【介護職のあるあるを体験した】
『介護職とは心の仕事である』
19:30、路上で転倒、救急車で搬送された60代女性のAさん。
左足関節果部骨折…くるぶしが折れた。
副え木をして追い出されるようにグループホームに戻る。
アパート型のグループホームは、施設というイメージとは程遠いただの1Kのアパートです。身体障がいは全く前提としていないバリアだらけのアパートです。
筋力が衰えて松葉杖使えない、ケンケンできない、70キロはありそう。
身体介助の経験は少なからずあるけど、それは50キロが最重量。
筋力低下はまるで泥酔者のような重さ…
一緒に階段を登る
夜中にトイレに行きたいと電話があり
段差を乗り越えて行く。
翌朝、階段を降りるのは二人掛かり。
何故か受診も二人掛かり。
当直明け、2時間くらい付き合おうと思っていたら、満床のため別の病院へ行くことに。
検査、面談…
その間
共に待ちくたびれ
共に眠くなり
共にお腹を空かし
これが「あるある」だなぁと思いながら8時間が経った。
精神疾患があるAさん、穏やかに入院して欲しいという想いは、ひとまず達成しました。
職場では「私達の仕事は介護じゃないから」という言葉を聞きます。
残念ながら私は「介護の人」らしい。
同僚には理解できないマインドがあるらしい。
それが良い。
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