの設置義務がなくなります。以前書いたnoteに具体的な内容は示していますので一度ご覧ください。
②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする
200㎡以上になると木三共となるため、条文がややこしくなります。基本的にはバルコニーが必要な場合が多いのですが、全室道路に面し、かつ開放性のある階段であればバルコニーは不要になります。角地であれば成立する場合が多いです。(下記noteの②と③の組合せ)
③耐火建築物とする
稀にこのパターンの図面を見ることがあります。耐火建築物にすることで木三共の規定を受けずバルコニーの設置なしで計画が可能になります。もちろんコスト造になるため選択肢としては難しいと思いますが、RCだと高層の計画ができない、木三共だとバルコニーが必要になり敷地に入らない、結果として売れ残ってかなり安い価格になっている。こんな敷地の場合は、あえて耐火木造にすることでバルコニーがなくなり計画が可能な場合があります。この選択肢はかなり盲点です!
都内木造3階9戸+間口が狭く奥に長い例
— わん🐶一級建築士・CMr📐 (@SyqkvoIWnrTVNeK) May 4, 2021
200㎡を超える為、バルコニーが2㎡以上必要になるのが木造のつらいとこ🥲
ただこういった間口が狭く奥に長い敷地は、意外と多いですよね pic.twitter.com/1anmpKBWw0
まとめ
このように木造の場合は複雑ですが、場合によってはバルコニーをなくすことも可能です!3つの選択肢をうまく使えば木造の計画の幅も広がると思います!
①200㎡未満の木造3階とする
②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする
③耐火建築物とする
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