「推しのいる生活」プロローグ
「過去を変える方法」=「今を素晴らしく」
2021第164回回芥川賞受賞作品
宇佐見りんさんの小説「推し、燃ゆ」が
受賞しました。
そこに描かれている主人公は女子高生
「推しを推すことだけがすべてだった」
そして、その推しが炎上したことから
少しずつ何かが変わっていきます
私もすぐに「これは読まなければ!」と
書店をめぐり、やっと手に入れて数時間で読み終えました。
芥川賞なので奇抜な設定や暗いドロドロしたものではないとは思いましたが、女子高生の日常と
日常の中に溶け込んでいる「推し」の存在が
いい意味で自然に描かれています。
映画「あの頃。」松阪桃李主演。
バンドマンを目指す主人公が
バイトに明け暮れ疲れ果てた時
アイドルのMVも見て涙を流します。
それからアイドルにハマり
同じアイドルヲタクの仲間達と
推しを推し続けた青春が描かれています。
そうです。「推しを推してれば大丈夫!」
「推し」とは「一推しのメンバー」を意味する「推しメン」をさらに略した表現です。「アイドルグループの中で一番応援しているメンバー」を意味します。AKB48が台頭した際に一般的に広まった表現です。現在ではアイドルだけではなくあらゆる人やモノに対して「同種の中で一番好き」という意味で使います。
「だれ推し?」なんてよくよく使われます。
そして
「推しが尊い!」につづきます、
「尊い」?なんて使ったことなかったわ…
でも…
この気持ち…
今の僕には
わかっちゃうんですよ
つづく