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#魔女エステリーゼの事件簿 巫女と童編 2024/08/25 感想・その5 (終)

魔女エステリーゼの事件簿 -巫女と童編-の感想記事です。
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登場人物

今まではストーリーの紹介に、登場した役を演じる演者さんの印象を埋め込んでいく形をとっていました。そうなると、どうしても、その場面で活躍したり、印象が強かったりした役の演者さんを中心に書かかないといけなくなってしまいます。

出演者の皆様、全員書いて、なんぼやろ。

と。

ララ・ワトリング役 理依奈さん

 キキの生き別れた双子の役です。キキが「活発だが、陰の存在」なら、その真逆「緩慢かつ、陽な存在」です。育ってきた環境が違うからとどっかの歌を思い出しそうですが…それは置いときまして…ララ自身は「ひ弱で清楚な存在」です今時、存在するのか??という性格です。今回の舞台の中で序盤から終盤にかけて、誰かの付き添いみたいな状態で出てきてますから、存在感を出すのが非常に難しい立場だなーと…思ってました、例の号泣シーンまでは。キキとカタリナの掛け合いのシーンで号泣し出すのですが、見てる人に「あ、これ、本当に知らない奴だと思わせる表現」と「知らない真実を知ったララの衝撃の大きさを観劇者に伝える表現」の二つを同時にしなければならず、伝わってきた時には、それはそれで、キキもそうだけど、ララも、今までにそれなりの葛藤があったのではないか?と考察し始めてしまうんですよねぇ。生きて来た中で、実は、風の噂だったりで、真実ではないけど、事前に予感だけはあって…で、それが真実になった時の衝撃…これ、想像を絶する難しさだと思えます。

ジューン役 乃井日菜子さん と キャリー役 翠月菜菜海さん

集落の何でも屋さん。ワトリング家に仕える立場からすると、その筆頭がジーナです。ですからジューンとキャリーは、少し影が薄くなってしまいます。それと、二人ワンセットで、出てくるという状態から「え?あのジム・キャリーから名付けた?」と思ったのですが、今となっては、答えは闇の中です。
 役の立場は置いときまして、このお二方は、最初の登場シーンから、連携プレイを見せてくれて、クスクスと場を和ませてくれましたね~。その後は、登場しては、表情など楽しませてくれたりしてました。ちょい役といってしまえば、それまでなのですが、その役なりにどうしたら観客を楽しませられるのかという必死に考え、話し合ったのかなーと想像してしまいました。

コレット役 長谷川麻由さん

(もう既に語ったもんだろうと思っていたのですが……)
 立ち位置的には、最初に殺されるダニエルの調査パートナー。コレットがエステリーゼにダニエル殺しの真相調査を依頼をすることで物語が展開します。終盤に、ララがキキに、コレットを含めた3人で一緒に暮らそうと提案してるのですが、これ、コレットが普通に受け入れてるんですよ。「え?調査に集落に来て、ダニエルが殺されて…え?一緒に住むってそんな話あったっけ?」ってなってました…。登場時の冒頭事件の語り部、集落の出来事などをスラスラと説明した上で、ダニエルが殺され、発見された時のお話、犯人へ対する憎悪を話すシーンは印象的でしたねぇ。途中から立ち位置が、キキ・ララに対するお姉さん的な役割を担っていって…最終的には一緒に住むかという話までに発展したんだろうなぁ。「あ、こういうお姉さん、よくみかけるわぁ」と定番中の定番、理想なお姉さんといった感じでしたねぇ…。

ジェームズ役 藤沼聡汰さん

 ジェームズは、エステリーゼの助手で、このシリーズの準主役です。今回でご卒業ということで、非常に書くのが、難しいです(笑)。卒業を惜しむ声がたくさんあるのは、わかってます。重々承知な上で書きますが今回公演の「巫女と童編」と「狼と兎編」しか見てないからよくわからんのです。なので今回、観劇した部分だけに終始しようかなと思ってます。正直にね…正直に。

 さて、これは個人的にですが、これ本当に個人的にですが、エステリーゼの事件簿シリーズの中で、もっとも難しい役どころがジェームズかなと思ってます。ジェームズは「エステリーゼの助手」でもありますが、それと同時に「観客の助手」でないといけないからです。理由は、ただ簡単で、これがミステリー作品だからです。
 巫女と童編は、観客が舞台やストーリーを見た上で、終盤になってエステリーゼと答え合わせをするといった構成になるのでエステリーゼだけが知ってる手がかりがあると作品が破綻してしまいます。見てる側は、驚きというか、一気に萎えてしまう可能性もあります。注意深く見てる一部の方だけがわかった程度でよいのですが「観客全員がわからなかった」じゃ、それこそマジで破綻です(笑)。
 
