新人からのステップアップ!仕事のコツと心の持ち方
お久しぶりです。
約1か月ぶりの記事となってしまいました。本来なら週一で出したいところでしたが、多忙で記事を書く時間もなかなか取れませんでした……!
最低でも月1回では記事を投稿して行きたいので、書き溜めていたものの中から加筆して公開することにしました。
はじめに
入社1年未満かそれ前後くらいのスタッフ宛に書いています。
今年入社した新人の方々、2年目の方々、アニメ業界、撮影業界に入って毎日たのしい日々を過ごしているでしょうか?
それともまだまだ分からない事も多く不安に過ごしているでしょうか?
この記事を読んで少しでも早く新人から脱却出来ることを祈ってます!
大前提
新人である以上、最初は色々と教わったことがうまくできず、落ち込むこともあるかもしれませんが、新人なので出来ないのが当たり前です。
なにも気にせず先輩にどんどん聞いて行きましょう。わからないまま自己解決されてしまう方が後々困る場合もあります。
また先輩の返答の仕方がそっけなくて辛いと思うことがあるかも知れませんが、その人が感情表現が苦手なだけです。気にする必要はありません。
ただし感情的に怒るようなタイプの人間だった場合は気を付けましょう。
わからない事を放置しない。
前述しましたが、わからないことを放置するのはNGです。
自己解釈で進めた結果、間違った方法で覚えてしまい、数年後にそれが発覚して問題になるケースもあります。
1~2年目であれば、「わからないんですが」と質問して怒られることはまずありません。自信がない場合は、「これで合っていますか?」と確認する形で尋ねてみるのもいいでしょう。
1日の優先順位を考える
仕事をどのように終わらせるかは、作業の優先順位にかかっています。
時間がかかる作業から手をつけてしまうと、本来すぐに終わるはずの作業が後回しになり、生産性が落ちてしまうことがあります。作業の内容を見極め、効率的に進められるよう順番を工夫しましょう。
リファレンスを調べる、確認する
リファレンスを確認せずに作業を進め、そのままチェックに送ってしまうことはよくある問題です。わからない場合は、先輩に聞くのも良いですし、画像検索を活用するのも有効です。手法がわからない場合も、迷わず聞くことが大切です。
学生気分から脱却する
特に1年目にありがちですが、学生気分から早く脱却することが重要です。アニメ制作の仕事は楽しいかもしれませんが、学生とは違い、プロとして報酬を受け取っている立場です。さらに、社会人として、予算やスケジュールを意識する必要があります。
楽しい気持ちは大切ですが、社会人としての節度を持って業務に臨みましょう。
惰性で仕事をしない
これは新人だけでなく、脱新人のためにも重要なポイントです。
どの会社にも、作品の方向性を示すリファレンスや、撮影監督が作成する参考資料があります。それらに忠実に作業することは重要ですが、それだけでは十分なクオリティを達成できないことがあります。参考資料の意図やシーンの演出意図を理解し、それに基づいて作業を微調整する意識を持ちましょう。
絵コンテをしっかり読む
アニメ制作において、絵コンテは設計図のようなものです。
タイムシートには細かく指示が書かれていますが、それでもすべてを網羅しているわけではなく、前後のつながりが見えない場合もあります。
「全カットに意味がある」とよく言われますが、新人向けの記事なので「演出意図を把握しろ!」とは言いません。ただし、全体の流れを理解し、自分が作業しているシーンがどのような位置づけなのかを把握しておきましょう。これも「惰性で仕事をしない」に通づる部分かもしれませんね。
最後に
新新人の時期は、すべてが新しく、覚えることが多くて圧倒されることもあるでしょう。しかし、焦る必要はありません。誰もが最初は同じように分からないことだらけで、手探りしながら一歩一歩成長して来ました。
教えてくれている先輩も、こうしてこの記事を書いている私も、かつては右も左も分からない新人でした。
大切なのは、できることから少しずつ着実に取り組むこと。今日できなかったことは、明日できるようになればそれで十分です。
ちゃんと努力をしていれば、知識や技術は自然と身についていきます。
そして、この業界では周囲とのコミュニケーションが非常に重要です。わからないことは遠慮せずに尋ね、困ったときには素直に助けを求めることを恐れないでください。
焦らず、前向きに日々の課題と向き合いながら積み重ねていくことで、きっとある日、自分の成長を実感できる瞬間がやってきます。
今はその未来を信じて、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
感想やご意見、お仕事の相談など、ぜひお聞かせください!
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