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星野源からVulfpeckへ自分の中のほんの小さな軌跡と小さな奇跡と

どうも、FUJI ROCK2025に行く男、高三七区です。

前の記事でFUJI ROCKへの熱い思いを綴りましたが、熱が冷めやらずまた、自分の中で音楽の道筋が色々と繋がったことが嬉しく、今回はとあるアーティストに出会う自分の軌跡について綴ろうと思います。

主題・・・というか軌跡のゴールのアーティストはタイトルにもある通りフジ2025、2日目のヘッドライナーVulfpeckについてです。


前述の記事でも語りましたが、僕はどうやらフジロックのアーティスト発表前からVulfpeckを認知していたようです。

起源はおげんさんのサブスク堂。2023年放送のもの。

かわいい

僕の1番敬愛するアーティスト星野源のNHKの冠番組。どんな番組かざっくり説明するとただただ源さん扮するおげんさんと松重豊さん扮するほうほうさんがゲストも交えながらただただ好きな音楽について話す。と言う今の地上波ではあまり引っ掛からなそうなコンセプトの番組。

その番組でおげんさんが紹介されたのが以下の動画

正直番組を見た時はそこまで引っかかったわけではなくこの動画のこともすっかり忘れていました。

時は流れて、1年後2024年。フジロックにいく一大決心をした僕はいろんな人のフジロックの準備の記事やライブレポートを読み漁って入念に準備をしていました。

その中で2023年のCory Wongについて書かれている記事を見つけ、なんとなくYouTubeを検索して再び上記の動画に行き着いて、おげんさんのサブスク堂でなんか見たなこの動画、と気づく。そして・・・


なんじゃこりゃ!めちゃくちゃカッコいいし演者も客も楽しそうやな!!!


と衝撃を受けたのでした。23年にフジロックに出演したばかりのCory Wongでしたが、来日の予定なんてないのかしら。となんとなくLive Fansで調べたら実は6月に来日していたことを知った。


うわあああ1歩遅かったかあ。流石に2年連続で来日したんだから次はしばらく先になるかなあ。なんてことを思いながらも上記の動画を頻繁に(といっても1週間に1回程度)見る日々が続きました。

この時点で僕は動画のタイトルをきちんと確認してなくて

Vulfpeck "Cory Wong"

という名前の動画の「Vulfpeck」の文字が全く認知できていなかった。

多分アーティストCory Wongの「Vulfpeck」って曲なんだろう。くらいに思ってて、まさか最近になって

Vulfpeckってアーティストの「Cory Wong」という曲

だったと言うことに気づいた時は青天の霹靂だった。(きちんと調べない僕が悪い。

にしてもVulfpeckさん。サポートギタリストのCory Wong名前を曲名にしちゃうなんてややこしい・・・いやいや素敵なことをしてくれはるで。


話は戻って2024年フジロックで最高の音楽体験をした僕はさらなる感動を求めて山下達郎のライブに辿り着いた。

山下達郎のライブは2回目やったけどそれはもう素晴らしいもので。達郎の超絶技巧カッティングにどこかCory Wongを重ね、いや、Cory Wong見れんくても達郎が見れる日本におってよかったな。などと思ったりしたのでした。

この達郎とCory Wongを重ねたのは本当にフィーリング的なもので。僕は楽器が弾けないので、故に技術的なところもわからない。音楽が好きな人に言わせれば達郎とCory Wongは全然違う。と言う人もいるかもしれないが、あの時音楽のことなど何もわからない僕の中でなんとなく重なったことが今にして思えばものすごく今の興奮につながっている。


そして2025年

Cory Wongが来日する事を知り、おい3年連続で来日してくれるんかい!これはチケット取るしかねえ!と無事にチケットをゲット。

この時点でまだVulfpeckの存在には気づいていない。今にしてみれば一緒に来日するANTWAUN STANLEYもVulfpeckのレギュラーサポートメンバーなのだが、当然vulfpeckを認知してないのだからそのことに気づくはずもない。

そしてFUJI ROCKの第一弾アーティストが発表される。

その時の心境は↑の記事で綴っているので一読いただければ。

FUJI ROCKに今年も行くことに決めた僕は自分が行く日のヘッドライナーVulfpeckを調べて衝撃を受ける。

この動画に戻ってきたのだ。

確かにVulfpeckと書いてるが、これはCory Wongの動画じゃないのか!?どう言うことなんや!と半ば混乱状態に陥った僕を救ってくれたのがこちら。

音楽ライターのDr.ファンクシッテルーさんのnoteのマガジン。

Vulfpeckのことについてはちゃめちゃに詳しく書いてて・・・とにかくすごい!
フジロックで初来日なだけあって日本では人気と言いつつもまだ詳細な情報が限られている中バンドメンバーのことや、曲、バンド発足やその特異な運営方法に至るまでめちゃくちゃ読みやすい文章とユーモアも交えつつ語られててすごい。フジロックに今年行く方は一読しておく事をお勧めします。今回マガジンの引用にあたって連絡を取らさせていただいたんだけどめちゃくちゃ優しく快諾してもらえて多分めっちゃええ人。きっとVulfpeck来日にあたってこの方の書籍にも絶対スポットが当たると思う。

noteだけじゃなく電子書籍も書かれてて・・・しかも無料!すぐダウンロードしました。まだ読めてないけど近いうちに読了する予定です。Vulfpeckのメンバーも公認の本みたいなので絶対読んだ方がいいです!



これらの関連書籍のおかげでCory WongがVulfpeckのサポートメンバー(もはや本メンバー)だと言う事を知り、自分の中の点と点が一気につながって、線となり、いざ楽曲を聴くとどれも素晴らしくかの有名な広告費0円のマディソンスクエアガーデンのライブのフル尺を見て

線と線が面となり・・・


また自分の中の音楽への蓄え、源さんと達郎との結びつきが一気に組み合わさって面が立体になった感じがした。


実に約2年越しに1つの動画が自分の中で蓄えていたものと繋がり、スパークを起こした気がした。

今までの音楽の軌跡が自分の中で奇跡みたいなことが起きてしまったのだ。本当に音楽好きでよかったなあと改めて思う機会になった。


なんと自分のライブスケジュールを見ても

6月Cory Wongからの星野源
7月FUJI ROCKにて山下達郎とVulfpeckという

短期間にある意味自分の中に張られた伏線を一気に回収できるってことで今年の6月7月は自分の音楽人生の中でも特別な期間になりそうだと言うことに胸を踊らされている。

この歳になっても感性は死なない。発見がある。そんな自分と音楽と音楽を発信するアーティストやライターに感謝する。


音楽の軌跡は奇跡になる。そんな話。

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