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#劇団ココア『 #お嬢様はバンドがやりたい 』主な三人について…2025/01/14(A),2025/01/16(AB)・#感想記事 #ネタバレ #観劇感想

日本を代表する大富豪「黒白院家」のご令嬢、黒白院 すずめは、
幼いころからオペラにクラシックにオーケストラと
お上品な音楽に触れて育ってきた、生粋のお嬢様。
でも本当に聴きたいのはロックンロール!
やってみたいのはロックバンド!…っていうのは内緒なのだ!

パンフレットより引用

まえがき

 皆さんが見ているのは、恐らく、1月19日の19時頃かと思います。記事を書いてるのは、1月18日です…。この記事は、時間が来るとnoteとXに投稿されるように仕込みました。なので、この記事を書いてる今は、観劇予定の千穐楽(1月19日)は見ていない状態です。言うなれば、タイムカプセルみたいなものです(笑)。

今回のこの記事は、速報みたいな感じにしました。

今回の記事に出て来ない、登場人物やストーリー、好きな場面などについては、1/20以降に、千穐楽観劇後にアップしようかなと思っております。


主な登場人物

「なんちゃってミュージカル」と称して、ついに手を出したと…

主だった登場人物は、主演の二人にプラスワンで今回は三人だったと思ってます。この記事では、この三人に着目しようかなと思います。

きたきた!ココアの王道ヒロイン爆誕!「黒白院雀」(演:直井サクラ) 

 ワタクシが劇団ココアを2024年5月から見始めて、まだ一年も経っていないわけですが、そんなワタクシでもわかる劇団ココアとして「二大人気シリーズもの」と君臨している「魔女エステリーゼの事件簿」と「DEAD AND DEVIL CITY」。そして、そのヒロイン エステリーゼ光月雷火に個人的に思ってる共通点があります。

それは…「僻(ヘキ)が凄い」です(笑)。

 間違えなく、ヒロインの僻が凄いと言い切れます(笑)。10代半ば(エステリーゼは15歳~17歳設定、光月雷火は15歳設定)で女子という設定なので、思春期真っただ中の女子を書くとなると、僻が凄くなるのは、たぶん、小谷さんの趣味なんじゃないかなと。ねぇ…。
いや、わかりますよ、単純に、個性強い主人公で、初見で引き込もうとしたら自然とこうなるものなのだよと。インパクト大事

 そして、今作のヒロインのひとりである 黒白院雀 も妄想しがちという僻をお持ちでございましてですね…。

 中学生時代にバイオリンコンクールで偶然、居合わせた同学年の男子 花村誠から貰ったロックミュージックが入っているウォークマンを譲り受け、ロックに心を惹かれ、更にウォークマンをくれた男子を三年間想い続けているという。
 ただ、こう上流階級と言ってしまってはなんですが、ご令嬢界隈からしてみれば、ロックこそが異常であって、異次元なものに惹かれてしまって…ずっと妄想に思いを更けていると考えると、何が常識なのか?という…まぁ、そんな哲学をしなくてもいい作品なので、もうこれ以上はしませんが(笑)。

 そんな貰ったウォークマンをキッカケに、ロックに目覚めたご令嬢が、ロックバンドをやりたい、ストリーミング100億回再生のアーティストになるのだ!とあれやこれや奮闘するというストーリーです。

 演じる直井サクラさんは、まぁ、もうたぶん、サクラ史上、一番、やかましい役どころでしたね。シリアスなところは、しっかり落として、暴れるところは暴れてと…。振り子で左右だけ振れるんじゃなくて、もう縦横にも振れちゃってね、あわわな声とか、愛おしい表情とか、やっぱり好きでたまらんなぁ~と再認識しました。

 今回は、稽古からもう苦労に苦労しただろうし、16日の公演なんか、声かすれちゃって、すんげー大変なことになっちゃってね。個人的には、あまりにも声がハスキー過ぎて、少し可笑しくなっちゃってましたが、本人は悔しくて悔しくてたまらないんだろうなぁ~と…。知り合って、まだ数年も経っていないけども、挫けてしまいそうでも今回の事が失敗だと思ってしまっているのなら、笑い話に昇華できるくらいビッグになってほしいなぁと思っております。

無限の可能性を秘めた一般人ヒロイン「遠藤紗弥」(演:葉山こはる)

 愛称はサヤ・エンドウ。ふとしたキッカケから妄想に更けている雀と激突(ツッコみ)。ひと悶着あった後に、拾ったウォークマンに収録されていた楽曲に「あのチビなお嬢様とは音楽センスが合う!」と認識。とりあえず、ウォークマンを届けに行こうとして…という展開。

