パワハラもプラスに
仕事の5割が上司からの説教で終了。
やる予定だった仕事が半分も終わらなかった。
説教を受けている半分ぐらい、マスクの中でバレないように「はいはい、わかりましたよ」と呟いていた。
その日の上司の機嫌によって、ハードルの高さは同じ案件でも変わる。
昨日はスンナリ終わった話でも、翌日またブリ返される事も日常茶飯事だ。
一時は上司からのパワハラで精神的に「ヤバい」と感じる事もあったのだが、今は「なんでパワハラをするのか?」という興味の方が強くなってきている。
人生でパワハラを受けたのは初めてで、最初は自分では全く実感がなかった。
ただひたすら、自分の力量のなさを嘆いていた。自分が全部悪い。そう思っていた。
そしてメンタルにも影響が現れて、毎日の出勤が本当に億劫になった。
上司の顔を見るのも声を聴くのも嫌になっていった。
これまでずっと一人で考えてきたが、何も解決せず、そこで初めて周囲に相談する事にした。
そして、自分が「パワハラ」を受けていると初めて気付いた。
まさか、自分がパワハラを受けるなんて全く思ってもいなかった。
自分ではストレス耐性が高い方だと思っている。だからこそ、厳しく指導される事に対しては異論はない。
でもパワハラはそうではない。
人格を否定されたり、時間を奪われる。
ひたすら長時間説教されたり、昔話や自慢話を延々に繰り返す。常にマウントを取って罵ってくる。
こんな人って本当にいるんだとビックリもした。
そして、本人はパワハラしている事に全くの自覚がない。それが正義だと思って指導をしている。
だからこそタチが悪い。
もちろん、今もパワハラを受け続けているが
考え方を変えれば、誰もがパワハラを経験できるわけではない。
こんな機会めったにないから、逆に楽しんでやろうかと思っている。
パワハラを受けている事も自分の糧になるはず。落ち込んでいる暇なんて人生にはないのだから。
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