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農業とドローンの相性

こんにちは!

みなさんは農業にどのようなイメージを持たれてますか?私は美瑛の丘のように四季折々に織りなす広大なパッチワークのような風景が好きです。農家の方々は大自然と向き合いながら寡黙に戦っているイメージです。さて、「人生は山あり谷あり」で「ドローンは第1次産業と相性がいい!」と書かせていただきましたので、今回は私が思い描く「農業とドローンの相性」と相乗効果について考えてみたいと思います。

農業のネガティブなイメージ

                                  私が知っている北海道の農家の方は農地改革による費用負担やトラクターなど高額な農機具の購入費などの借り入れが多く、世帯年収は数千万円だったとしても返済額や経費を差し引くと、家族一人当たりに換算するとサラリーマンの平均年収を大きく下回っていました。そのため小作農家は冬の間の出稼ぎが収入源となっていました。農家を辞めたくても借金を返すために辞められない。自然災害や供給過剰による価格低下など収入が安定しない。と嘆いていたことを思い出します。

スマート農業

                                  最新の農業ではロボット、AI、IoT等の先端技術を活用したスマート農業技術の研究開発、社会実装に向けた取組や実証実験が行われておりドローン活用は農薬散や生育状況分析、肥料散布や鳥獣被害対策等で期待されています。

しかし、一般に普及するまでにはいかに開発コストや初期投資を抑え、適正な価格で販売できるか、収益化が図れるかなど課題が多いと思います。

農業のIT化が進みスマート農業や大規模農法や有機栽培など時代の最先端を取り入れながら革新し収益を順調に伸ばしている一方で、高齢化が進み後継者不足や人手不足に悩んでいるというニュースをよく目にします。

日本の食文化を支えている農業にドローンは何か役に立つことができないかと思案しました。

シェアリングによる明るい兆し


農地において太陽光を営農と発電とで共有する「ソーラーシェアリング」がありますね。農業を発展させる上で私はシェアリングという柔軟な発想は欠かせない思います。「ソーラーシェアリング」は千葉県が盛んで農地法をクリアして設置し、売電収益を出しています。

ただ良いことばかりではないようで売電価の下落で収益が落ちているとも聞きます。課題の中には「太陽光パネルの下で十分に営農できないと思う」「わざわざ農地の上で太陽光発電をしなくてもいいと思う」という回答が多いそうです。
物事にはメリット、デメリットがありますね。


農業とドローンの相乗効果

    

    ドローンユーザーは持続的に飛行できる場所を探しています。

「ソーラーシェアリング」があるなら農地の空をドローンと共有する   「フライトシェアリング」という発想があってもいいのでは?

農業でのドローン活用は農薬散布や生育状況分析、肥料散布や鳥獣被害対策等だけではありません。空だってシェアリングすることができます!


     農地の空を「フライトシェアリング」して欲しい!

メリットはソーラーパネルのような初期コストは掛かりません。
安全安心に飛行できる環境(人や家屋の上空を避ける、広さ、周辺の環境、景観)などが整っていればすぐにでも始められます。          交通の便など利便性が高ければ利用者は増えます。           初期コストが掛からないということは、リスクが低いのでもし嫌になったらいつでも辞めることができるということです。

                            課題は利用者の管理方法どのようにするか。

農家の方の負担にならず人権費を掛けないで、農薬散布や収穫期などは飛行禁止にできる仕組みが必要だと思います。
またドローンユーザーは国内に限りませんので海外の方も利用できる仕組みも必要です。

これはスマホアプリや電子決済、インターネット、屋外Wifi、ローカル5Gや監視カメラなどで対応可能です。認証システムと組み合わせることで利用者が飛行させるスキルを有しているか判断もでき安心できます。     

受益者負担の原則で管理コストを利用者が負担しドローン協会で管理する。賃料や利用料はドローン協会が農家の方々へ還元するという発想です。

実現するためには農家の方々にドローンを認知していただき、ドローン協会の信用を得られることでフライトシェアリングできる場所お借りし、   ドローンユーザーや愛好者を増やし相互扶助の精神でお互いが利益を得られ健全な発展をすることです。

もちろんドローンユーザーはドローン協会メンバーに限定!
農業とドローンの相乗効果によってお互いの利益につながることが期待できます。

農林水産省から回答がありました!

先日、農林水産省へ農地の上空を借りて継続的な使用について規制的な懸念はないか問い合わせをしていましたが、農地政策課ヤスナミ様から   「土地の上空には空中権がありますので、農地の上空を継続的に使用されるということであれば地権者の承諾を受けたうえで、地権者と一緒に地域の農業委員会の許可を得ていただければ規制の問題はありません。」とのご回答をいただきました。

ただし農業委員会ではこのような許可をされた経験が無いかもしれませんので、事前にどのようなことを想定されているのかなどわかる資料を用意された方がいいとのこでした!

     農地の空の「フライトシェアリング」は実現できる?

       「ドローンは第1次産業と相性がいい!」      

空撮したい!飛ばすことが楽しい!

「個人が持続的に楽しくドローン飛行できる安全安心な環境を整える協会」を設立したい!と思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次号に続きます。


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Taka315
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