FUJI ROCKに行った男になった。後編
前回の記事でフジロック初日の夕方ごろまで書きました。
自分の体力の限界と股の痛さを自覚し、とりあえずグリーンのベスギボンズを諦めてオレンジカフェで晩御飯(豚骨醤油ラーメンとしらす丼とかいう最強和歌山セット)を食べながら作戦を立てました。
クラフトワークは見たいが・・・今日これからグリーンに戻ってそっからガールインレッドのためにホワイトに戻り、さらに日が変わる時間帯までライブを楽しんでからキャンプ地に戻れるやろか・・・
難しそうだな。そう思いました。そもそも夜行バスでここまできて体力自体万全じゃない中、あちらこちらに興味が湧いて歩き続け、スカパラ、10-FEET、くるりと3時間分踊り続けたんだから無理もない。
俺が下した英断は・・・今からテントに戻って明日に備えて寝る!!!!!でした。
オレンジカフェからテントに戻るまでにホワイトのSAMPHAを見たり(めっちゃよかった)
夜の幻想的なフジロックの顔を堪能しながらテントに戻りました。
ここで改めて明日の計画を練りつつ明日の装備の準備をして就寝。
アウトドア用の枕とマット、寝袋を持ってきたこともあってバッチリ8時間睡眠。起床した時には疲労感や股の痛みもマシになっておりました。
朝から近くのピラミッドガーデンでコーヒーをいただき、入場ゲートへ向かいます。(今度はレッドゲートではなく正規のゲートから)
そして道中でオフィシャルグッズの物販スペースを見つけなんとなくグッズを見てたら「アレ」があったのでおもむろに列に加わりました。
折りたたみ椅子・・・!
この背もたれ付きの椅子が結果的に大活躍しました。待機時間の体力温存できるし快適に2日目が過ごせたのはこいつのおかげです。
2日目のゲートをくぐり昨日は断念したけどずっと憧れてた苗場食堂へ!
とろろご飯ときりざい飯どっちか選べなかったから両方。けんちん汁も食べて体にええもんを摂取。
昨日はフジロックの端から端まで2往復してへとへとだったのでこの日はのんびりレッドマーキー前の木陰に陣を構えて午前中はまったり過ごすことに。
森大翔を見た後お酒を入れてbetcoverを見て本日1杯目のビールとケバブをもぐもぐ(ほんま食いすぎやろ)
ここから2日目初長距離移動。今年なにかとフジロックに推されてるUSを2曲ほど鑑賞してからジプシーアバロンへ。体力温存したのと昨日に比べて雲も多く天候的にも余裕を持って移動ができた。ジプシーアバロンに近づいてきたところで
しまーうーたよ風にのりー
と美しい声に乗ってよく知ったフレーズが聞こえてきた!夏川りみ島唄歌っとる!ちょっと小走りでジプシーアバロンに到着。苗場に沖縄があった・・・。BEGINとのエピソードのMCも聞きつつ涙そうそう。当然よかった。
フィールドオブヘブンに向かいチョコパを堪能しました。民族音楽というんでしょうか・・・非常に良きでした。
オレンジカフェでアイスを食べつつ・・・
ヘイスミスを遠目に見てからいとうせいこうを見て、グリーンに戻ります。クリープハイプちょっとだけ見れました。
この段階で今日のヘッドライナーのノエルまで過ごす拠点を設営しました。ほんまに椅子大活躍。サンキュー椅子。
RAYEを鑑賞。
歌も良かったし、英語がわからない俺もめちゃくちゃええ子やなぁ・・・(機材トラブルあった時とかめっちゃ謝ってたり。曲も一つ一つ丁寧に紹介してた。)というのが伝わって好感度MAXでした。
RAYE終わりでピザと、昨日食べたもち豚と、五平餅を食べる。ほんまどんだけ食うねん。
再び拠点に戻ってずとまよを鑑賞。独特の世界観で演者の演奏能力もたかくてにっこり。あかねさんのMCもよかったなあ。
そして最後は・・・
ノエルのドンルクで大合唱して終了。
ソロ曲も良かったし後半はオアシス祭りでブチ上がったよね。生で見れて良かったなあ。
最高の多幸感に包まれながら帰路につきました。
帰りに食べ残してた新潟名物長岡ラーメンに舌鼓(だからどんだけ食うねん
そこから帰り支度をして夜行バスに乗って大阪に帰って参りました。
フジロックに行って思ったことは・・・
これはここにしかない。
これにつきます。日本一のフェスなんだと実際に行くことで改めて実感できました。
2021年フジが配信されてた時にOAUのとしろーさんがMCで
「人生色々なことがあるけど、収入や、立場や、いろんな人間がいるけど、フジロック にこれるならそれはいい人生だと思う。」
みたいなこと言ってたけどほんまにそうやと思った。一年かけてフジロックのために貯金する人の気持ちがわかった。
初日の方がたくさんがっつりアーティスト見たけど、なんとなくまったり回った2日目の方が幸福感は高かった気がする。普段は特定のアーティスト目当てにフェスに行くけど、フジはフジにくるためのフェスで、自然と自由と美味しいご飯があって。そこにたまたま大好きなアーティストもいる!みたいな。
スカパラやくるりで最前に行けた理由がわかった気がする。フジに来る人みんな近くで好きなアーティストを見ることにこだわってない。行ったとしても1日1〜2アーティストでいい。
なんならアーティスト見ないで本を持ってきて読んでる人がいたりゲームしてる人もいる。本当に自由な空間だった。
アーティストがみれてよかった・・・じゃなくて「生きてて良かった」と思わせてくれるようなフェス。それがフジロックだ。
そして僕はもうすでに来年のフジに思いを馳せている。
フジロックに行ったことがある人生と行ったことがない人生。
どっちを選ぶか、そんなの決まりきってる!
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