分かってます。悪いのはわたしです。でも、、、
ガチャ〜ン。
お盆をテーブルの上に置く際に、お水のコップの存在を忘れていた。
お盆の下に何かあると感じた時には既に手遅れで、アイスコーヒーはお盆から倒れ中の液体は滝のように床にこぼれ落ちた。
こういう時に、人はどういう反応をするのだろうか?
わたしは床にこぼれ落ちるコーヒーを見て
呆然とするしかなかった。
朝のモーニングの時間帯もあり、従業員も対応に追われていた。
あぁ、やってしまった。
手元にあったビチョ濡れの包装されたお絞りを広げて、こぼれたコーヒーを拭くもたいした意味はない。
店員さん、早く助けて。
俯き加減で心の中でそう願っていた。
そして、1分後店員さんが来てくださった。
「拭いておきますので、違う席を決めてお待ち下さい。アイスコーヒーも代わりをお持ちしますので」
そのお声がけに少しの違和感を覚えたものの
悪いのは完全にわたし。ただひたすら謝るしかなかった。
心の中の自分は、「まずは大丈夫ですか?服にかかったりしてませんか?タオルをすぐお持ちします」この言葉がほしかった。
うーん、自分の性格の悪さに嫌気がさす。。。
周りのお客さんもチラチラこちらを見ている。
こぼした時は隣のおじさんが、「あーやっちゃったな」と他人事のように呟いている。
一刻もはやくこの場から離れたい。
逃げ出したい。その一新だった。
でも、新しいアイスコーヒーも入れてもらった。今は提供されたものを、ちゃんと頂いて最後に「ありがとうございました」と言って帰るのが筋だと自分に言い聞かせた。
開き直るわけではないが、こういうイレギュラーな対応が起きた時こそ、他のお店との差別化ができるチャンスなんだと思う。
少なからずわたしが従業員であれば
まずはアイスコーヒーをこぼした事よりも
お客様の状態を心配する。
まぁ、自分がそうしてほしいという願望がふくまれているのだが。
うーん。お店に迷惑を掛けたのは事実。
でも、そこで印象に残るプラスの対応ができればお客様側としては、お店に対しての「借り」が生まれるし、これからも利用させてもらおうという気持ちも生まれるものではないだろうか。
今のわたしの気持ちは、お店からしたらコーヒーをこぼした客という風にしか認知されていなくて、あまり良い風に思われてないと思い込んでしまっている。
1人の時間を過ごすのにピッタリなカフェでとても気に入っていたお店。
でも、なんかちょっと行きにくくなるなと感じてしまったり。
まぁ、繰り返すが不注意でアイスコーヒーをこぼしてしまった、わたしが悪いのだが。
お気に入りのTシャツとズボンがコーヒーまみれ。1日のはじまりは最悪だ。