最高のスパ・サウナ『両国 江戸遊』の素晴らしさを伝えたいけど伝えたくない男の愛と葛藤。

サウナーです。よろしくどうぞ。まだまだサウナー1年目で、諸先輩方からすれば若造ですが、誕生日には聖地「サウナしきじ」に行くくらいにはサウナ好きです。最近のマイブームは友人をサウナ沼にハメることです。あらためてよろしくどうぞ。

私のホームサウナである最高のスパ・サウナ施設「両国 江戸遊」のご紹介をしたいと思います。しかしながら、本当は紹介したくありません。なぜなら客が増えると困るからです。

当然、施設を大きくすることはできませんから、客数が増えればその分だけサウナは狭くなり、水風呂も狭くなります。爆発的に客が増えれば、もしかすると洗い場も待ちが出てしまうかもしれません。また、客が増えるということは、望まぬ客も来るということになります。汗流しカットマンのようなお行儀の悪い方も出てくるかもしれません。(知らなかったならもちろん許します。)
「クチコミを書く」「レビューをする」という行為は、ソーシャルメディアの時代において、サービス体験そのものを変えてしまうくらい重大な価値をもっているのだと思います。

それでも私はどうしても両国江戸遊のクチコミを書きたい。いや、書かねばならない。なぜなら両国江戸遊へ愛を伝えなければならないから。まだ両国江戸遊に行ったことがない、これから行こうかなと思っている人がこのクチコミを見ることで足を運び、両国江戸遊の売上が上がるのであれば、ただでさえ120%満足している両国江戸遊のサービスがさらに向上し、両国江戸遊というサービス自体が長続きするのだから。

しかし、もしこのnoteをTwitterに投稿し、【4万RT 10.5万Fav】などついた時はどうする?その時は私が愛した両国江戸遊の姿はもうないだろう。私は、 両国江戸遊へ愛を伝える手段で、両国江戸遊への愛を失っていくのかもしれない。これが「ヤマアラシのジレンマ」ならぬ「サウナーのジレンマ」かフロイトよ。

今から、私は覚悟を持って両国江戸遊へ愛を伝えようと思う。

■両国江戸遊の基本情報

両国江戸遊は、JR両国駅から徒歩10分弱、都営大江戸線両国駅から徒歩5分のところにあります。11:00〜翌日9:00まで入館料2700円。ちなみに深夜料金が1:00〜6:00まで1時間ごとに330円かかるので+1650円で宿泊なら4350円で一泊できます。まぁ普通の料金です。ちょい高めと感じる方もいるかも知れません。
この料金内で2種類の岩盤浴がつき、館内着とバスタオル・フェイスタオルが1枚ずつついてきます。スパだったらフェイスタオルぐらい何枚でも使わせてもらいたいものですよね!!ほんと!もう!サービスの詰めが甘い!レビューなのにこんな事書いたらお客さん来なくなっちゃいますね^^

■ざっくりわかる両国江戸遊の素晴らしいポイント3つ

まずはなんと言っても綺麗2019年6月にリニューアルオープンしたので施設がめちゃくちゃ綺麗です。たぶん都内で最も綺麗な温浴施設だと思います。リニューアル前はもともと7階建てのビル一棟分で営業していたのですが、隣の空き地にもう一棟同じサイズのビルを建てて館内面積を倍にするという、かなりダイナミックな増築を行っています。新しく建てたビルの方に浴場を新設し、古い浴場は「湯ワーク」というコワーキングスペースにリノベして再利用しています。サウナ室は会議室になり、水風呂だった浴槽は天板が敷かれ円卓のようになっています。ここで行う会議はさぞ整うことでしょう。※女性フロアの事は知りません。取材させて下さい。

2つ目は、とにかく人が少ない。今、何時に行っても人が少なく、最高の環境です。大変失礼ですが、経営大丈夫か?と思うくらいに。土日のピークタイムでロウリュが行われる時はサウナは満席になりますが浴槽、休憩所、全てが空いている。本当に最高。「世界人口が多い都市ランキング」ブッチギリで1位の大過密都市東京では考えられないほど少ない。おそらく人が少ないのもその値段が理由かと思う。2700円ってまぁスパラクーアいけちゃうしね...。みんなスパラクーアに行けばいいんだ。本当にわかってるやつだけ両国江戸遊に行けばいい(過激派)。金で人のいない心地よさを買う時代がやってきている。

3つ書こうと思ったけど2つで十分に魅力が伝わったと思うからもう書かないことにした。綺麗・人が少ないに勝る価値がどこにあろうか。せっかくだしちょうどよくお客さんが来なくなりそうな事を書いておこう。全館禁煙、喫煙スペースは1つだけ(めっちゃせまい)。館内レストランのは質は普通です。外出て食ったほうがいい。両国はちょいちょい名店あるので(とんかつ「はせ川」「いちかつ」、ジンギスカンの「ゆきだるま」、両国ホルモン、つけめん「ごんろく」、あとちゃんことか。)再入館はできないので整った帰りに行こう。最初の下駄箱のシステムがほぼトラップなみに分かりづらい。行くたびにおじさんたちが罠にかかっているのを見る。あとなんだ、↑でも書いたけどフェイスタオル一枚だけなのはいただけない。たまに館内着がリニューアル前の古いバージョンのものを渡されることがあって、そっちにはポケットがついていない。リニューアル後の新しい館内着にはポケットがついてる「館内着ガチャ」を強いられるところ。書いたはいいけどそんなに我慢できないものでもないですね。そんなもんです。

■両国江戸遊のサウナ・水風呂・外気浴はどうなのよ

両国江戸遊のサウナは、ひな壇3段、ロウリュタイムあり、オートロウリュシステムあり、テレビ付き。木の香りがふわ〜っと香ります。新しくできたサウナらしく最新設備でとてもよい...。とにかく綺麗。時間によってか、まだルールが理解できてないけど、たまに室内が暗くなって足元の多色LEDがいろんな色に光ります。なぜ?

水風呂は15℃〜16℃くらい。浴槽内で一段下がったところがあり、肩までどっぷりイケる配慮がいいですね。あと、両国江戸遊ファンなら忘れてはならない「水バケツ」。水の溜まったバケツの下にたち、紐をひっぱればものすごい勢いで水が降り注ぐ。水風呂上がりキンキンに体が冷えたところで浴びる水バケツはむしろ暖かく気持ちいい。

外気浴は微妙です。半露天のスペース(天井が高く、上に窓があって風が入ってくるタイプ)があり、寝湯、薬湯の浴槽2つと、背もたれのない長ベンチがぽつんとあるだけ。しかし、江戸遊内でベンチを増やすかどうか検討中という噂を見ました。何かのインタビュー記事で。期待大です。
ちなみに、半露天スペースにある寝湯なんですけど、絶妙に水深が浅くなっていて寝そべると、ちょうどち◯ち◯だけが水面からコンニチハしてしまう結構恥ずかしい仕様になっており、仲間内では「潜望鏡の湯」と呼ばれています。ちょっとどうにかしてほしいな。

両国江戸遊、マジで最高なので、みなさん一回だけ来て下さい。いや、来なくてもいいです。人増えちゃうんで。


ありがとうございます。サポートが貯まったらみんなで飲みに行きたいですね。プロテインを。