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#魔女エステリーゼの事件簿 巫女と童編 2024/08/25 感想・その3・ネタバレ有

魔女エステリーゼの事件簿 -巫女と童編-の感想記事です。
複数に渡る記事となっており完結しております。
合せてお読み頂ければ、幸いです。
「感想?編」 「その1」 「その2」 「その4」 「その5」


前書き

いや、もう長いけど、半分くらい来たかなーと。鉄は熱いうちに打て!とも言います。そろそろ冷めようとしている中、まだまだ、エステリーゼの世界から帰ってこれてない私

感想文を作りながらXのスペースとかやろうと思ったのですが、話が混乱してしまいそうなのと、ワタクシの感想じゃなくなる可能性があるのでやめました。全部、完成した後に、考察トークがてら振り返ろうかなと思います。

楽しみ方とは?(閑話)

感想と全く関係ないことですが、その1でも書きましたね。今回は推し花を見に行くと。少し恥ずいですが、ポエマーしてるサカイの当日の推し花をサクラさんに撮って頂きました。下に掲載していますので「ゆっくりスクロール」してじっくり見てください。

画:直井サクラさんのX ポストより引用許可頂きました!

この画像を見て、違和感を感じた方、それは正解です。


違和感の正体は「巫女と童編にしか出演していない直井サクラさんに対して、ワタクシが何故か、狼と兎編 壁紙の推し花を送っている」という構図の違和感ですよね。

ワタクシがミスしたわけじゃないんですよ、ある理由があって「故意」で送った推し花なんです

違和感(トリック)を探すだけなら、簡単な話です。見たもの、聞いたものの矛盾などを注意深く、探ればいいだけですから。

でも、そこに至る、動機や理由の方が重要で、それがストーリーの根幹を作るものなんだなぁって改めて思いました。だって、これだけ書いておいて、どうしてこの推し花を送ったか、書かないままだと、モヤモヤするでしょ??

ねぇ…あえて書かないでおきますがね。


これからの注意点。

下記の注意点を必ずお読み頂き、同意頂きましたら読み進めてくださいな。

  • ネタバレを含んだ感想です。

  • 私の記憶が実際と相違、順番の齟齬を起こしている部分があるかもしれません。

  • ストーリー全ては書いてません。省いてるのは、わざとです。

  • ストーリー説明の最中、急に演者さんへの感想が入ります。

  • どんくらいの長さになるのか予想つきません。とりあえず、読んで疲れない程度に記事を区切っていく予定です。

それでは、よろしくお願いします。

別れ道

※この章の現代編は、その2に記載しております。

回想編…永訣

オズワルドとナタリアは、ボートに乗り、お互いに気を使いあいながら、幸せがあるであろうと信じて、スイスへと向かいます。

スイス到着後、幸せな日々を過ごした後、ナタリアの陣痛が始まります。

陣痛は、最初は軽いものから、段々と辛くなっていきます。何時間と経過しても治まるところを見せません。また、赤ん坊も生まれてくる気配は一向にありません。焦り始める看護師と医師。

お互いに声をかけながら、お互いに不安を消し合いながら、この行く末に希望を見出そうしていくナタリアとオズワルド。

医師より、帝王切開の判断が下され、緊急的に手術も執り行われます。
数時間後、プレストン夫人もオズワルドに話かけます。

「赤ん坊の声が聞こえませんが…一体、何が…」

絶望に打ちひしがれながら、オズワルドは説明します。赤ん坊は既に死んでいたと

その後、ナタリアとオズワルドは最後の会話をします。


そして、最後に空いたベットの前で、オズワルドは泣き崩れるのでした。

―兎にも角にも、観劇した全員が口を揃えて言うことになるでしょう。この場面は「オズワルド役の中島拓巳さんの好演が光った」と。ナタリア役の渡森さやさんについても、その1で「それが叶わぬものだと悟った時の絶望、生への執着を上手く表現されていると書きましたが、それに加えて、中島拓巳さんの、もう何か、感情の起伏やら嗚咽まで、入り始めて、赤ん坊も無事ではなく、愛する人を目前で亡くそうとしている時など、そのとんでもない悲しみを、相乗効果も相まって、お二方で好演されておりました。中島拓巳さんに至っては、悲嘆やら混乱やら全ての負の感情を一気に表現されていて、ほんと、すごいなと…。
なんか凄い短い振り返りで、更にセリフを打たなかった理由は、この悲劇は、一言一句間違えなく、打たなきゃ絶対に伝わらないと思ったのと、ワタクシの文章で台無しにしたくなかったというのもあります。今回の巫女と童編のピークといっても過言ではない場面です。再演があれば、是非、見て頂きたいです…。



加速する

(ごめんなさい、ワタクシ、ここから先、私の記憶があやふやで、錯乱している部分が少しばかり多いです。)

現代編…巫女の真実

集落では、新たな殺人事件が発覚し、その一報が、開かずの間に行こうとしていた、エステリーゼたちの下に届きます。この時、既に地理調査を終えた、ジェームズ、ビアンカ、ジューン、キャリーと合流しておりました(ジェームズとビアンカは、ジューンとキャリーにメチャクチャ怒られてます)。

被害者は、集落のはずれに住むアーチェ。第一発見者はキキです。セシリアの検死の結果、絞殺され、死後1~2時間しか経過していない事が判明します。

殺害現場で、テオは、ジーナに向けて、こう言い放ちます。

「今すぐ、プレセアに集落に戻ってくるよう伝えてくれ。集落を出ていくといっても、実は隣町の宿屋に滞在することを教えてくれている。隣町の宿屋に電話をして今すぐにプレセアを呼び戻してくれ!」
(セリフ間違ってるかもしれませんが、ここで言ったセリフ、重要度かなり高いです。)

