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京都音楽博覧会2024 ライブレポ

京都音楽博覧会2024に行ってまいりました。


自分は初参戦から毎年参加してるフェスが2つあります。

1つは年末のレディオクレイジー(今年も行きます。)もう1つがこの音博。


駅近でアクセスがよく、公園の中にあって景観もいいし、各種アートワークも可愛くて大好きなフェス。

何より主催のくるりのステージが毎年最高だし、多様な音楽ジャンルを操るくるりがアーティストをブッキングするので多様な音楽が1日ないし2日で楽しめます。ここがいちばんの魅力かな。

音博には何かしらテーマが乗っかることがある年があるんですけど、(ニューアルバム曲お披露目、初期メンバー復帰、交響楽団参加などなど)

今年はダニエルセーぺさんがテーマだったかなと。正直よく存じ上げなかったんですが、どうやらナポリの鬼才らしい。くるりと同じく多様な音楽性を持ってて新曲を一緒に作ったゆかりもあって今年はくるり以外で唯一の2日間ラインナップされてるアーティスト。非常に期待値が上がってました。

さて、そんな今年の音博実際どんな感じだったんでしょうか。ライブレポスタート!


DAY1

ASKA


実は当初丸2日参加する予定だったんですが、仕事の人員の都合で出勤しないといけなくなり、途中のASKAさんから参加になりました。ASKAさんに間に合うかどうかも正直絶妙だったんですが・・・仕事終わりで梅小路公園にダッシュして余裕を持って到着。職場が北摂でよかった。

待望の音博。ビールと軽いフェス飯を食べる余裕もありました。


仕事終わりということもありアドレナリンが激った状態でのASKA。当然初見でしたが、名曲のオンパレードで度肝抜かれました・・・。

ネットニュースで喉の調子が悪くされてるのは知ってました。なんでも喉が悪かった公演に関しては十分なパフォーマンスができなかったから再演をされるんだとか・・・プロ根性すごいなと思いました。

ライブ前にも喉のことに触れて実際歌いにくそうにされてたけどそれを飛び越える楽曲の強さと歌唱技術だったかと思います。

しきりに音博の開催時期について褒めてはって、心地よい風を浴びながらほんとそうだよなあ。秋フェス最高だなあ。なんてしみじみ思ったりしました。


くるり


最高すぎたので語りまくりたいんですが、くるりに関しては2日目の方で感想をまとめ上げたいと思います。ほんとすごかった。


DAY2


2日目開演前に残念なニュースが


miletさんのキャンセル。

くるりのことを敬愛してて音博にも自主的に足を運んでるというのは知ってたので彼女のステージも大変楽しみでしたが体調不良は仕方ねえ。来年を楽しみにします。


SHOW-GO


到底、人の所業と思えない御業(みわざ)をお目にかかれたと思いました・・・音そのものもそうやけどなんか音がふたつ同時になってたりしたような・・・?

音楽ライブを見に行くようになって久しいけどマイク一本でステージに上がる人を見る機会はあまりないし、音源すらないのは初めてだったかと思います。それで短時間とは言えあの空間を掌握したのはほんとすごい。ええもん見れたなあ・・・と思いました。


玉井詩織feat武部聡

実はラインナップが発表されてからいちばん楽しみだったのがこのステージ。

僕は大半の日本人と同じでジブリが大好きで、ジブリのトリビュートアルバムに岸田さんが参加してしかもトトロの担当っていうのがめちゃくちゃ嬉しかった。絶対ステージに岸田さんが現れてジブリ曲でコラボすると思ってたので予想通りでにっこり。

ももクロは今まで見たことなくて、しおりんも今日が初見でしたが、ソロの時はおそらくしおりんではなく玉井詩織なんだろうな・・・という立ち振る舞いでした。かわいい!っていうより、お美しい・・・。歌声も綺麗で人当たりも非常に好感が持てました。

いつかももクロのステージも見てみたいな!