 団子が売りの和菓子屋エンドウ(表記は不明、恐らく漢字かな?)の娘。女子高生で、同級生であるシンガーソングライター・宮崎瑠奈のサポートギターとしてライブを行う青春を送っている。瑠奈が音楽を辞める事に対して説得を試みたが失敗しており、次の相方を探している…といった背景がある。

 ご令嬢に対して一般人という対比の立ち位置で、ツッコミ役というか、何かとライバルというか、良い関係を今後築いて行こうとしているヒロイン。

 現状、新シリーズ1回目ということもあって、個性が強い雀とその周辺が中心のストーリーにはなっていましたが、伏線といいますか、いくらでもストーリーが広げられるような要素がたくさんありましたね。

 幼馴染の花村誠との関係発展は?それに伴う雀との関係は?とか、瑠奈と雀と天秤にかける時がくるのか?なんなら三人で?とか、個人商店と大富豪ってもしかして…って…もう恐らくストーリーを広げていく上で、無限の可能性を秘めている人物じゃないかなと。

 演じるは、葉山こはるさん。前説でね、小谷さんに「私の見どころ、だんごしかない!」って言ったとかなんとか。 #2(仮)以降はね、たぶん、対等とか、それ以上になるのではないでしょうかねぇ…。しらんけどww。

 こはるさんを見た前回の観劇は「プロとコントラ」でした。超絶、難しい役どころから一変して今回の役どころは、とことん明るく突き抜けてる感じが凄く良いなぁと。しかもギターを突貫で始めるという、これもまた難題を突き付けたもんです…一朝一夕で習得できるものではないのでこれからにも期待だし、ソロ曲も出来たりしちゃうかもだし…プロとコントラであれだけ演じられる、こはるさんですから、今後、どんな喜怒哀楽の場面が遠藤紗弥を襲っても大丈夫なんじゃないかなと。マジで無限の可能性が秘めているのではないのかなと思いました。次作以降楽しみ。

純粋にロックが好きなシンガーソングライター「宮崎瑠奈」(演:A 岡本莉瑚/B 涼雅)

 話に聞いては、いたのですが、主演二人に次いで、大変だったのが、この役だったじゃないかなと…。なんか、ソロ曲出来たのが四日前だったとかw「四日前に出来ました」と聞いた時は「え?!四日前なの!?昨年から台本あったんでしょ!?」と耳を疑ったレベルです(笑)。

 Xで「方向性は同じなんだけど表現者で受ける印象が違うんだなぁ」とか思う場面があったりしました。と書いたので思った理由を先に書いてしまいます。

 大事な場面で「立っていたか、座っていたか」の違いが大きかったなぁと。路上ライブ後に、瑠奈から雀に対して好きな音楽について問いかける場面があるんですが、Aは立ったまま問いかけているのに対して、Bは座って(あぐら)目線を合わせて問いかけるんですよね。結構「あ~、これは受ける印象がだいぶ違うな」って。

 A(演:岡本莉瑚)の瑠奈から受けた印象は
「音楽を通して、人とコミュニケーションを取る人」

 B(演:涼雅)の瑠奈から受けた印象は
「人懐っこくて、その上で音楽を語り合う人」

という受け取りをしました。順番が違うだけだろうけど、これは大きな違いだなと。ただ、間違えなく言える事はどちらも「宮崎瑠奈」で間違えないんです。孤高じゃなくて、純に人の付き合いの「上か」「中か」に音楽がある、芯には「ロックが好きで好きでたまらない」という部分があるのはね、共通しておりました

岡本莉瑚さんに至っては、初めて見るに近い役柄でしたね。「あぁ…なんか新しい一面見れたなぁ~、うんうん、やっぱりこういう役柄もっと増えて欲しいなぁ」と思っていたのですが、16日のカーテンコールで全部ぶち壊していきましたね
 「あ、これぞ、莉瑚だわw」って、これはもうある意味ロックだなと(笑)。

涼雅さんに至っては、二度目ましてですけどね、今後、洗礼を受け始めるんじゃないかなと、若干心配しております(笑)。だって、次作からは「黒白院家のメイド」ですからねw何が起こるかわかりませんよ!(笑)

あとがき

 初日と16日を見て、更に千穐楽を観劇予定でもあったので、どういう風に印象が変わっていくのか、わかりません。

ただ、間違えなく言えるのは、千穐楽を観劇し終えた後に「早く、次、観たいなぁ~」と思っている事でしょうね。

あとは、アフターイベントまでに書きたい事を書こうかなと。


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