映画を◯倍たのしめるようになった!
映画は福祉職や介護職の人たちの仕事に深みを与えてくれるのではないでしょうか。
なぜなら「映画」というメタファー(例え話)が、「生きづらさ」を理解する「ものさし」になるからです。
包み込むような愛「母性」と、規律と模範そして厳しさの「父性」、そのバランスが適度でないことで「生きづらさ」を抱えた人に育ってしまう。
生きづらさの原因の一つに生育歴があると思っていたが、「父性」「母性」という分かりやすいキーワードを測る「ものさし」を使うことで生育歴をより理解できるようになる。
ある人は母性に偏って「依存」が強くなる。
ある人は自分に厳しい真面目さ故に「鬱」になってしまう。
またある人は母性も父性も受け取ることなく、感情に乏しかったり、逆に抑えが利かず激しすぎたりする。
そのような人たちをより理解できるようになれそうです。
映画は「人」を観るものであり、人を観る仕事である福祉職や介護職の人にとっては、単なる娯楽ではなく、困っている人を理解し支えるための能力を磨くことができるものだと、この本に気づかされました。
これからは今まで以上に映画を楽しむことで、人生を楽しむことにします。