平野和

オペラ歌手の方。

到底私の普段の行動範囲ですと音博じゃなきゃみれない方ですが、まさかの五か国語披露で非常に音博でした(雑表現)

MCも人の良さとユーモアが出ててめっちゃよかった。クラシック畑は寄り付き難いイメージがあると思うけどこういう人がどんどんメディアに出たらいいのにと思う。清塚信也さんみたいな感じで。

最後に披露されたくるりのRemember meのカバーがめちゃくちゃ良くて・・・ポストしたらご本人にリポストしてもろて嬉しかった。

あとはクラシック畑の方に取り込まれても如何なく力を発揮するくるりの楽曲の力強さ・・・親和性の高さも再認識・・・奇跡のコラボや。


Daniele Sepe

さあ、今年最注目アーティスト。なるほど、そりゃ岸田さんが夢中になるわけだよ・・・という納得のステージ。


くるりは僕の好きなアーティストの中で1番

「音」を「楽」しむ

ことを実行するアーティストだと思ってるんだけれどこの方からも確かにそれに近しいものを感じました。音を自由にあやつってやがる・・・作曲という側面でもパフォーマンスという側面でも・・・

けどそれを実現するには優れた知性と技術が必要だと思う。このおじさん多分ただもんじゃない(音楽したことない自分が何をいうとるんやとかいう感じですが


フジファブリック


日がどんどん傾き梅小路公園は夕暮れ時へ


まるでフジファブリックのためにあるな・・・というロケーションでした。

実際のステージはもちろん素晴らしかったです。恥ずかしながら志村さんの死を背負った悲しみのバンドというイメージをずっと払拭できずにいたけど、今日のライブを見てもはや全然違う音楽性で完成されたバンドな上に昔の名曲のでかすぎるおまけもついているんだな・・・というイメージに変わりました。素晴らしいステージでした。


最後の夕暮れの若者のすべてはしみたなぁ。


フジファブリックとくるりは来月に大阪城ホールで見る予定があるんですが非常に楽しみになりました。ホストが変わることで2つのバンドパフォーマンスがそれぞれどう変化するのかワクワクが止まりません。


くるり

2018年の音博に行ってから梅小路公園で見るくるりは今日で5年目(コロナで中止だった故)だったわけなんですが・・・

おそらく今日が最高のステージだったんじゃないかな・・・と思います。岸田さんのパフォーマンスにも気合いが見て取れたし(歌唱中にガッツリ前に出てくるとかあんま見ない)大好きなダニエレさんとステージに本当に嬉しいんだなっていうのが表情からよくわかった。

セトリ


miletさんが出演できなくなり急遽くるりの出演時間が延長されたんですが、ほんとに急拵えなのか・・・?と思うセトリの流れの綺麗さ、選曲の妙。

今年はストリングス部隊も参加し、SHOW-GOさんとダニエレセーぺさん達もゲスト参戦。最多時はステージ上に13人の大所帯でしたが、見事にそれぞれがそれぞれの良さを発揮する融合具合だった。

音楽フェスでのアーティスト同士のコラボは絶対盛り上がるイベントだし、フェスが大好きな僕も類にもれず大好物なんですが他のフェスの即席コラボ(それも好きなんだけど)とは違って計算された一つの音楽としてそれぞれの楽曲がまとまってる奥ゆかしさを感じました。

それがしかもくるりの魅力である多彩な楽曲のなかで一つ一つ丁寧に描かれてるのがすごく素敵で・・・なんか、うん。惚れ直したというか、

やっぱ好きなんだなあ、この人たちのこと。

と思いました。


↑の記事でも少し語ってるけどくるりの多様さ柔軟さ音楽の全てが大好きなくるりが大好きで、岸田さんがMCで仰ってた。ダニエレがくるりの楽曲を聴いて岸田さんに送った


君たちは音楽のジャンルや国籍で壁を作らないんだね。


という言葉が僕がくるりを好きな理由をそのまま語っててほんとそうなんだよ!そう!と興奮しました。


これからもくるりを聞くし音博に行くんだと思う。良い二日間になりました。また来年!梅小路公園で!帰り道にあの綺麗な緑色の京都タワーをまた見れますように。

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