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話の前置き

やろうと思っていたのですが

悪意はないのですが

おこがましいのですが

などなど。私は話の本題に入る時に、冒頭に「前置き」を入れることが多い。

意図的というよりは、長年体に染みついたものになっている。

上司や同僚、友人そして家族に対してもそのスタンスは変わらない。

先日の上司との面談でそのことを指摘された。
「言い訳がましい」
「自分のことが好きやから守りたいんだ」
土足で人の心に入ってきて、「それはやめた方がいい」と言われた。

まぁ、確かにそうだなと感じる部分もある。

結局は人からどう思われるか?人からの見られ方を気にしすぎるあまりに、自分を守る為に取っている行動なんだろう。と自分では分析している。

なるべく波風を立てたくない。
相手を不愉快な気分にさせたくない。

そんな背景が「前置き」に表れているのだ。

よく言えば「人に配慮ができる」

悪く言えば「自分を守りたいだけ」

両方の側面があると思う。

良い面も悪い面も。
この性格が是が非でも変えたいとは思っていない。

でも、無意識に言葉として発するのはやめようとは思っている。

人によっては、前置きをすることによって、「こいつは防御ばっかしてるな、自分守りたいだけなんだな」って捉えられる可能性もある。

人によっては「人に対して配慮ができていて安心できるなぁ」と捉えられる可能性もある。

言葉って不思議な力を持っている。

何気なく発しているかもしれないけど、受け手はその言葉だけで相手を判断することもあるのだ。

だからこそ、相手を見て言葉の使い方を選ばないと、マイナスに伝わってしまうこともある。
私の上司に対してのように。

まぁ、改めて「前置き」する癖を気付かせてくれた上司には感謝だ。

自分の特性を再認識させてくれた。

これからは、無意識だけではなくて、意識しながら言葉を発する風にしていこうかな。

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