助手として動いている以上、ジェームズの一挙手一投足にも目を向けられます。今回の巫女と童編では、迷い込んだ部屋の中で、手紙を拾うシーンがあるのですが、拾う時にセリフが入ればいいんですが、拾った瞬間は、無かったと記憶してます(ベッドの上にある手紙をちょっとした間の後、無言でポケットに突っ込んだ…と記憶してます)。前述した通り、この手紙は、後の謎解き・展開のキーになるので拾ったのを気づいてもらわないと破綻します。かといって、部屋を探索中のジェームズとしては拾ったのはたまたまの偶然で、重要度も差ほど気にしてなく、サッっと中身も読まずに拾うわけですね。ここの温度感って凄い重要で、手紙を拾う際に大袈裟に拾ってしまったり、セリフを入れてしまったら、後に謎解きのために重要なものだとバレてしまいますし、ミステリーの難度が一気に下がってしまいます。だからこそ、さりげないけど、観客に気づいてもらえるように拾うという高難度の演技をしないといけないわけです。それこそ、上手下手、みんなに見えるように。それはそれで難しい演出だったな~と。間とか、視線とか、行動とか、演出家の方とも入念に打ち合わせされた上で行われた演技だったのだろうと想像しておりました。してなかったらなかったで、ナチュラルに出来すぎです!w

 推理途中の話の整理を付けたりする場面での会話とか、狼と兎編での大立ち回り・アクションは本当に、お見事でした。今回でジェームズ役は卒業ということですが、役者は続けられるのでね、何か機会があえば、観劇したいと思います。ありがとうございました。

戦利品

今回、物販がありまして、購入しました。

千穐楽、狼と兎編開演前に購入したのですが、バッグの中がパンパンになりまして…。これはアカン、次回に備えないと、帰りに、さらに大き目のバッグを買った上で、駅に忘れるっていう惨事を発生させておりました。

家に帰宅後、封を開けて、見てね、書いてあるメッセージやらを読んで、また涙腺崩壊させたり…特定のシーンを思い出したりと、買ってよかったな~と。チケットだけじゃなく、こういうのも買っていってね「ガンガン応援していきましょう」と思った次第です。今回の反省点は、事前に用意されているものを、すぐに全部買おう…です。売り切れて後悔してからじゃ遅いんだぞと。追加無いかもしれないんだぞと…。言い聞かせて、次回の物販に挑もうと思いますw

あとがき

あとは小話的なものをつらつらと

初日と千穐楽の対比

巫女と童編は、公演初日の22日と25日の分を見ました。
25日は、大千穐楽ということもあり、異様な緊張感だったなぁ~と思いました。ツイートで「もう、もう、もうおもしろっかったw」って書いてるのは、非常にセリフの甘噛みが多かったな(笑)と。これ、映画とかじゃ絶対に味わえないし、かといって1回見たきりでも味わえないんですよ。2回以上見たから面白いと感じる、舞台ならではの醍醐味でしたね。リピート観劇する理由がわかったような気がします。

カーテンコール。

今は、8月30日。この記事を作り始めたのは10時半です。今は12時50分です。

こういうアップロードしてくださった映像からね、当時を思い出したりして「よかったなぁ~」と振り返ったりするわけですよ。で、この映像を見て「狼と兎編」に関しては「あ……そうなの…えー!?あれ?!どうしてそうなったんだっけ?!」と記憶が錯乱しております。複数回見たけど、色々と合致しないという状況の方もいらっしゃって、話をしてて「おまえっ!(笑)」ってなってます。その人、直井サクラっていうんですけどね(笑)。

狼と兎編

 Prologueとかやってみました。「現代編」「回想編」の両方を別けて、考えようと思って。だから謎が合致しなくても進められるようにしようかなと。単純に役者さんの感想だけ書けばいいじゃんっていう話ですが、それは演者さんは観客を楽しませるように、文章を書く以上、読んでる人を楽しませたいじゃん?!っていうね、想いからなので…

ちなみに狼と兎編の観劇後のメモ、まじでこれしかなくて戦慄してます…。

ファミレスで書いていたのですが、この後、テーブルに運ばれて来た、から揚げ定食に夢中になっていた模様です(笑)。

どうしようかと思いながら、巫女と童編は完結とさせて頂きます。

ありがとうございました。

#魔女エステリーゼの事件簿 巫女と童編 2024/08/25 感想 (終)

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