ジーナは連絡するため、急いでアーチェ宅を離れます。

どうしてキキは、アーチェ宅に来ていたのか、問い詰められます。また、カタリナとララも、そこにいます。そこで、キキは、アーチェから貰った手紙の内容を話始めます。

キキは、物心ついた時から何かある時に、刻み付けられていた祈祷を読み上げて、周りの大人たちを震え上がらせていたのですが、その祈祷文は、この集落独特なものであることが書かれています。この集落に来れば、父親のみならず、母親のこともわかると書いてあり、アーチェが全容を知っているということが書いてあったかと思います(もう忘れかけてる…)。

キキは、15年前に開かずの間で死んだ女性こそ、自身の母親ではないかと、自ら推測していました(この場面ではなかったような気もします。前回の現代場面だったっけかな?錯乱してます)。

カタリナは、戯言は聞きたくないと途中退席しようとしますが、キキは「お前に言い聞かせてるんだ!」と鬼気迫る勢いで、カタリナを元の椅子に座らせ、目の前で手紙を読み続けます。

キキとララは双子の生き別れであることが手紙に記載されていました。
(この場面だったはず…)。15年前、旦那を戦争で亡くした、カタリナ・ワトリングに対して、女の子が生まれたら集落の巫女として、養女に出す的な内容でした。生まれてきたのは双子だった。旦那を病気で亡くしているにも関わらず、双子を妊娠していた素振りを見せなくていけなくなるため、ひとりは養女として受け入れた上で、もうひとりは里子として出す事を決めたのです。ここで知らなかったとララは号泣。カタリナはキキに謝罪しますが、キキはカタリナを突き飛ばします。このタイミングで、15年前に死んだ女性に関して、妊娠していなかったことがカタリナから伝えられたため、キキの推測は否定されます。また、処遇が明らかに違うララを見たキキは、憎悪からか、熱を出して隣町の宿屋で寝込みます。

ここで、集落の男集に見つかった、泥酔したグリフォードが放り込まれます。テオが開口一番、アーチェ殺しの嫌疑をグリフォードにかけますが、グリフォードは否定し、隣町の酒場で飲んでいたと証言します。また、キキからはグリフォードに向けて「お父さん!」と呼びかけますが、グリフォードもキキに対して「また、お前か。お前は、望まれずに生まれた子、敗北者なんだ!」的な言葉を発し、キキは更に怒り狂うのでした。

ここでジーナが登場します。

「宿屋に連絡がつきました。おやすみになられようとしていたところ、すぐにかけつけてくれるそうです」

そして、プレセアがやってきます。

「電報が届いていて、急いで駆けつけてみたら…。」

的な事を言います。ここでワタクシは、え?電報なの?テオは電話しろって言ってたけど?とふと思うわけですが…。

プレセアは、アーチェ殺しに対して、グリフォードにはアリバイがあることを証言します。隣町の酒場で飲みだくれて暴れている所を目撃していると言うのです。

こうしてアーチェ殺しの件は、いったん、横に置いておくことにし、プレセアの頼みからエステリーゼたちは、15年前の事件なら解決することができるかもしれないとして、開かずの間へと向かうのでした。

―さてはて、この場面、やはり特記すべきは、キキ役の直井サクラさんですよねと。手紙の下りとか、怒り狂う場面とかですね…。冒頭の推し花とか「感想?編」を見て頂ければわかる通り、ワタクシの推しなんですよ。推しなのだからべた褒めするんでしょ!?と思われてしまいますし、ただ、もう「全てが良いです!」とか全肯定してたら、それはそれで「乙女心がわかってない!」とか本人から言われそうで怖いので、書こうかなと。普段から接してたり、配信で見たりと、底抜けに明るいサクラさんですが、舞台上では、その明暗分けた演技の対比で周りを巻き込んでいきますよね。今回の舞台では、最後の方に「キキはここだよー!ここにいるよー!」というセリフがあるのですが、ちょっと見聞きして心が切なくなってしまったんですよね。なんか、表情も声の張りもこれから来る未来、悲劇がわかっていて、悲しみを振り切って、最後に明るく振舞おうとしているところが、感じられてしまって。そういうなんか、ちょっとした感情の揺さぶりと言いますか、少しトーンを落とした感じの「え?なんかちょっと元気ないね、大丈夫?」的な、最後の場面には、やられてしまいましたよね…。

回想編は、その4で。

その3 あとがき

終盤にかけて加速していく、巫女と童編。特に現代編は伏線の回収が回想編のものも含めるため、長くなっていきます。書かなきゃいけないこと、伝えたい事がいっぱいある!と思ったら、またまた長くなるというね…。

もうあとがきもネタ無いっすよ…。また、終盤は怒涛の伏線回収があり、脳みそのキャパオーバーのため、記憶が錯乱してて、なんか書いてて、この場面だっけ?あの場面だっけ?ってパニックになってます(笑)。

まずは、こういう頭フル回転系の舞台は、疲れている時に見るのは辞めようと思いましたね(笑)

つづく。

魔女エステリーゼの事件簿 -巫女と童編-の感想記事です。
複数に渡る記事となっており完結しております。
合せてお読み頂ければ、幸いです。
「感想?編」
「その1」
「その2」
「その4」
「その5」


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