ワンルーム条例ってなに??(土地から新築)
ワンルーム条例の戸数をすごく気にしているツイートを見るけどなんで??こんな質問をよく見聞きします。そのあたりを今回は解説します。
ワンルーム条例とは?
ワンルーム条例とは、自治体が単身者向け住宅の建設に対して何らかの制限を加えることを指しています。自治体によって規制の内容は異なりますが、ワンルームマンションの建設について規制を行っている都市は多くあります。規制の内容は各自治体によって異なりますが、例えば東京都23区では、ワンルームの「戸数」が重要になってきます。下図はワンルーム条例にかからない範囲の戸数をMAP化しいます。(よくワンルーム条例で何戸以上が対象というような書き方がされていますが、重要なのはかからない戸数が一番知りたいとこだと思うのでこのようなMAPを作っています。またこのMAPについては、厳しいほうの条件で表記しています)
これを見るとかなり戸数の違いがあるため場所によってまずは戸数の把握が重要です。
ワンルーム条例にかかるとどうなるの?
そもそもワンルーム条例にかかるとどんなことが起こるのでしょうか?一例ですが👇のツイートで示しています。駐車場や駐輪場、最低の住戸面積の規定やファミリータイプの住戸の設置等、相当広い敷地が必要になり、小規模の不動産投資では影響が必須ということが分かると思います。
ワンルーム条例に長屋を含めているかどうか?
ここでワンルーム条例の定義に戻りますがこれも各区によって異なります。重要なのは「共同住宅のみ」を定義しているのか、「共同住宅+長屋」を定義しているのかで意味合いが異なります。もし共同住宅のみを規制しているのであれば長屋を戸数として加算することができます。
例えば足立区では、共同住宅と長屋を別々で規制しています。このような区では共同住宅と長屋を組合せ最大戸数にすることも可能です!
「長屋」と「共同住宅」の違い
ではそもそも長屋と共同住宅の違いは何が違うのでしょうか?
・共同住宅
共同住宅は二以上住戸が階段、廊下、ホール、エレベーター等を共有しているものです。
・長屋
長屋は各住戸と住戸の間の界壁以外共有する部分がなく、各住戸に外部から直接出入り出来るものです。
つまり共用部から出入できる住戸なのかが重要になります。これをうまく利用した計画が2つのツイートになります。共同住宅と長屋の違いも図解してます。
まとめ
ワンルーム条例が規制される地域では、この規制にかからない範囲を理解することが小規模の不動産投資では重要です。いくら土地が良くてもワンルーム条例が厳しいために結果的に思ったような計画ができない、そんなこともよくあります!